ものすごく進化してて、ありえないほど近い 今年のSHOCK #shock_2012

86

3/6 夜の部のEndless SHOCKのチケットをお譲り頂きまして

久しぶりに、
実に久しぶりに、
1階前列で観劇させて頂く幸運に恵まれました。
ありがとうございます。

以下がっつりネタバレてます。

いやぁ、予想以上に変化
というか、

大進化してございました。

個人的な好みは別として・・・

2011年度版は一回しか見てないので、
今となっては大変ウロ覚えなのですが、
それと比べても、相当手が加わった印象です。

しょっぱなの千穐楽のバックステージから流れが変わっていて、
コウイチのロープのアクシデントの説明が分かり易かったり
リカとのやり取りとか絡みとかが違ってて
ウチの自己アピール度も増したというか・・・
全般的に端的で、初めての人にも分かり易くなってました。

そして、まずびっくりしたのが、最初に光一さんが出てきた時の満面の笑顔!

毎回自分が初めて観劇する際
それまでの見慣れた
レギュラー番組でのユルくて、気だるい表情とは打って変わった
あのものっすごい生き生きとした晴れ晴れしい表情に
毎回ちょっと驚くわけですけど
この夜はとびっきりの笑顔でした。

タカミ―とか武田真治さんとか、いたせいですかね?
武田さんはすごくフレンドリーな感じで、
すれ違う客席の方々に、笑顔や手を小振りに振ってました。

この公演がたまたまだったのかもしれませんが、
アドリブもすごく多くて
特に1幕はコミカルで明るい要素が盛りだくさんでして
通常のアドリブ以外にも、素のやりとりがあったり、
ジャニーズネタも多くて

笑いっぱなしでした。
そうそう、千穐楽では、コウイチが麦とホップを持って乾杯してました。

この夜は、東山さんをいじったネタが多かったです。
あとは、「新堂本兄弟」でおなじみのアルフィーネタと
武田真治さんのバリ島がらみも多かったですね。
記者会見の時には、「結婚はいつごろ?」みたいに聞かれると
「絶対にバリ島なんて行かないですから!」みたいに答えてました。
他に「好きなお花は?」って質問もあって、それには「米花」と。
どっかんどっかん来てましたね。
順不同ですが、復活のシーンでは、
両手をチョキチョキしながらカニ歩きで現れて、
横歩きして「歩き難いから」と言って、縦歩きも試みるもギヴアップ。
「コウイチ?」とリカに聞かれると
「確カニ」を連発してました。

今回、他に一番の変化と思えたのが、

ふぉーゆーのセリフが増えた事。
だって今までが不自然過ぎたもん。
重要なウチの側近の役なのに、全くしゃべらないって、変だったもん。
今回、彼らのセリフや演技の重要性が増した事は、実に喜ばしく歓迎できました。
大階段で、最後に残る2人のアンサンブルもふぉーゆーさんだったですよね?
今までは違いましたよね?
なんか、全般的で出番が増えた印象が残りましたよ。

でも、松崎さんでしたかね?
コウイチにしたたかに飛び蹴りされてましたが、
しかも2回も!!??(確か、ブロードウェイと再会時?)
あれは、やり過ぎでは?
だって、光一さんもまっちゃんもいつかケガしそうだもん。

あと・・・
そんなに改変するなら、なくてもいいんじゃね?と思ったのが、
スーパーカーのイリュージョンですかね?
あれって重要?
まぁ、いまだにどの席から見ても、どうして浮いてんのかは分かんないんですけどね。
あってもじゃまではないけど、なくても淋しくないかなって。

新曲も多い中、
既に「新堂本兄弟」で披露された屋上での歌「ONE DAY」ですが、
私はやっぱ今までの曲の方が好きだなぁ。
なんか初々しい青々しい感じが良かったんだよね。
まぁ、まだ馴染みが薄いからかもしれませんが。

屋上からのシーンで、
ふぉーゆーが立ち去る時には、好きなドラマの話をしてましたっけ。
「銀狼怪奇ファイル」「スシ王子!」「渡鬼」みたいに上げて、
渡鬼のテーマ曲を歌いながらはけてました(と、うららさんが言ってた。私は渡鬼見たことないんでね・・・)。

殺陣では、大階段の上でのクライマックスも変わってましたね。
毎回改良されてきたと思うんですが、今回のが万人に一番伝わり易いでしょうね。
ウチが手に返り血を浴びていたのは、今回初めて気づきました。
生々しかったです。

あと、大幅変更されたと言えば、
「ロミオとジュリエット」がぞっくりなくなってました。

あと、RIIIの最後とかも違っていたような、
とにかく、随時色々と細かく違っていて、例年に増して、すごくわくわくしました。

そういや、光一さん「ハムレット」のセリフが飛んでました。
『どちらが美しい生き方か・・・』の時に、一瞬「あっ」って言ってセリフが止まったので、
もう超ドキドキハラハラしちゃいましたが、
無事にセリフが繋がりました。
こんな事もあるんだって、思いましたね。
終演後にうららさんに確認したら、
「へぇ、そう?全然気づかなかった」と。

だよね。ほっ。

シェイクスピアと現実がリンクしてる事も、今回はすごく分かり易くなってたと思います。

あと、毎回の最大の楽しみのひとつである「ジャングル」のダンスも短くなったような?!
その代り、ロープの時、すごい遠くまで飛んでる?!
2階まで届きそうだった。

神田沙也加さんのリカは、衣装といい、立ち振る舞いといい、今までのリカとは明確に違っていて、彼女の個性を生かしたリカでした。
今までのリカとは衣装も違うし、コウイチやカンパニーとの立ち位置も違って
夢見るロリータなリカちゃんでした。
今までにも声のトーンの高いリカは多かったですが、
神田さんももちろん声が高いのですが、
決してヒステリックではなく、
高くて細いのに、滑舌も良く、声も良く通り、
演技力もあって、決して嫌悪感を抱くようなリカじゃなかったですね。
むしろ、すごく良かったですよ。歌もお上手だし。
やはり舞台をこなしてきている役者さんだけあって、
それなりのレベルには達しているんだと安心して観ていました。

ブロードウェイの公園のシーンだったかで、
ウチが赤いスイートピーをリカに渡してたのは笑えました。
とにかくブロードウェイのシーンは随分とアドリブやおふざけが多くて
ウチとコウイチの意見が衝突する真剣なシーンに移行した時は、
なんかちょっと唐突な感じすらしましたが・・・

2幕の告白のシーンでも
大幅な変更があって、
まず、コウイチが客席から走って来ないの。
そういや、オープニングのシアターの亡霊たちが客席に現れたんですが、あれは今年の変更ですよね?
ウチがブロードウェイのシアターで歌っている楽曲も違っていて、
歌も長くなって、見せ場も多くなってましたね。

そう、今年のSHOCKは長丁場なせいか分かりませんが、
全体的に座長以外のカンパニー主要メンバーの見せ場や出番が増えてて
座長ファンではないお客さんも、例年より楽しめるのではないかと思いました。

しかし、あのドラヴィスの振り付け曲がここで披露されるとは思ってなかったので、
すごい大胆な演出だなって。

あの壮大なマイケルっぽいダンスナンバーで
大勢のダンサーを従えてウチのステージをジャックするコウイチの姿に圧倒されましたもん。
トラヴィスの振り付けで踊る光一さん、スゲーかっこ良かったっす。

ウチの告白も概ね同じだったと思いますが、
告白が始まる前に、
やはりちょっとしたおふざけシーンがあって、
これからどう真剣なシーンに流れていくの?って不安になりましたが、
内くんは完全に役に入っていて、
パンチと怒号一声で、空気を一変させたのは、さすがです。

告白の最後で、ウチとコウイチがまた一緒にステージをやるって事になった際に、
ウチが
『オマエの道がオレの進むべき道なんだ。』
みたいに言うセリフがあったんですが、
なんか、今回このセリフにやけにじーんと来てしまいました。

コウイチは死んで、心残りがあるから生き返ってまでして、
ウチは、コウイチに深手を負わせた罪の意識に苛まれ、孤独になっても一人で走り続け、
お互いそんなにも大きな代償を払って
ようやく同じ志を持ち
同じ方向を向いて
やっと共有することができた道。
それなのに・・・って思ったら、ぐっときちゃいました。

最後の挨拶では、博多から今やっと半分まで来たと
残りの公演も全力で・・・みたいなコメントだったかと思います。

今年のEndless SHOCK
全般的にすごく分かり易くなった分、
観客が想像力を駆り立てられたり、推理するスペースが少なくなったのは、
少しさびしい感じはしました。

されど、SHOCK

やっぱ、これを観ないと新しい年が始まった気分になれないっす。

ちなみに、シンディ・ローパーもいらしてたんですってね。
小柄な女性がいると思いましたが、
彼女だとは全然気づかずでしたよ。

それにしても、彼らが退場した際
皇室ご一行様をお見送りするみたいに、
整然と拍手をしながらお見送りしてた観客のマナーの良さにびっくりしました。

P.S.
ぽんこつ様
なにからなにまでお世話になっております。
貴重なお席を本当にありがとうございました。

JUGEMテーマ:堂本光一