The Rainbow Star Live Report 2006.4.10

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クラブっぽい内装に血が騒いだりして・・・
例によってネタバレ情報を一切遮断してのライヴ参加でしたが、この時期に初参加したのは私だけってくらい、完璧浮いてました。ブログにも記載しましたが、会場は公演前に通りがかっていたので、どんな雰囲気かは把握していたつもりでいましたが、中に入ってびっくり!なんとも素晴らしいクラブ風の空間になっていて、血が騒ぎましたです(笑)。何もかもが紫を基調としていて薄暗く、80年代の懐かしいクラブ系の音楽がガンガンかかってました。(でも中にいる方たちはクラブ系というより、ディズニーランド系でしたけど・・・)また、ENDLICHERI☆ENDLICHERIのロゴ入りのベンチが置かれていたり、エントランスから入って直ぐの場所には、ENDLIサイトにアクセスできるコンピューターが設置されているタワーみたいなのがあって、空調機からトイレから、喫煙室からグッズ売り場まで、何もかもにプロデュースが行き届いていて、普段通い慣れた会場では出せない手作りの温かみやこだわりが実感できるスペースになっていました。
OHPモニターが2台あり、そこには本物のENDLICHERIちゃんが映し出されていて、彼らの水槽にお邪魔している事を思い出しました。またCowardのレコーディングやライヴのリハのドキュメンタリーが流れ始めたのですが、がっついて見ていたのは私くらいでしたので、皆さんももう散々見ているんでしょうね・・・。
会場がテントだからきっと外からサウンドチェックが聞けちゃうんだろうと思い、早めに行ったのですが、中々始まらず。もう終わってしまったのかも?というタイミングとも思えたので、ホーンセクションの方々のサウンドチェックが終わった(?)時に、じっとしていられない性質の私なので、そそくさと外へ。
一つむかついた事があるのですが、最初に書かせてもらっていいですか?これはジャニーズファンが集まる場所でよく所見する事でもあるのですが、Be-Goのエンドリヴァージョンやハッピーバースデーのボードやケーキの写真を撮る時もそうなんですけど、前を陣取った人たちって、撮り終わってもずーっと名残惜しそうにしていてどかないの。撮り終わったんだから、ちゃっちゃと次の人の為にずれたり、どいてくれたりすればいいのに、いつまでも前に張り付いてるんですよ。アーティストが人への思いやりや優しさについて、あれだけ良い話しをしてくれても、何も浸透しないのね・・・って、いつも感じてしまいます。特にライヴ後のあの殺気だった“我先に”戦争とかも。サッカーや野球の試合の方がよっぽどマナーが優れていますね。

会場に入るとこれまたビックリ、すごく良い意味で質素なんです。恐れていたほど広くなく、でもステージは想像したより広くて。客席中央部天井からミラーボールが下がってる位で、ライヴのパフォーマンスを大きく映し出す為の映像モニターはなく、ライティングや卓などは全て最後列の後ろの足場を組んだ上に設置されていて、野外会場みたいな感じ。PAは良かったと思いますが、やはり野外っぽい音でしたでしょうか?私の席は幸いにもサイドの段がある席だったので、全体の見晴らしがよくてすごくエンジョイできました。下のアリーナ席だと平坦だからBブロックの後ろ位からよく見えなくなっちゃいそうだったから、Aブロックじゃないなら(←相変わらずのハイ飛車ぶり)、段のあるサイドが良いなぁと思っていたので、大当たりでした。(本当はAブロックの一番前に越した事はありませんが・・・)会場には、マドンナ「Vogue」やKinKi Kidsがカバーしている事でも知られている「Hold On I’m Coming」等がエアーされていました。

私が入場した時には、お客さんのほとんどが後方の卓のある方を見上げていて、VIPがいると思ったので、迷わず確かめに行きました。(こらっ!)私には誰だか確認できませんでしたが、色々な名前が飛び交っていました。

手拍子にビックリ!剛さんヴォーカルに圧倒!
客電が落ちると怒涛の手拍子!ものすごい手拍子の嵐!もうビックリしました。剛さんがスポットライトを浴びるととんでもない大歓声!会場が狭いって素晴らしい!熱気がハンパなく伝わりました。なんたって同じ声援の量でも、空気が全然違いますから。これだけでテンションがアケ♀アゲ♀になりますよね。そして気付けば皆さんバッキングヴォーカルの方たちと一緒に踊ってるんですね。初参加だし、剛さんしか見る余裕のない私だったので、バックに目をそらすのはもったい気がして、自分勝手に好きに踊らさせて頂きました。でも「Chance Comes Knocking.」の時は剛さんがフリをしていたので、それには参加できました!!彼のソロコンを最後に見たのが、さいたまアリーナじゃないですか?やっぱ今回の会場での盛り上がりとの差は歴然としていますね。

「ENDLICHERI☆ENDLICHERI」のオープニングは、前回のツアーと同じ様にCDの音源(?)から始まって、徐々にバンドになっていく手法だったと思います。衣装は例のミュージックステーションに出演した時のハデハデのスーツにキンキラの生地の巻きスカート(?)。髪はぺたっと撫で付けてて、ヒモで押さえてる例のスタイル。そしてサングラス、指輪、etc。例によって剛くん以外には決して思いつきもしないようなファッションでございました。
「ENDLICHERI☆ENDLICHERI」が終わると、皆さんが一斉にポーズとってるの、サタデーナイトフィーヴァーみたいな。TOKIOや氣志團のライヴみたいに、ステージと会場が一体化していて、完璧私だけ置いてきぼりでした。
「Blue Berry」では、剛さんのヴォーカルに圧倒。そしてお祭り騒ぎの客席にも。サングラスに隠れている剛さんの表情も心なしか活き活きしている感じがしたのは気のせい?
「闇喰いウィンド」~「雄」と続きましたが、会場のテンションやバンドと剛さんのパフォーマンスにぐいぐい引っ張られて、感想を持つ余裕などなく、ひたすらダンス!ダンス!ダンス!これこそがライヴの楽しみ方です。しかし「雄」って、めちゃくちゃノレちゃいますね~。これ意外!久しぶりにエアギター弾いちゃいました。
この日は朝から雨模様で寒かったので、冷え性の私はがっつりタートルネックのトップを着てたのですが、大後悔。この時点で汗だくでしたから。

今回のステージは、前回の様にバンドがオーケストラの様に完璧バックで演奏している感じではなくて、ステージが狭いせいか剛さんとの物理的な距離も近いせいか、ステージにいるのは、正に“バンド”っていう感じが伝わってきました。剛さんはギターを弾かない?と思いきや、確か「雄」ではテルミンや鈴などで参加。彼の立ち位置後方にテーブルがあって、その上に2~3楽器が置かれていて、即興で音を差し入れているようでした。確かフットペダル(?)もあった様な気がします。何の為かは、確認できませんでしたが。

Happy Birthday セレモニーに感無量・・・
この日は誕生日という事で、「雄」のアウトロに続いて「Happy Birthday」が演奏されました。私は「え~、もうやっちゃうの??」って思ったのですが、剛さんも同感だったようです。何かあるとは思っていても、このタイミングだとは思わなかったと何度もおっしゃってました。テルミンを良い感じにいつもより多めに入れていたのに、”ハッピーバースデー”が始まったみたいな事を嬉しそうに。
ライヴで客席と初めて歌う剛さんへ捧げる「Happy Birthday」は、やはり感無量でした。この場にいれた事を神に感謝しながら、参加できないファンの分も心を込めて歌いました。剛さんは「Happy Birthday, Dear オ~レ~, Happy Birthday To Me」などとおどけてご自分を祝福。同時に長方形のバースデーケーキがワゴンに乗って登場。剛さんの良き理解者であるというジャニーズエンターテイメントのご担当者様もステージに登場されてました。剛さんはお礼の言葉の後に、ロウソクを一息で吹き消しました。(そうよ、バースデーケーキのロウソクは一息で消さないと願いが叶わないのよ~)ショウコさんとおっしゃる方がバックメンバーを代表として、2株のソメイヨシノをプレゼント。1株は剛さんへ、もう1株はお母様へ。その他にもソメイヨシノの枝や紫の花が入った花束贈呈。花束の中の紫のお花は、後にギターに挿していました。ところで剛さんが紫をエンドリプロジェクトのコンセプト選んだのって、奈良→仏教→一番位の高い色だからとの事ですが、奈良のルーツを色で取り入れるなんて、さすがのこだわりですね。“紫の座布団の色”と説明を加えていたのが、分かりやすくて笑えましたが・・・。紫と言えば、かのプリンスやTOKIOの松岡くん、氣志團のトミーのカラーでもあるし、京都パープルサンガも剛さんと同じ理由で紫をチームカラーにしていますね。

食べれなくて可哀相な客席の私達のために、バースデーケーキと記念撮影する事になり、『SNOW!SNOW!SNOW!』のジャケ写を担当されたカメラマンの方が会場の写る範囲の皆様を含めてバンドとケーキを囲んで記念撮影。数々あった印象的なバースデーセレモニーの中でも一番傑作だったのは、上田ケンジさんから届いたバースデーカード。剛さん宛のは、普通のバースデーメッセージなのですが、もう一通あって、それは剛さん宛ではなくベースの方宛で、内容も「はじめまして」のみ。会場大爆笑でした。また剛さんは、「昨日は山Pの誕生日でした」とも言ってましたが、この夜唯一ジャニーズさん関係の名前が出てきた瞬間でしょうか?(後半、ちらっと“キンキ”や”SHOCK”の名称が出たりはしましたが)ちなみにファンの「おめでとう!」にも、いちいち「ありがとう!」と応じてました。またMC中に突然改まり、「ただ今、ニュースが入りました!外ではすごい雨の中、200人くらいの方が立って聞いて下さってるそうです」と告げられると場内の目線は自然と壁の向こうへ・・・。剛さんも「風邪ひかないでね」と心配そうに言ってましたよ。外に200人!この雨で寒い中・・・!まあもや感無量に・・・(T T)

「A Happy Love Word」~「ソメイヨシノ」
バースデーの為に駆けつけたこの日が出番ではなかったバンドメンバーも含めての「A Happy Love Word」は、きっといつもより豪華なサウンドだったはずです。こういう即興の醍醐味があると言うのも、バンドなら当たり前なのでしょうが、ジャニーズのライヴでは稀なので、改めてその素晴らしさを実感。ところで剛さんのギターですが・・・、ソロはやっぱ、まだまだかなぁ。ところで「濡れ鼠」を演奏した辺りで、きっと過去の曲はやらないんだなぁと察しました。
あまり演奏やその他の詳細がレポ出来てないのですが、とにかく会場の空気に完全に溺れていたせいか、記憶が働いていないのです。曲と曲の間にメモった文字も、何を書いたんだか読めないのが多くて・・・。
「美しく在る為に」では、私のお隣の方がひくひくと声がするくらいさめざめと泣いてました。美しい照明の中、泣きのギターが悲鳴を上げるようにプレーされ、痛々しい歌詞が剛さんによって歌われると、今まではっちゃけて波打っていた客席も剛さんのヴォーカルに魂を引き抜かれた様に立ちすくんでいました。長瀬くんも以前ラジオか雑誌で言ってたと思いますが、バンドで歌うのってカラオケで歌うのとはワケ違うんですね。ノドで歌ったらつぶれてしまうし、肺で歌わなくてはならない。じゃないと電気を通している楽器やドラムに負けちゃうんです。特にホーンなんか入っていたら、相当の声量がないとヴォーカルが前に出てこないと思います。それを踏まえて上でも、つくづく剛さんのヴォーカルはパワフルで素晴らしい。ジャニーズ歴代随一と思いますね。

会場もしっとりとしたムードに包まれると「美しく在る為に」の歌詞の説明が始まりました。歌詞の説明って普通なら歌う前にすると思うんですけど、それはまぁいいでしょう。毎回自然なタイミングでMCに入るので、立ったままの方もいれば、座る方もいる感じが通常のジャニーズさんのライヴ形式と違っています。私もそうでしたが、生まれて初めてジャニーズさんのライヴに行った時に、キンキさんが「ここからはどうぞお掛け下さい」と促された途端、会場中が一斉に着席した時は、マジでビビりましたから。去年TOKIOのライヴに初めて参加したジャニーズのライヴがはじめての友人も同じところで、目を丸くして驚いてましたっけ。「えっ、何、これ?お座り下さいって言ったよね?」みたいに。

MCの内容は、10代から仕事を始めて、10代で経験しなくてもいい様な厳しい言葉があった。そんな状況下の中でも、冷静な視線で自分、仕事、様々な人との関わりを理解しようと務めた。人は自分が美しく在る為に人を傷つけてしまう事があるなどについて淡々と語ってました。彼が何を言いたいかは充分理解できるのですが、なにしろ主語が特定されていないので、受け取る側としては時折もどかしく感じます。私も生れた時から絶え間ないほど、人生の修羅場を抜けてきましたが、乗り越える度に何かが残るものです。剛さんの場合は、こうして素晴らしいアートが残るんですね。だkら幸せが恐い気持ち、私にもそれなりに分かります。

ファンなら既に知っている「ソメイヨシノ」誕生秘話やお母様がライヴにいらしてる事などについても語ってました。「あんたが皆さんに祝ってもらっている姿が見たいと言って、今日は母も会場のどこかにいます」みたいな事を言ったので、私も思わず無意識に会場を見渡してしましました。(だって、そっくりなんでしょ?)記者会見の時にも語られていた「あなたの子供として生まれ変わりたい」発言や「僕を生んでくれてありがとうと言ったら、私の子供に生まれてきてくれてありがとう」と言われた事などのエピソードが語られました。私の家庭環境ではありえない会話と言うか、親子関係なので、本当に羨ましいです。私なんて小さい頃から母から優しい言葉なんてかけて貰った記憶はないですからね。それだけで彼は幸運だと思えますが、何故かしんみりしちゃうんです?!
どのタイミングか忘れましたが、お墓参りに行った方がいいよ。と言って、お墓参りの時のお線香のお話をされていました。なんでもいつもお墓参りに行く時は雨なんだそうですが、激しく降っているのに、お線香だけが消えずに煙を上げていたそうで、お供えのものはびしょびしょなのにと不思議な体験について語っていました。
また、あの時言っておけば良かったという後悔をしない為にも、「ありがとう」とかの感謝の気持ちは素直に直ぐに伝えといた方がいいみたいなお話もありました。とにかく心に訴えてくるすごく良い話を沢山してくれたんだけど、ライヴが終わると皆さん我先にとがつがつ人を掻き分けて出口へ殺到してましたよ、剛さん。トホホだよねぇ。
そう言えば、何かのタイミングに会場の後方から「みんなの思いは伝わってる?」みないな問いかけがありました。よく剛さんにこの声が届いたと思いますが、剛さんは「(当たり前じゃんみたいな言い方で)伝わってるよぉ・・・」と力強く応えていました。「ガンガン伝わってるから、ここに立ってる」と。確かにライヴを通して彼の真意は伝わっていたけど、言葉にされるって“やっぱイイ”。

「ソメイヨシノ」は、剛くんもバンドもそして会場の私達も含め、会場のどこかにいらした剛さんのお母様を思い浮かべて聞いていたと思います。会場のどこかで涙していらっしゃるんじゃないかと・・・。そして、会場のあちらこちらからもすすり泣きが聞こえました。剛くんもきっと外にも届くようにとひと際力を振り絞ってパワフルに歌っていたと思います。

ファンとのコミュニケーションが楽しかった!!!
メンバー紹介の時は、MC並みに長かった感じがしました。でも剛さんとファンとのやりとりがごつ楽しかったです。こう言ったら語弊あるかとは思いますが、一番楽しかったかも。だって“KinKi Kidsはファンから遠い”という固定したイメージが私の中に存在してるので。私が参加経験があるライヴでは、嵐だって、TOKIOだって、V6だって(V6は実際に観たことないので、聞くところによるとですが)、タキツバだって、すごく親近感を感じられるのですが、それに比べKinKi Kidsや前回までの剛さんのソロライヴは、相当縮まってきてはいるものの、まだまだ距離がある気がしました。剛くんが今回こうしてファンの声と対峙してくれたのは、長年のファンとしてすごく嬉しかった。
香港か台湾か忘れましたが、A1ブロックでしょうか?にいた方たちが、ライヴ中もずっと剛さんに存在をアピールしてたと思うのですが、MC中に見事剛さんの目と耳に止まり、「お祝いの署名を100人から集めた」と言って、ファイルみたいのとボックスを差し出したので、剛さんはスタッフを取りに遣わせました。メッセージの中身を繁々と見るとバンドメンバーも覗きに来て、彼を取り囲んでました。この様子を双眼鏡で確認してたのですが、最近目が悪くてよく見えないんですよ。でもただの署名というより、なんか色々と挟まってたか貼り付けてた感じです。次にボックスの方を開けるとGODIVAだったらしく、「(香港だか)台湾だかにもGODIVAがあるんだぁ」みたいな事を言ってから、確か「でも僕はDARSしか食べないから」みたいな流れだったと思います。これをきっかけに何かがステージに向けて飛来し、きわどい隙間に落ちてしまって、カメラマンさんが拾いにいくと、なんとヒモパン!会場からは「被ってぇ」の声が!なんかちょっとした無法状態になったものの、でも楽しい!その他にもあちこちからガンガン積極的な声が起こってました。毎回こんな感じでファンとの会話を楽しんでいるのでしょうね。コミュニケーションできるって本当に素晴らしいなぁ。剛さんもすごく積極的に声を拾うし、またその対応の仕方がすごく男前であり、先生のようであり、なんか惚れ直してしまいました。
そう言えば、「すごい前やのに双眼鏡でずっと見てますね?SHOCKみたい。何かきっと見たい所があるんでしょう、どうぞ見てください。」みたいな事もどこかのタイミングで言ってました。あとアフロを被って、DARSやハイチュウやバナナを持ってきた関係者(?)がステージに飛び入りしたり、外国人の方が京都みやげって言ったか(うろ覚え・・・)かんざしままで貰って、ご機嫌に装着!なんてシーンもありました。

毎回恒例だと思いますが、メンバー紹介を担当するsankakuくんを呼ぶ為に、コールをリードする担当者を会場から決めていくコーナーがあって、最初に剛くんが選んだのは、彼の正面にいた高校生位の男子お二人組み。「自分たち男二人だけで来た?」みたいな事を訊いてから彼らにセリフを与えて、ユニット名まで決めさせてました。チャゲアスとアクセスどっちがいい?と訊いたら、「ウィンクで」。ナイス・アンサー!キンキキッズやタッキー&翼と言っても良かったとも思いもしましたが、彼らも空気を読んでたのでしょうか。その後もA2ブロック辺りのスキンヘッドの男性を選んでセリフを与え、ずーっと激しくアピールし続けていた頭にお魚乗っけた女子二人組みを選んで「魚もやりた~い」と言わせる事に。とにかく会場には色々なコスプレや被り物をした人が多くて、パーティー気分で楽しいのです。これからAブロックで見られるラッキーな方は、このコーナーで是非アピールしてみては?
コールが何回か繰り返された後、sankakuくんがご機嫌にスクリーンにご登場。

本編終了で激しい物足りないさを感じて・・・
会場のヴォルテージが上がったまま「故意」へ。その前に、ギターの西川さんがハッピーバースデーをギターで弾くという粋な計らいがあり、またまた会場は大歓声の渦。なんだか久しぶりに歌を聞くなぁなんて思いながらも、ダンス&グルーヴ。何度も同じ事を言うようですが、楽しいんです!!
「Chance Comes Knocking」の時は、♪Higher, Higherのリフレインの時に、剛さんも手の振りをされていて、私にも充分簡単だったので(笑)参加。せっかく良い感じにグルーヴしてたのに、剛さんのギターソロになっちゃって・・・(><;) しつこいようですが、今いっちょなんだよね~。そう言えば、剛さんってギターの趣味も年々変わってきてますよね。ギブソン~グレッチ~フェンダーでしょ。モニター用のアンプは、マーシャル使ってました。
途中バッキングヴォーカルを担当されていたChakaさんが「私は今日は言いたい事があります」と切り出し、「私は堂本剛と言う人に出会えて嬉しい。27年前に剛くんを生んでくれたお母さんも嬉しい。Chriの音楽に出会えてめ~ちゃ嬉しい。みんなもそうでしょ?」みたいな事を叫んでました。そしてゴスペル風コーナーへ突入。「Thank you, Thank you, Cheri」と「Thank you, Thank you, Mama」~「Happy Birthday, Cheri」みたいに即興で繰り返しました。最後はCheriから「Thank you, Thank you, Everybody」~「Thank you, Thank you, My mother」で、♪Higherのリフレインへ。

「Six Pack」では、みんなで楽しくジャンプ。ジャンプしてない人の方が目立つくらいみんなで元気にダンス&ジャンプ。そして、本編終了となったのですが、この瞬間、私は「えぇぇぇ!!!!全然歌ってないじゃん?!」という激しい物足りない感に襲われました。インスト2曲だから、正味歌ったのって9曲ですよね・・・。すごい少なくないですか???やはり長丁場なので、ノドに負担をかけないため?そっか、それであんまり歌わないのね・・・などと納得してみたり。欲を言わせて貰えばCoward以外の曲でも盛り上がりたかったですけど・・・。

はける前に軽いMCがありました。「最終的に、不思議なライヴになりました。」、それから「今日はじめてった方?」と数をチェック。やっぱ少なかったです。すると、「9回目!」の声が上がり、「はい、9回でた」と剛さんが煽ると、「16!」、「えっ?16回も来てくれてんの?」と深々とお礼。すると今度は、「広島から来た!」の声をすかさず剛さんが拾って「広島!」と繰り返してお礼を言うと、様々な地方名が飛び交い・・・(T T)、みんなすごいよ~、愛してるんだね、剛さんの事。またまた感無量に・・・。「ここに来れば、僕に会えるという分かりやすいシステムになってるから、また来て!」まるで自分の家に招待するようなフレンドリーなエンドリケリー。
はける時の剛さんが優しくてね。胸がいっぱいになりました。ファンにお礼を言う時の剛さんの声のトーンがすごく優しくてね、心がこもっていて、胸が熱くなりました。

いつもそうですけど、剛さんがはける時にファンの名残惜しい気持ちを受け止めてくれてるのが感じられるのが嬉しいです。そんな剛さんは、テーブルの上にあったプレゼントを丁寧に両腕いっぱいに抱えて、例によって一番最後にはけたのですが、両手がいっぱいなのでオシリでバイバイするかのように、プリ、プリッと左右にツイストさせてました。はじめちゃんみたい!と思った私でした。

アンコールのMCは無法地帯?!
アンコールでは黄色のTシャツ姿で登場し、早速「これだけの日を跨いで来たのだから」を。なんでも音を出せるタイムリミットがあるんだそうです。なので、先に歌をすませるとの事。この曲で愉快だったのは、剛さんが“♪Na~Na~”のリピート部分を“10代だけで”と限定して歌わせ、「うそつくな!」みたいな茶々をいれてから、“20代だけで”と限定。「まだちょっとうそついてる」みたいに返してから”30代以上だけで”と言って歌わせ、「正直でよろしい!」と。へへっ、褒められちった。”男だけ”の時は、さすがにヴォリュームがどっと落ちましたもんで、2回目には女性もお手伝いして♪Na~Na~。
この曲を剛さんを前にして聞くと、感慨深いです。長年キンキファンをやっていますが、本当に色々な事があったものだと様々な思い出がよぎります。楽しかったことやそうじゃなかった事もあったり、よくぞこれだけの日を跨いで来たなぁなんて。でも、最終的に皆ハッピーにこの夜を過ごせて幸せだなぁとも。

MCに入ると、剛さんとファンの距離がより一層近くなって和やかになりました。ブラジャーにエンドリストラップつけてるという声が上がったりして、剛さんは楽しそうにあきれてました。A4ブロック位の女性がくす玉を作ったというのを聞きつけた剛さんが、それをステージで受けようとキャッチャーの様に構えたのですが、いざ!と何度も振りかぶっても、ステージまで飛ばせる自信がないらしく、振りかぶっては構え直すんです。私は、お茶目に「ボーグ!」と心の中で叫んでおりましたが。まぁ、ずっと剛さんに見つめて貰えるチャンスってないだろうから、なるべくゆっくり時間稼ぎしたらええがなと思いつつ、無事に届くようにと見守っていたのですが、その様子がすごくけなげでね。投げる前に両手にくす玉を包んでうつむいて「(多分)無事届くように」とお祈りしてから投げるんです。もし私が男でこの様子を見たら、”この子、カワイイ”って思っちゃいそう・・・。最終的に意を決して投げた割には、1m位しか飛ばなくて、しかもくす玉割れちゃって・・・。それでも剛さんはスタッフさんに届けてもらって、くす玉の中のバースデーメッセージを読み上げてました。
すると今度はA3前方から夜なべしてエンドリのぬいぐるを作った方がいて、剛さんがスタッフを遣わそうとすると直接「投げたい」って言い張るんですよ。なんかこの心理分かりますけどね。出来る事なら第三者を介さずに届けたいじゃないですか!重量もあるので、無事にステージにランディングしてました。
とにかくファンの声にすごく温かく接してくれて、自分が当事者じゃなくても優しくして貰った気分が味わえて、嬉しかったです。

あれやこれやと叫び声が飛び交う中、ENDLICHERI☆ENDLICHERIの2ndシングル「The Rainbow Star」の告知と新曲をライヴ開催中に披露する事が約束され、新曲解禁について色々な大人の事情がある事等を言える範囲で語ってくれました。また「The Rainbow Star」は、おととしの「SNOW1SNOW!SNOW!」の前に発売される予定があったそうで、会場から「え~~~!?」の声が。おととしから打ち合わせしてきて、「ソメイヨシノ」の前にリリースする予定だったそうですが、今回のタイミングになった事情が明かされました。こういう情報をファンと共有してくれる姿勢って単純に嬉しいものです。「(事務所やレーベルとも)イイ感じに進んでいる」とプロジェクトが順調である事もほのめかしてました。この間の物言いがね、なんか優しい頼れるアニキ風でして、なんかドキウキしました。

最後に「誕生日、ありがとうございました。僕の誕生日祝ってくださってありがとうございました。また、外で待ってる200人の人達にも“剛がありがとう”って言っていたと伝えて欲しい」と何度もお礼を繰り返してました。「来年もこういうことがしたい。ジャニーに拝みましょ」みたいな事も。 最後にまた何度もお礼を言って、「また絶対待ってるから!絶対来てください!」、「ウィンクはいつ来んの?月曜日?ウィンクは月曜日がいいの?でっかい声で“ウィンク”ですと叫んで」とも。ウィンクのお二人も一生残る思い出が出来た事でしょう。最後にもっと仮装が足りないとか脱いでいこうみたいなリクエストがありましたよ!
興奮の坩堝の中、剛さんは最後にまたお礼を繰り返して全編終了。更なるアンコールを求める拍手もなく、終わりました。

終わった途端、パンを買い求める為か、怒涛の様に出口に走る方々が大勢いました。ライヴが押した為にきっとあわてて帰った方も多かったと思います。ライヴ終了後のロビーは、えらい騒ぎでした。外で待機されてた方も、ロビーに入るために大勢並んで待っていて、中にいた人はバースデー記念のパンを求める為にごった返し。
私がロビーに出るとすぐ脇でバースデーケーキがディスプレーされていたので、すんなり携帯カメラで撮影。その後、隋分と出遅れてパンの列に並びましたが、全然余裕で買えてほっとしました。でもパンを買い終わる頃には、ケーキの撮影の列がすごかったです。帰り道は、「どんなもんヤ」を聞きながら30分足らずで家に着いてしまいビックリ。遠いようで意外に近いみなとみらいでした。
この夜は久しぶりに興奮して寝付かれなかったです。

ライヴに参加する前に抱いていた懸念や疑問は、ライヴの中に答えを見出す事が出来ましたし、行きに見かけた路上で雨に打たれていた傘の存在を帰り道には清々しい思いで忘れていた、そんなデトックス作用のあるライヴでした。

2006.4.10セットリスト

ENDLICHERI☆ENDLICHERI
Blue Berry
闇食いWind

Happy Birthday, Dear Cheri
MC
A Happy Love Word
濡れ鼠
美しく在る為に
MC
ソメイヨシノ
メンバー紹介
故意
Chance Comes Knocking.
Six Pack
アンコール
これだけの日を跨いで来たのだから