先日のニノの「情熱大陸」を見ていて、彼が「”自分”が出るとやっかいだ」って言っていたのを見て、つくづくプロだな~と感心しました。
『アイドル』という役割を担っていて、それは政治家や教師や医者と同じように専門的な技術を持ったイメージ商売なんだな~と。
ニノのように「自分」を脇に置いておけた方が、オンとオフのスイッチも入れ替えやすいかも・・・。
ずいぶん前に團長がオールナイトニッポンをやっていた時、元光GENJIの山本淳一くんがゲストで出て「キャーキャー言われることも嬉しかったけど、誰かを楽しくさせている、自分を見ることで励まされる人がいるからできた」と言っていたんですよ。
大変失礼な話なんですが、当時の彼にそんなプロ魂があったようには全然感じられなかったので(苦笑)、ちょっと驚いたんですよね。何か私の中での光GENJIって自己主張の押し付け合いグループにしか見えなかったんで・・・。
なんで、こんなに長々と前置きしたのかと言うと、今回のミヤケンラヂオのオープニングが、エコ健ちゃんの影響で環境経営学を学ぶために大学に入った方からの「感謝」のお便りだったんです。「健くんのおかげで将来の目標が決まった」と。健ちゃんは「スズメの涙程度の社会貢献ですけどね」と謙遜していましたが、アイドルとは言え絶大なる影響力があるもんだな~と、改めてちょっと恐ろしくも感じたワケで・・・そんな責任の重い仕事を、みんああの若さでやるんですからね~、尊敬に値しますよ、ホンット。
このお便りについて、さらに健ちゃんは『一秒の世界』に出演したことに言及。「思うんですよ・・・ヒトは危機迫るものがないと気づかないんですよね。気づくのが遅い。13階段を上ったところで”わぁ~”って気づいてもねぇ・・・。でも、なかなか行動に移せないのも分かるんですけど。できることからコツコツと・・・そんなことも言ってられないぐらい地球はヤバイんですけど・・・個人レベルで少しずつ出来ることをして、皆さんもよろしくお願いしまーす」。
さて、本日のメインイベントは風呂敷のお話。
京都・和文化研究所「むす美」の風呂敷アートディレクター山田悦子さんをゲストに呼んで風呂敷についてお勉強。まさに健ちゃんにピッタリな「和」と「エコ」との融合ですね。
そもそも、この研究所が経営する風呂敷専門店が原宿に出店していて、そこを三宅さんがプライベートで訪れたことがきっかけだったそうですよ。
風呂敷で包めないモノはないと聞くと、健ちゃんは「昔の人ってあなどれないですよねー」。この言葉を受けて山田さんは「先人たちの知恵と技の結晶」と、すごく的確な表現で言い表しておりました。風呂敷は1000年以上形が変わっておらず、日本だけでなく世界中におなじようなモノがあったようですが、日本人の器用さと美意識があってこそ現代でもなお使われ続けているのだろうと・・・ふむふむ。
ここで三宅さんからご質問「風呂敷って、どうして触り心地がいい素材なんですか」。これに対しては「健さんが(自分は不器用ですから・・・ってか)持っているのは”ちりめん”で、絹でできているからふっくらとしたドレープ感が出るので包みやすく、日本人の美意識に叶っている」とのこと。
さらに「結び目がしわくちゃになっちゃうんですけど、どう手入れをしたらいいんですか」と私物の風呂敷のお手入れ方法を質問(笑)。絹なので水洗い不可、アイロンはあて布でとアドバイスを受けていました。
包み方についても「山田さん、毎週来て下さいよ。毎週1コ(包み方を)覚えていったら、相当覚えられるよ」ってか、あーたの性格じゃ、覚えたはじから忘れていくと思われ・・・。だいいち持続すんだか(溜)。
なぜ、健ちゃんが風呂敷を求めに行ったのかと言うと「ボクはプレゼントするのに絶対ラッピングするんです。でも、ラッピングってどんなにキレイにしても、すぐに捨てられちゃうから3分勝負じゃないですか。どうせ包むんなら(ゴミにならない)風呂敷がいいのかなって」。
んだ、んだ、風呂敷そのものもプレゼントになるもんね。
しかし、どーよこの繊細な(岡田准一にはない)乙女心
最後に「いろんなモノが包めるって言われても”難しい”ってイメージがあるから、小学校とかで風呂敷使う習慣を作ればいいのにね、頭も柔らかくなるし」とご提案。
実際にある図書館では本をいれるバッグをトートタイプから風呂敷に変えたところ、本を大切に扱ってくれるようになったんですって。すごいね
「簡単で便利になるとモノをぞんざいに扱うことにつながるから、そういうことを見直す為にもいいですね」と締めくくっておりました。
曲はDefTechの「Future Child」。
キーワードは『たちつてと』の「て」。
天丼大盛り!の「て」(こんな一言で終わるなんて・・・)
ふろしきと手ぬぐいの本―包んで、飾って、まとう布
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