デビュー20周年を迎えるKinKi Kidsが29日、東京・日本武道館で全国アリーナツアーを開幕させた。同所はCDデビュー前の94年に初めてコンサートを行った思い出の地。メモリアルイヤーに、ファンとの距離をもっと縮めたいという思いを込め、ツアー会場をドームではなくアリーナを選んだという。
青と赤のペンライトが揺れる日本武道館に、KinKiの2人が21年ぶりに帰ってきた。大ヒットを記録したデビュー曲「硝子の少年」から、11月2日発売の新曲「道は手ずから夢の花」まで、20年の軌跡をたどるような曲目にファン1万5000人の大歓声が鳴り響き続けた。
94年12月31日、初コンサートを開いたステージ。当時はまだCDデビュー前で異例のことだった。堂本剛(37)は「寮でジャニー(喜多川社長)さんから『ユーたち、武道館でライブをやっちゃうよ』と言われまして。お客さんが来ないのではと思いましたが、その一言から何かが動きだしたんです」と振り返った。
20周年を迎えるにあたって、考えたのはファンとの距離だった。堂本光一(37)は「2~3年前から、こちらからファンの皆さんのもとに行くのは、どういうことをすればいいのだろうと話していて、それならタイミングは20周年がいい時期だとなりました」。18年連続でコンサートを行っている東京ドームをはじめ、ドーム公演は毎年行っているが、観客席との距離が近いアリーナでツアーを行うことを決めた。剛が「ご近所さんくらい近いので、ファンの皆さんの反応との相乗効果で面白くなっていくと思います」と話すように、この日はリフターと呼ばれる上下するステージを使い、2階と3階席に近づく演出でファンを喜ばせた。
恒例の年末年始のドーム公演開催も発表した。元日は09年以来、京セラドーム大阪で行い、地元で年明けを迎える。これまで東京ドーム公演を大みそかにも行ってきたが、今年は12月22日と23日。NHK紅白歌合戦初出場も可能なスケジュールとなったが、光一は「期待してもらうのはありがたいですけど、僕らは身を任せるだけですから」。それでも「20年を機に新たな刺激を提供していければと思っています」とファンへの思いを口にした。
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情報源: KinKi Kids21年ぶり武道館でツアー開幕 – ジャニーズ : 日刊スポーツ