※ネタバレ注意※
しかも、映画を見たばかりでなく、舞台挨拶まで見たんじゃんかー。
ワールドカップでバタバタしていて、記憶に残らんかった(笑)。
舞台挨拶は、一番最後のチネチッタに参加。
わずか10分でさっくり終わったという・・・(苦笑)。別に何の新しい情報もなく、何の盛り上げもなく、いつもプレスが入る舞台挨拶ばかり見ていたので、余りにも事務的でLILIKOが出てきた意味もなく(彼女、きっとSDPなんだわ)、松ケンの舞台挨拶とは随分違うんものだな~と。
将生くんは、取材が入った新宿バルトでのお衣装ではなく、白いシャツに丈が長めの黒いベスト、グレーのストライプのジョッパーズにスネまで編み上げたブーツという少しカジュアルで少年のようなファッションでした。
何を喋っていたかは、全く覚えておりません(にゃはっ)。
余りに番宣を見過ぎ、雑誌を読み過ぎた為、情報が錯綜しておりますが、ただひとつ確実に言えるのは、この日も間違いなくヘタレだったことで、北川景子ちゃんに頼りっぱなしだったということ(微笑)。相変わらずの小学生キャラでした。
で、映画の方ですが(畳んでおきます)
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私は、つまんなかったです。
感情移入できませんでした、将生だというのに・・・。
あれは20代までの、若ぇ女子が見るもんです。
セカチューも、赤い糸も、1リットルの涙も見たことない人なら感動できると思います。実話ベースじゃなくて、小説が題材なら、もっと劇的でもいいのにな。
バイク事故の真相も、クライマックスの映像で視覚的に見せる前に、警察に聞きに行った時点で映像なしのただのセリフで説明があるんですが、私はそれだけで充分でした。映像を別に見なくても彼が彼女を助けようとして、後ろを振り向いたから死に至る怪我を負ったことぐらい判るし、ってか、その前にもう散々番宣で、大事な人を守るの守らないのって言ってたのでストーリーは明白だったし。
本当は、ちゃんと彼女も彼を守ろうとしてたってことで感動が倍増するんでしょうけど、記憶を失っている時点で充分にそれは想像できていたので、ただ私にとっては全編通して見ることは確認作業でしかありませんでした。
それ以上の展開、もしくは映画ならではの映像美などを期待していたのですが、どれもイマイチ。
ただ、不謹慎なことを言わせてもらうと、私の唯一の楽しみだったバイク事故のトンネルでのシーン、あの岡田将生は美しかったです。あとは、出番少なすぎ~!!、1シーン長すぎ~!!って感じで不満いっぱい(予想はしてたけど)。
男っぽい性格(&見た目)の私には、なんかこういう恋愛モノはNGですね。
「24」とかばっか見てるから、事故のシーンでも「もう、指はあきらめてヤツの命を助けろよ」とか、「おまいのそのカバンから携帯を取り出して、テルテルテレフォンだろーがよ」とか思ってしまうの~。挙句の果てには”ドクターヘリ呼んだ方が良くね?”とか・・・イケナイ妄想も(爆)。いくらパニックになっているとはいえ、彼女の行動すべてに納得がいきませんでした。指探しのクダリはホント引く(美大生だから大事なのはわかるけど、まず”命”でしょ)
で、しまいに来た、あのハンカチのエピソード。
一番グッときて、涙があふれ出るんでしょうなぁ、とは俯瞰で思います。でも、わいのような即物的なオカンやったら、ハンカチを見た瞬間にイニシャルの刺繍を見て「あー、これ、泉美ちゃんのやってんな」とイの一番に気づいてまうので、まったく心の針が揺れませんでした。
ただ、あのハンカチ、トンネルのシーンでもピンク色に見えたので、持道具さんがヤラカシてしまったのか、最初からピンクだったのに、息子の血が洗っても落ちないとオカンが勘違いしてるのかは謎でした。
人を思いやること、愛する人を守ること、変わらないと思っていた生活や愛する人を突然失う悲哀。そして何よりそこから立ちあがって前に進まなければならない人生があること、どのテーマも普遍的で大事なメッセージなので、そういう類の作品に出合っていない方は是非ご覧下さい(って、結局薦めるのかよ!)。