なかなか濃密に作られていましたね~。
スケール感とか迫力には、やや欠けてはいるものの、退屈させない進行で上手く話がまとまっていたと思います。
映画の内容をなぞる展開もあって(なんか結城の犯罪ってパターン化されてる)、序章”らしい”仕上がりで、映画への期待感をそこそこ煽ってくれてはいたかなーと。
ただ、魔の火曜9時台なのでね~・・・数字は期待できないのかもしれませんが。
それにしても、結城は本当に悪党ですね。
ヘドが出ますよ。
もーう、徹底的に悪いし、しかも感情ってもんがない。
でも、美しい。
玉木くんの出演は少ないものの、モニターを傍観するシーンでは、光の陰影がこれまた芸術的でして、怜悧な眼差しにクラクラしてしまう~。
三億円事件みたいだったり、SAWシリーズのようだったり、はたまた銭ゲバみたいだったりと、ちょっと、どっかで見たようなシーンや映像もございましたが(笑)。
佐藤健くん、なかなか良かったですね~。
「ROOKIES」でも「ブラッディマンディ」でも、ちょこっとしか出てなくて、なんか表情ひとつで強引に演技する人だと思ってたんですが、しっかりお芝居できる子だったんですね~、すいません。今まで過小評価してました。
最後はどう収集つけるのかと思いましたが、やっぱり死んじゃうズラね。
小出くんは別にいなくたっていい役でしたが(笑)、なんかちょっとスネークさん(by キサラギ)みたいでした。
アップデートされた予告映像も「ちょっと、そこ見せちゃうわけ」と、少し驚きの映像になってはおりますが、本編見るまではただの映像の断片でしかないから大丈夫かな。ってか、もともと原作があるんでね、隠しきれやしないワケで・・・。
さて、映画「MW-ムウ-」はドラマ版に登場した「謎」や「キーワード」をそのまま持ち込んで、更に点を線でつなげてくれます。
もっと、疾走感があり、お金もかかっておりますんで、それに、何よりもっと結城が狡猾、残忍、残酷でございます。
でも、やっぱり美しい(溜)
是非とも映画館のでっかいスクリーンでご覧下さいましな。