私は見ていないのですが、「おくりびと」がアカデミー賞の外国語映画賞受賞の快挙ですね。おめでとうございます!
日本の特異的文化を扱った作品だからこその受賞だと思います。「楢山節考」しかり、黒沢作品しかり。
それにしても、主演の本木さんが、そもそも自分で持ちかけた企画の映画化がアカデミーに認められたわけですから、素晴らしいです。
日本の俳優陣も大いに刺激を受け、かつ励みになった事と思います。
元ジャニーズの本木さんに出来たんだから、きっと岡田くんやニノにもいつかこんな日が来るかも知れませんね。
それともジャニーズという冠がある内は、困難なのかしら
だって、広末さんでもアカデミーのレッドカーペットを踏めたんなら、ニノにもなんとかしてあの場に行かせて上げたかったですよ・・・・・。
本木さんはここ数年、お茶のCM以外では全然お見かけしませんでしたが、これを機にTVドラマとか映画やCMに引っ張りだこになっちゃうのかしら?
でも彼って、ジョニーやキアヌみたいに作品をとことん選びそうだから、それはない???
本木さんはまだ若いし、ハリウッドからオファーがバンバン来て、渡辺謙さんみたいに世界的に活躍しそうですよね。英語も勉強してきてた風だし、インタビューにも果敢に英語でお話しされてましたしね。
いや~、映画観てないし、TVで見れるまで見ないけど、素晴らしい。
ところで、最近のドラマというか、TV全体の視聴率の低迷に対して、役者や出演者が責められて、全責任を負ってるみたいな報道はちょっと違うだろうと思うんですね。
やはり責められるべきは、企画じゃないの??脚本じゃないの?台本じゃないの?って、思うんですよね。
作品に恵まれるかどうか、それが大きいと思いますよ。
だって、日本の役者さんで、作品を選べる人少なそうだもん・・・
そこからしてオカシナ体制なのでは??
たとえば、もし亀ちゃんが『プロポーズ大作戦』や『コードブルー』に出てたら、ヤマピーと同じレベルの視聴率は取れてたと思うし。
その代わりに、ヤマピーが『サプリ』や『1ポンドの福音』や『神の雫』に出てたとしたら、やはり亀ちゃんが辿った結果だったんじゃないかと思うし。
しかし、先日もハーレムの飲み会が会った時にみんなで話していてコンセンサスに達した事があったんですが、『ジャニーズが出てるから見る人』と『ジャニーズが出てるから見ない』という人では、圧倒的に後者の方が多いんじゃないかって。
結局色眼鏡に見られちゃう。
本木さんももしまだジャニーズだったら、今回の様な成功は叶わなかったかもしれませんしね。
ジャニーズ(と、言うか、”アイドル”)=「ルックスだけで、芸がないタレント、女子供のもの」という偏見を持っている人が多い事は否めないですからね。
それに加え、J社のビジネススタイルがあまりに閉鎖的で独占的な事にも起因しているんじゃないかとも思うんですよね。
でも、そのスタイルで長年成功してきている訳ですから、何も変える必要なはないとは思いますが。
アーティストの画像を記者会見なんかの報道に関しては、一切ネット上に出さないとか、CD販売に特化して、主流のフルのダウンロードを一切行わないとかね。徐々に変わってきてはいても、時代に乗らないというか、慎重過ぎというか、必要性がないのか???
EUにも中々入らなかったり、ユーロにはいまだに参加しないヨーロッパの島国イギリスみたいだよね。
(って、ちょっと分かりにくい例えだったかったかしら?)
閉鎖的な分、ダイハードでコアなファンをがっつり獲得出来てはいても、それ以上に広がる可能性のある裾野を狭めている様にも思えるし。
音楽的にも、iTunesなんかで気軽にシングルやアルバムをDL出来たら、男性とかにも軽いきっかけで聴けるし、その方が彼らの音楽性の高さ(中には高くないのもあるが・・・)が、ルックスより音楽を重視する人たちにも、徐々に浸透して行くようなケースも起きた気がするんですよね。
次回のENDLICHERI関連のリリースなんかは、DLもありにした方がいいんじゃないかと思いますね。
その方が確実に普段聴いて貰えない層にも、気軽に聴いてもらえるだろうし。
なんかさ、日本のエンタメ界って、政治、政治、政治って感じがして・・・・ギルドみたい。
あっち立てて、こっち立てて、って事ばかり気遣って、一番重要視されるべき点が一番ないがしろにされてるような・・・。
まさに、日本政府の縮図って感じ・・・・。
「おくりびと」をきっかけとして、役者も含め何年もかかって完成させたみたいな丁寧で良質な作品が増えると良いなぁ・・・なんて。
タケシさんが以前なんかの番組かコラムかでおっしゃってましたが、今の日本の映画作品は、TVの演出家が監督になって、ドラマの映画化ぱかりで、この監督が撮るとこういう色が出るみたいな監督の個性がない作品ばかりで、誰が撮っても同じ様な映画が多過ぎると。
確かに・・・・・。
まぁ、映画は芸術である以上にビジネスですからね。
先行投資が大きいしね・・・・。
では、突然ですが、また暇を見つけて来ます。
さようなら。