先日、Paul Wellerのギグに行って来ました~
彼は「Summer Sonic」に出演予定だったのですが、その前に単独ギグが決まってフェスティバル嫌いの私には棚からボタ餅で、久しぶりに御大の音に酔って参りました。
でも、会場に到着した時には既にギグは始まっており、それでも図々しく後ろの入り口から入らず、果敢に前方脇の扉をガバッと開けて入っていったワケですよ、もしかしたら端には隙間があるんじゃなかろうかと・・・。
そしたら、そのエリアがイングランド男まみれでして(笑)、私のようなオバハンが突入していっても、嫌な顔ひとつせず、もっと中に入れるよう体をのけぞってスペースを空けてくれるんです・・・なんかイギリスにギグを見に来たのかと錯覚するぐらい、今までに幾度となく体験した光景でして、なんかすごくしっくりきちゃいました。ウエラーのギグってイギリス人がいつもたくさん来てて、その雰囲気も好きなんですよね~。
で、側にいた20代後半ぐらいのイングランド人さんに(以下、英語ではありますが)、「これが1曲目?」と訊ねたら、「10分前に始まったよ」と言われ、思わず「え~、10分も逃しちゃったよ~」と言うと、「”たった”10分か、そこいらだよ」とポジティブなお返事・・・、そうねイングランド人には”たった”よね~・・・。
で、今回バンドにキーボードが加わってて、ドラムはStevie Whiteじゃないしで、結構サウンド的には不満があったわたくしではありますが、その意見がイチイチ周りのイングランド人たちと同じでして(笑)、しかも、彼らは若いにもかかわらずThe JamやThe Style Council時代の曲を演奏すると、すげぇ、ノリノリになるんですよ。私も久方ぶりに「Carnation」を聴いた時はゾクっとしましたが・・・。
ギグの後半に「The Eaton Rifles」というジャム時代の名曲を演奏した時は、もう飛び跳ねて歌いまくりでハッチャケちゃったんですけど、そしたらイングランド軍団の1人が「キミは古い曲を良く知ってるんだね」と言われたので「ジャムが初来日した時のギグから観てんのよ」と言ったらビックリしてました・・・・・。
たぶん、彼らには、少しはこのあたくしめも実年齢よりは若く見えていると思われ「このオンナ、一体いくつなんだ」という感じだったんでしょうな(爆)。で、インストの長い曲で、まったりとSteve Cradockのギターに酔いしれていると、突然ニョキっと目の前にビールの入ったカップが
Gyoっとして、その手の先を見ると、さっき質問してきた「子」が(←あたしにとってはね・笑)アイコンタクトで「飲みなよ」と。
あ~、やっぱYOUはイングランド人だね~・・・。
この人たちのおかげで、プチ・イングランド気分も味わえ、いい意味でゆる~く見れたから、すごく楽しくギグを見ることができました
正直、ライブハウスのギグは憂鬱だったんですよ~。
日本人って、踊りも歌いも動きもしないのに仁王立ちして自分の場所だけはキープしたがるんで・・・。
最後にはI enjoyed sharing the time!!って言われちゃいました。
観光客風情ではなかったですけど、サマソニに行くって言っていたので、きっとウエラーより若いバンドのファンなのかもしれませんね。
それにしても、イングランド人って一体どこまで親切なんだろ
そうじゃない人もいっぱいいるようですが、なぜか私はイングランド人好きのオーラが出ているのか(ほら、良く犬好きの人にはそのオーラが出てて、犬もわかるって言うじゃないですか)、いつもイイ人とおもしろい人ばっかり当たるんですよね~・・・、もちろんウエラーも含め