マスコミ取材も入ったシネマート新宿での初日舞台挨拶に行って参りました。
生松ケンを拝むのは、DMCの公開時以来ですが、あの時は「カムイ外伝」を撮っていたので、色も黒くて顔もシャープでシュッとしてたんですが、今日の松ケンはいつにも増して”もっさい”(笑)。
常々、もっさいキャラだとは思っていましたが(そこが好きなんだけども)、いや~あれだけ正々堂々ともっさいとは。このルックスで「ノルウェイの森」を撮ってるってことが不安で一平ちゃんなんですけど(笑)
でもね、おめめキラキラだった(ここが卑怯なところなのよね)。
黒いスーツの下は、得意の手書きシャツだったのですが、これまで着ていたタイトルver.とは違って、全貌は見えませんでしたが、おそらく「DONDANS(どんだんず)」と書かれていたように思います。
髪を後ろからぜ~んぶ前に持ってきたカッパ頭でしたが(笑)、これね、前から見てる分にはまだマシなんですけど、サイドとバックから見るとあり得ない感じで・・・(爆)。イメ-ジダウンになりはしないかと、ちょっとハラハラしました。
相変わらず、壇上に上がるなり、額が膝につくぐらい深々とお辞儀をして、その後もトークが乗ってくるまでは、キョトキョトと落ち着きがなく(笑)、「あ~、いつもの松ケンだー」って感じでした。
話してくれた内容は、まぁ、これまでにも良く聞いた(あるいは雑誌などで読んだ)内容をなぞってはおりましたが、お客さんの中には新鮮に驚いたり笑っている人もいたので、いわゆるコアファンじゃない、本当に普通に楽しんでくれているお客さんがいるんだな~って思いました。
松ケンの映画を見に行く度に思うのは、客層が映画によって全然違うこと。
「L」の時は高校生や若い人がいっぱいいたし、「人のセックスを笑うな」は圧倒的にカップル(まぁ、渋谷の単館上映だったこともあるけど)、DMCの時は20代前半の男女中心で、男性が4割ぐらいいたし、今回は親子連れもいれば、ひとりで来てる男子もいたし、もちろん女性がいっぱいですけど、20代ぐらいの方が圧倒的で、あとは30代は飛び越して40代以上って感じだったのが興味深かかったです。
もちろん、双眼鏡でガン見しているのは私ぐらいなもので・・・、客層が違うって、わいが一番違うかったのかも。
さて、トークの内容ですが
麻生久美子さんについて
松ケンが撮影現場から2時間ぐらい離れた地元の定食屋の話を麻生さんにしたら、麻生さんがわざわざ撮休の時に行ってくれて、定食をおみやげにして帰ってきてくれたとか。自分が行ってもサービスしてくんないのに、麻生さんには大サービスで・・・とも。でも、松ケンは店の人にその定食のタレを貰ったことがあるそうです(笑)。
あとは「麻生さんはとても素朴な人で(と言った時、思わず私は「YOUに素朴って言われるって、一体どんだけ素朴なんだよ」と心の中でつぶやいてしまいました)、(定食屋の一件について)今までそんなことしてくれる人はいなかったから、すごく”近い”感じがした。みんなが麻生さんと仕事をしたがる意味が分かった」とも。
監督と松ケンが話していると(結構イイ話してた)、何やら麻生さんがモゾモゾ動き出し、気になった松ケンが思わず「どうしたんですか」と、麻生さんを見ると「ブレスレットが服に引っかかっちゃって」と気まずそう。
途端に「もう、3回目ですよボクの話を止めるの(お客さんに向かって)今日3回なんですよ、1回はくしゃみして、2回目はブレスレット落として・・・」と言ってる側から、ブレスレットを落とす麻生さん。
松ケンと横浜監督は失笑していました(笑)。
麻生さんって天然ちゃんだったのね。
陽人の役作りについて
「たえず動いていなきゃならないんですけど、演技として頭で考えて動くと、どうしても動きが小さくなってしまって大変でした。でも、だんだん(役が入ってきて)自然にできるようになって、そしたら”どんだんず”(という、妙ちきりんな鼻歌がある)とかも自然に出てくるようになった」と説明してました。
最近身の回りに起きた(だったかなー、”撮影中に”だったかも)ミラクル
「同じ青森出身の監督と、青森で映画が撮れることがミラクル。監督には本当に感謝しています」と回答。
横浜監督は「お二人に出演して頂いて、映画が撮れて、それがこうして公開できて、お客さんが見に来てくれて・・・これこそがミラクルだと思います」と、実感のこもったコメントが印象的でした。
あと、もっといろいろ話したんですが、今は思い出せないや。
さて、ちょっとレポが長くなったので、映画の感想はまた後ほどとしますか。