※ ネタバレ注意 ※
なんだか、ここも「ヤッターマン」祭りですね(笑)。
でも、かわいい翔ちゃんの主演作だから、がんばってプロモーションさせて頂きたいと思います!!
ちょくちょく映画館でも予告を見ていたのですが、その度に、でーっかいスクリーンで「ヤッター、ヤッター、ヤッターマ~ン!」ってポーズを決めている翔ちゃんを見て、正直「これ、見るのか~・・・キッツイなー」と、ドン引きしていたんです(笑)。
でも、いやいやどーして、意外と見れたよ!ヤッターマン!!
まぁ、私もヤッターマン世代なのかと問われれば、恥ずかしながら『ド真ん中』なんですが、それほど作品にシンパシーはなく。なので、どんだけお金を注ぎ込んで撮ったとしても、いくら三池さんが演出でも、オリジナル作品自体が緩くてC級なんだから(←私の中では)、「懐かしい」ってだけでお金を払って見に来てくれるパイは、そうそう多くはないんじゃ?と思っていました。
しかも、製作費20億って・・・リクープできるのかしらん?と。
しかも、アニメ版をどう忠実に再現するか、とか言う努力に至っては、もはや次元が違っているとさえ考えていたんです。
だって、忠実にしたから、どうなんだって作品だし(笑)。
そんな、不安で一平ちゃんな中で試写を拝見したわけですが、ジャニーズありきの監督さんだったら撮れないような、”冒険”を、三池さんならではの”男”目線で演出してくれてまして、にもかかわらず、翔ちゃんはとにかく全編フォトジェニックで見ごたえタップリ!!
恥ずかしくて笑っちゃうかなーと思ってましたが(←失礼すぎ・笑)、全然フツーにハマってました。
マスクをしているので、お顔は隠れちゃっていますが、ぴよこのようなお口がすっごくチャーミング!!
あと、つなぎ姿もちょっとセクシー!!
元々がクリーン・イメージの翔ちゃんですから、勧善懲悪のヒーローものってダダはまりなのかも。しかも、ちょっとだけ恥ずかしいヒーローっていうところがピッタリだったりして(笑)。ヤッターマンって、ヒーローはヒーローなんだけど、おマヌケなトコもあるので、そういうトコが翔ちゃんらしい(笑)。
変身場面とかはかなりアニメに近くなっていますが、こうした現実離れした場面を、翔子という人物がひとり冷静にというか、現実的に見ているんですが、これが無駄におもしろいんです。
一見ノーマルな彼女が実は一番非現実的だったりもして。
彼女の目を通して、普通なら特に描かなくていいところ(と言うか、アニメ版では、あっと言う間の急展開で経過をハショる部分)を丁寧に見せたりもして。ヒーローも陰で努力してるのね・・・ってな気になります。
それから、阿部サダヲさん演じる海江田博士が、インディ・ジョーンズみたいな恰好してたりと(笑)、バカバカしさも爆発していますが、後半の一人芝居のような演技は物凄い迫力がありますよ!
もちろん、世の男子諸君が喜びそうなお色気表現も随所で見られ・・・。
遠まわしのモノもあれば、直接的なものもあり、キャスト全員+「メカ」をも巻き込んだエロ展開には、翔ちゃん目当ての若い女子は必ずや「いや~ん」と言ってしまうでしょう。
かと言って、子供に見せられないかと言えばそうでもなく、子供は子供に分かるレベルの「エッチ」さで笑って頂いて、大人には大人にしかわからないハイレベルな「エロい」部分でニヤついて頂ければよろしいかと。たぶん、子供には気づかないエロさだと思います(笑)。
ドロンボーとの最終決戦では、ヤッターキングまで登場する豪華さですが(この時のクロマニヨンズのBGMがカッコイイ!)、個人的にはビックリドッキリメカのインパクトが今ひとつだったのが残念。アレが見せ場なのにな~。
あと、何となく展開が間延びしたように感じるところも、ちょっとだけマイナスなのですが、そう思うのは私だけかも。見ている方はそれほど必要としていない場面なのに、男っぽさがウリの監督にありがちな丁寧さで長く回すというか、テンポが悪いというか、押し付けがましいというか・・・(笑)。
まぁ、それほど鼻につくほどではございませんので、”慣れれば”おいしく感じられるかもしれませんね。
そして、何よりも深キョンのドロンジョは大サービス!
完全にドロンジョを彼女の側に引き寄せてます。
深キョン独特のセリフ回しと、テンションをそのまま維持しながらドロンジョになってるのがスゴイ!そして、アニメ版ではエンディングテーマになっていた、ドロンボー一味のテーマソングを歌い踊る姿には、一縷の迷いも躊躇もなく、かと言って突き抜けてるワケでも、ハッチャケてるわけでもないところが圧巻!
まさに、「深キョン・ドロンジョ」なんです。
大きなスクリーンで彼女のコスプレが堪能できるだけでも、こりゃ儲けもんですよ。女性目線で見ても、かなりキュートでハート奪われそう!
何しろ、わたくしは「南くんの恋人」とか「S.O.S」といったドラマが大好きな人なので(あと「富豪刑事も」)嬉しさひとしお。
最後に、翔ちゃんファンの皆さんにとっては衝撃な2度のぷにゅぷにゅチューは、この映画には必要不可欠なので、皆さんご理解ヨロシク!
きのう、テレビで見たチーム・バチスタのなんちゃらとか何とかいうエセい、スカポンタンな映画よりも、ずっと見る価値はあると思います。だって、楽しいもん!
是非、映画館に足を運んでご覧下さいましね。