昨年大晦日に放送された「第67回NHK紅白歌合戦」の分刻みでの視聴率と歌手別では大トリをつとめた嵐がナンバー1を獲得したことなどを、各スポーツ紙が報じている。
各紙によると、嵐がスペシャルメドレーを歌唱中だった午後11時35分に43.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)を記録し歌手別でトップを獲得。
2位は、主演のTBSドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の主題歌「恋」を歌った星野源で42.9%。ゲスト審査員で星野とドラマで共演した新垣結衣が“恋ダンス”を披露するかもと注目されていた。星野と並んだのがゲスト出演したピコ太郎。シン・ゴジラの迎撃企画で「PPAP」と「第9」のコラボバージョンを披露した。
以下、初出場のKinKi Kidsは41.9%、お笑いコンビ・オリエンタルラジオが率いる「RADIO FISH」が41.7%、英・ロンドンから中継の宇多田ヒカルが41.6%。人気CMソング「海の声~みんなの海の声バージョン~」を歌った桐谷健太は41.3%だった。
「エンディングにかけて視聴率が上がるのは毎年のことだが、テレビへの露出が多い人気者たちが数字を取っている。その代わり演歌歌手のところになると軒並み視聴率を下げてしまっている。歌手の年齢層のバランスも重要だが、視聴率からは、もはや、演歌歌手のファン層である高齢者があまり紅白に関心を示さなくなっていることが読み取れる」(テレビ関係者)
事実、放送1回も会場のNHKホールの観客席に座らず「謎の演出」として話題になったタモリとマツコ・デラックスが登場した場面では視聴率がアップしていた。