NHK定例会長会見が8日、都内の同局で行われ、籾井勝人会長(73)が、今年の「第67回NHK紅白歌合戦」(12月31日午後7時15分)に、年末での解散を発表したSMAPの出場を「当然、出てもらいたい」と熱望した。12月31日の解散について「紅白に出てから解散する意味かと考えています」とも言及。説得に自ら乗り出すこともいとわないとした。また、紅白のテーマは「夢を歌おう」に決定した。
籾井会長のSMAP紅白出場にかける意気込みは強烈だった。 取材陣からSMAPに紅白に出場してほしいか問われた籾井会長は「あれだけのグループ。当然、出てもらいたい」ときっぱり。また「12月31日に解散するというのは、紅白に出てから解散する意味と私は考えていますが、報道では必ずしもそうではないようですが…」と冗談めかしながらもSMAP情報を収集していることも感じさせた。
SMAPは91年から昨年まで23回出場している紅白の常連。大トリも計6回務めた「紅白の顔」だ。籾井会長は「SMAPの皆さんを支えたのはファンの皆さん。当然、ファンに対するお礼、感謝を考えていると思う。そういう場を私としては紅白でやっていただければ大変、幸せ。ぜひ出ていただきたい」。 取材陣から出場実現への自信を問われると「全くありません」と笑ったが「私の希望は、はっきりしている」とし、「彼らが長い間、お世話になったファンにどこで感謝するのか私は興味がある。NHKの会長ですからぜひ紅白の場でやっていただければ、私もNHKも幸せ。ファンの皆さんと気持ちいい別れをしてほしい。ファンの1人として申し上げます」と続けた。
また、会長自身が直接口説くことも辞さない構えも。「私が出て行って済む話なら、いとわない。SMAPの皆さんもそれぞれ意見が違うようですし、私が出て行っても『お前、誰や』となるので(所属するジャニーズ事務所の)ジャニー喜多川社長にと思いますが。誠意を尽くすという意味ではいといません」と述べた。さらに、あらためて「(解散する)12月31日はどう考えても紅白の日。そういう気持ちもあるんじゃないか」と期待を寄せた。
一方、NHKのエンターテインメント番組部部長は「出場者は検討を始めたところ。現状は全くまだ、誰にもオファーはしておりません」と語った。今年の紅白のテーマは「夢を歌おう」に決定し、19年まで、同テーマを掲げるという。
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情報源: NHK籾井会長、SMAPに紅白出て! 自ら説得も – 芸能 : 日刊スポーツ