優れたテレビ・ラジオ番組などに贈られる「第53回ギャラクシー賞」(2015年度)の入選作品が発表された。
一般視聴者が選ぶ「マイベストTV賞」の1位は、テレビ朝日系「スペシャリスト」(主演・草なぎ剛)が獲得。2位はTBS系「家族ノカタチ」(主演・香取慎吾)、3位はテレ朝系「アイムホーム」(主演・木村拓哉)、4位にSMAPが出演したNHK「のど自慢チャンピオン大会2016」、6位にTBS系「中居正広の金曜日のスマたちへ」(司会・中居正広、現在の番組名は『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』)が入り、上位10作中5作がSMAP関連となった。
投票資格を持つのは、主催するNPO放送批判懇談会の無料オンライン会員。同団体によると、会員に対して好きなタレントの実態調査は実施していないが、やはり、ジャニーズ事務所のタレントの出演作品は人気が高く、ここ数年は嵐の関連作品が上位に集中。14年度までメンバーの大野智の主演ドラマが3連覇している。
今回発表された15年度は1月に表面化したSMAPの解散騒動の影響が大きかったようで、同団体は「ファンの熱意が高まっていた」と分析。会員は3月末時点で1万5661人いるが、1月以降、新規会員は約3000人増えたという。解散騒動を機にネット上ではSMAPのヒット曲「世界に一つだけの花」の購買運動が広がったが、今回のランキングも影響力の大きさを改めて感じさせる興味深いデータだ。
16年度からは、新規募集が始まった有料オンライン会員に投票母体をシフト。同団体は「無料の場合は組織票が増えやすいが、有料になることでより真摯(しんし)に作品が選ばれるのでは」としており、動向を注視したい。(カモミール)
情報源: SMAP解散騒動、ファンの“草の根運動”はこんなところにも広がっていた/芸能ショナイ業務話 – 芸能社会 – SANSPO.COM(サンスポ)