年末の風物詩となった『2016FNS歌謡祭』(フジテレビ系)の「第1夜」が、12月7日に放送された。ジャニーズからは、TOKIO、KinKi Kids、V6、嵐、NEWS、関ジャニ∞、Kis-My-Ft2が出演し、番組を大いに盛り上げた。そんな「第1夜」の様子を、芸能ライターの佐藤結衣氏は、以下のように振り返る。
「ジャニーズ勢のトップバッターとして歌を披露したのは、TOKIOの長瀬智也さんでした。ゆずのおふたりと、アコースティックギターをかき鳴らして『宙船』を熱唱する姿は、本当に音楽が好きなのだということが伝わってきましたね。口にピックをくわえる仕草はとても色っぽく、長瀬さんの魅力が溢れるステージでした。そんな末っ子の活躍をTOKIOのみなさんが目を細めて見つめる姿も、心温まるものがありました。ジャニーズのなかでも、年長組が中心となって出演した第1夜は、それぞれの成熟したパフォーマンスはもちろんですが、和気あいあいとした先輩後輩の絡みなども楽しめる放送になったと思います」
『FNS歌謡祭』では、ディナーショーのように、他のアーティストやゲストがテーブルに着席して、舞台を見つめる演出が特徴的だ。NEWSの出演シーンでは、ステージから降りて各テーブルに近づく場面もあり、それぞれの性格が垣間見える瞬間となった。
「TOKIOのテーブルで『(国分)太一くん』と甘える増田貴久さん、KinKi Kidsを目の前に歌い『プレッシャー半端なさすぎません?』と重圧をはねのける手越祐也さん、そんなテゴマスの行動に『ナイスプレー!』と思ったファンも少なくないと思います。残念ながらカメラには先輩たちの後頭部しか映らなかったので、どんな表情をしたのかは定かではありませんが、おそらく愛ある塩対応だったのではないでしょうか(笑)。とくに、KinKi Kidsはそのあとも何度かカメラで抜かれても、一貫してピクリともせず、笑いを誘っていましたし。また、キャスターのモードとは異なるアイドル仕様のヘアスタイルで登場した小山慶一郎さんも、他の出演者たちが座るテーブルに近づき、コンサートのようなファンサービスを見せていました。そんな中、人見知りで知られる加藤シゲアキさんが、どのテーブルにも絡みにいけず『そんな姿に萌える』とネット上で盛り上がりを見せていたのも、微笑ましかったですね」
さらに、大きな反響を呼んでいたのが、関ジャニ∞のステージだ。映画『土竜の唄』の主題歌メドレーとして「NOROSHI」と「キング オブ 男!」を披露したのだが、映画の主演を務める生田斗真を横山裕が手を取ってステージへ。一緒に力強く踊るシーンも披露された。
「今では俳優として大活躍されている生田さんも、もともとはジャニーズJr.だったのだなあ、と懐かしくなりました。こうした飛び入りの演出や生の反応は貴重ですよね。関ジャニ∞の演奏にV6が大きな拍手を送ったり、さらに嵐の歌を関ジャニ∞がノリノリで聴いていたりと、見ていてとても温かい気持ちになりました。また、普段は見られないコラボが実現するのも、歌謡祭ならでは。ナオト・インティライミさんとキスマイの『AAO』や、秦 基博さんとV6の『Beautiful World』といった作詞・作曲を手掛けたアーティストとのパフォーマンスは、より歌の世界観が深まって見応えがありました。また、個人的には20周年イヤーのKinKi Kidsが『薔薇と太陽』を披露したのも感慨深かったですね。剛さんのギターと光一さんのダンス、そして2人の歌声。一見、相容れない個性なのに、心地よく融合してしまうのは、KinKi Kidsだからこその成せる技だと思います。KinKi Kidsは14日の第2夜にも“堂本ブラザーズバンド”として出演、16日には『堂本兄弟もうすぐクリスマスSP』も控えています。アニバーサリーイヤーを走り抜けるKinKi Kidsの音楽を存分に楽しめる年末になりそうですね」
全文は以下にて。
情報源: TOKIO、KinKi Kids、NEWS、関ジャニ∞……『FNS歌謡祭』第1夜の“ナイスプレー”振り返る(リアルサウンド) – Yahoo!ニュース