いや~、珍しく本編を一気見してしまいました。
まず、インタビューを先に見て、それから本編を見ただけなんで、まだ、MC集や待ち受け集、マルチアングルはこれから少しづつ堪能したいと思います。
でも、改めて濃密で精度の高いパフォーマンスにシャッポを脱いだぜ。マジで見ごたえありましたね~。
そして、ライブで見た時と同じく、やはり健ちゃんだけにこだわらず、全体を素直に楽しめました。DVDでもライブと同じぐらいの迫力と躍動感があったのには、ちょっと驚き。
ハイビジョンカメラじゃないのが残念ですが・・・。
とは言うものの、やはりライブでしか伝えきれない演出と言うのも多々あるので、やっぱり例え席は悪くても、この目で見ておくことは重要だな~って思っちゃいました。特に、トニカミに分かれるところ(カミがどんどんバクステへと下がって行く演出)は、DVDでは描ききれていませんでしたね。あそこはゾクゾクするほどカッコ良かったので、2画面分割で見せて欲しかったな。
ってか、あの曲ってマルチアングルになってるんでしたっけか
インタビューを先に見ていたせいもあってか、より冷静に分析できたし、映像だと細部も見れるので、メンバーが話していたポイントが確認し易かったです。インタビューは特に新しい情報はなかったんですけど、”最初から全体像が見えているのは演出担当の岡田くんだけ”って言う点には、言われてみりゃ確かにそうだな~なんて新鮮に思ったりして。
やっぱり、岡田くんっていう人物は映画の仕事や、クリエイターさんとの関係が深いので、ゼロから作り上げてく作業をずっと傍らで見てきてるんですよね。特に演者としては、演出家に細かく動きを決め込まれたりして、そこは忠実にやりながらも疑問があれば自分の意見も述べて、その場で昇華しながら進行していく現場を多く踏んできていると思うんです。
コメディとかも、行き当たりばったりのアドリブは、あくまでもライブ感から生まれる”ほんの一瞬”のアクシデントなので、意外性という面でウケるだけであって、モンティ・パイソンだって、ドリフターズだって萩本欽一さんだって、緻密に計算して笑いを作っていたんですからね。計算があった上での”笑い”って、なんか矛盾するようですけど必要なんですよね~。
今回の岡田くんは(表現はマズイかもしれませんが)「V6を演じさせる」ことに徹底していたのかもな~って思いました。だから、この曲ではこういう表情して、とか、ここで”○○くんらしさ”を出して、ってリクエストになったんだと思うんです。メンバーの持っている個性を、ソロ曲なしの「常に6人」という縛りの中でどう引き出すか、ここにフォーカスした戦略は見事に成功していたと思います。
そして、岡田くんの熱意に呼応して、終始集中して丁寧なパフォーマンスを見せた5人のひたむきさ、これが何とも美しく迫力のあるステージを生み出したんだと思うんです。いや~、DVDでもこれだけ見ごたえのあるライブってなかなかスゴイんじゃないでしょうか。
激しくリピートしてしまいそう。
V6のライブDVDって(健ちゃんソロとマルチアングル抜かしたら)せいぜい2回ぐらいしか見ないんですけど(笑)、きのう見たばっかなのに、また今夜も見たいもん
余計な雑味を一切除いた生一本の旨みを、是非多くの皆様に味わって頂きたいものです。