SPACE BATTLESHIP ヤマト 完成披露試写会 <ネタバレ注意>

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11月1日@東京国際フォーラムホールAで行われた「SPACE BATTLESHIP ヤマト」完成披露試写会に参加して参りました。

先日のアニメ版「ヤマト 復活篇」の同様のイベントに参加した際のレポでも熱く語りましたが、私、1ヤマトファンとして、今回のイベントに参加させて頂きました。

まぁ、今回の実写版に関しては、ヤマトファンも賛否両論分かれ、キャスティングも含め諸々意見が飛び交っているかとは思いますが、実は私も否定派のひとりでして、キムタク古代にはちょっと納得がいかない部分があったりしていましたです。ぶっちゃけ。

自分が描いていた古代進像とちょっと違うんじゃないかって。

映画の予告も色々なヴァージョンを散々見て来ていますが、全く映画を見たいという気にはさらさらなれなかったのも事実です。

そんなローテンションな期待を胸に今日の試写会を見たのですが、正直期待以上でした。
ストーリーも決して悪くなかったです。
てか、すごく良く出来てると思いました。

松本零士さんのアニメの世界観も味わえる映像があったりもして・・・

とにかく映像がちゃっちくなるのだけを心配してたのですが、
VFXやCGなんかは、ハリウッドのレベルじゃん!!!と思えるくらい、高級でリアルでした。
なんたって、子供だましの安っぽいのだけは勘弁と思っていたので、
その辺の期待には十分応えていると思います。

アニメファンなら、波動砲はどのように映像化されるのか?
ワープは?戦闘シーンは?
と気になる名シーンが数々あるかと思うのですが、わたし的には全く期待を裏切っていない映像化でした。
実写版を見たというより、むしろアニメを見てたかのようなそのままの印象です。

ただ、見終わって感じたのは、宇宙での戦闘シーンは意外に少なかったかなと。
戦闘シーンは沢山あるんですけど、なんかこう艦内で砲撃を一方的に受けてる描き方とか、ワープして回避するみたいなのが多くて、敵も見えないし、敵とガチで実戦を交えてる感が少ない印象が残りました。デスラーなどのお馴染みの宿敵が明確に具現化されて出てこないからかもしれません。

国際フォーラムなので、セリフの音声が反響して聞きにくく、しかもやたら音楽が大音量で、しかも反響するので、山崎務さん演じる沖田艦長のセリフなんかはよく聞き取れなかったです。

そうそう、音声処理なんかも映像に負けじとレベルが高く、素晴らしかった点の一つでした。

登場人物の設定もアニメとはかなり違っているキャラクターもいて、佐渡先生は高島礼子さんだったんですが、ネコといて酒飲みという設定は同じでした。

森雪のキャラクターは随分違う感じはしました。
黒木メイサさんが普段ドラマで演じてる系の気が強くて、男勝りな女子キャラって感じで、森雪ってそんなキャラだったっけ??とは思いましたが、まぁそれはそれでOKな感じです。

古代進を演じる木村拓哉くんは、やはりいつもの木村拓哉くんの演技でした。
それが良い悪いという問題ではなく、木村くんが演じる古代進を見ているという感覚です。
木村くんが段々古代進に見えてくるという事はないですから。
これに関しては他のキャストも全員同じ印象です。
ただ、木村くんのこの役に賭ける情熱と熱意、真摯な思いは彼の演技からも十分に伝わってきます。

一点、木村くんについていつも残念に思う事があるのですが、木村くんが大声を出す時、つまり声を張る時、威厳がないんですよね。声に。
やたら高くて細い声になっちゃうのよね。
でもこれはきっと先天性のものだから、練習すればというレベルではないと思うのですが、彼が声を張るとヒステリックに響いちゃって、そこがいつも残念だなぁと思うのです。

艦長のキャスティングについては、個人的にはミスキャストだと思いました。
西田敏行さんの方が良かったような??

あと、木村くんと共演している人が多かったり、最近映画でよく見る人が多かったりで、現実に引き戻されるというか、彼らのほとんどがどうしてもヤマトの乗組員には終始見えなかったです。

今回すごく好感をもてたのが、朔ちゃんじゃなくて、緒方直人さん演じる島大介とナビゲーター役のマイコさん。
特にマイコさんは初めて見る方だと思うのですが、セリフも聞き取りやすく、適材適所で良かったと思いました。

波岡くんもがんばってましたよ。
役者だよね。戦闘班でヒーローになってました。
今度もかっこよかったぜ、鷲尾。(←e.g. クローズZERO)

後半は、そら泣け!やれ泣け!って感じのシーンが立て続けにあるんですが、
誰も泣いてなかったし(少なくても私の周りの人は)、私も全然涙腺がそそられる事はありませんでした。

あと、あの胸に拳を当てる敬礼ポーズがやたら多すぎた感じがしました。
なんか感動しろ!と押し付けられてるみたいな・・・。
でも、あの敬礼ポーズは毎回物凄く息があってて、苦労してばっちり合うまで練習したり、何テイクも取って、相当こだわった点なんじゃないかなというのが伝わりました。

毎回書いてますが、やはり『ヤマト発進!!』となるシーンは鳥肌が立っちゃうんですよねぇ。最初にヤマトが浮上するシーンなんですが、今回もこの場面ではちょっと涙腺が刺激されました。
これはもう生理現象ですね。
毎回ヤマトが初めて姿を現すシーンは、唯一涙が出そうになります。
万感の思いがあるんでね。
あと、テーマソングね。
今回はスティーヴン・タイラーですが、私は普通にささきいさおさんの♪さらばー地球よ~ってのが聞きたかった。


会場のディスプレーフォーラム内に展示されていたディスプレー。
SPACE BATTLESHIP ヤマトのクレスト

舞台あいさつ等についてのご報告はまた後日。

さらば。

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