Bad Desire 悪い誘惑

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KOICHI DOMOTO / BPM CDレビュー

Track #1 Bad Desire

まず音楽よりなにより歌詞が気になって仕方ありませんでした。
だって、なんか芸術性がないというか、SEXの衝動についての歌詞から何を学んで、どう楽しめばいいのかしら?って思っちゃう。
何かもっと違うジャンルの表現はないのかと。
ダンストラックだからダンスが引き立てば良く、歌詞はあまり重要視してないんだろう事は察するに容易ですが、あまりにもクリエイテイヴィティーが感じられない歌詞はちょっと苦手です。

それより何より耐えられないのが、光一さんのヴォーカルや音楽自体の品を下げてるようにも感じる女性のバッキングヴォーカル。

ごめんなさい。はっきり言って。

でも、こういうあえぎ声みたいなファッグヴォーカルって光一さんに必要??
私は好きくないっす。ミスマッチだと思う。

こういうのは未さんとか、西仁くん辺りのアルバムで存分にやってちょーらい。と思ってしまいます。

光一さんが入れてるB.Voだけで、十分ではないかと思いますんでね。

Bad bad badのリフレインにしても、やはりマイケルの「Bad」を意識してると思われても仕方ないですしね。
なんかもうヒトヒネリ欲しかった気がします。

また、音楽的にも、特にアレンジのヴァリエーションにおいては、かなりパターン化されてきた事は否めないと思いました。

「Falling -2009-」で開拓したシンセのピコピコサウンド(ここではホーンだと思いますが)が、このトラックにも登場してます。

とにかく、B.Voと歌詞が気になって、ヘッドセットでじっくり音楽だけに集中する事ができませんです。
光一さん自信のトラックらしいのですが・・・

ただ、リズムを刻む楽器数(というか、サンプル音)が少ないので、BGMがすごくスカスカに聴こえるんですが、実はものすごく肉厚に音を重ねています。

ちなみにリズムは、裏打ちのバスドラとスネア(或いはクラップ)が主で、時々ハイハット、0:36あたりからは更にシンプル化して、シンバルのライドのみになり、その後バスドラキック、シンバルのスマッシュなどが入って、0:50くらいからスネアとシェイカー(或いはタンバリン)が加わるという展開なんですが、1:40~の同じセクションが繰り返される時は、0:36~の展開と同じコンテンツを繰り返えさないんですよね。
相当複雑に音作りをしています。

光一さんのリードヴォーカルはコンプレッサーで圧縮されているようなアレンジで、B. Voに関しては更にコンプレッサーが効いてます。
このトラックのキーとBPMは今の光一さんの音域に最適なんじゃないかなと感じました。

つづく

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