歳を取るとNHKをよく見るようになるって本当ですね。

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NHKで翼くんのドラマ「ナイフの行方」を見ながらです。

最近、NHK見る率高くなってますよ。
歳を取るとNHK見出すイメージあったんですが、本当ですね。

「あまちゃん」以来すっかり朝ドラすら見る癖ついちゃったし。

まぁ昔から大河はよく見てましたが、
最近は色々なドキュメンタリー番組も見るし
特集番組も見るし
なんか、見るもの無いとNHK回してる自分にびっくり。
ここへ来てようやく長年払ってきた受信料の元が取れてる感じがします。

そう言えば、少し前になりますが、「カラーでよみがえる東京」って特番があったのですが、ご覧なすった?

白黒フィルムで撮影された映像に実際に近い色彩を加えて検証する番組だったのですが、物凄く興味深かったです。

いままで白黒で認識していた世界に色が付くと
やけにリアルで、
過去=終わった事 として、遠い時代の事で接点を感じることがなかった物事も
身近に感じるのが不思議でした。

その中でも、国立競技場で第二次世界大戦の学徒出陣式が行われた映像がカラーで復元されていたのですが、その映像が物凄くリアルでインパクトがありまして、
カラーだと、すごく身近に感じるのですよ。
冷静に考えれば、そんなに昔の話ではない訳で

今は解体中ですが、国立競技場と言えば、
嵐やSMAPがライヴを行ったり
日本のサッカーの聖地でもありますし
勿論東京オリンピックの会場でした。
そういう認識しかなかった自分です。

でも、その場所でかつては戦争に向かう学徒たちが壮行会を行っていたなんて
全く想像だにできませんでした。
「知らない」って、すごい事ですね。
計り知れないです。

その映像が流れている際に、奇しくも学徒出陣壮行会とオリンピックの開会式の両方を目撃する事となった女性作家である杉本苑子さんという方の手記が読まれたのですが、
私は思わず号泣してしまいました。
壮行会からオリンピック開催までわずか20年です。

「色彩がまったくなかった。学徒兵たちは、制服、制帽に着剣し、ゲートルを巻き、銃をかついでいるきりだった。グランドも、カーキ色と黒の二色だった。暗鬱な空がその上を覆っていた。足元は一面ぬかるみだった。私たちは泣きながら征く人々の行進に添って走った。髪も体も濡れたが、寒さは感じなかった。幼い純な感動に燃えきっていたのである。
あの日、征く者も残る者もほんとうにこれが最後だという、なんというか、一種の感情の燃焼がありました。この学生たちは一人も帰ってこない。自分も間違いなく死ぬのだと」

あまりに皮肉な事ですね。
実際に見た人が「色彩がまったくなかった」と表した映像に色を差し入れるんですからね。
これ程不要な作業ってないですよね。
でも、カラーで蘇った映像の説得力は、この上ないものでした。

ところで、今更なのですが「永遠の0」はご覧になすって?

三浦春馬くんと岡田准一くんが出演しているというのに、
戦争モノと言う事で、私は映画館でも見ていなかったのですが、
ちょい前にWOWOWで放送されたので、録画して観ることに

実話でもないし
特攻の話をわざわざ今更小説にしたり、映画にする意味が分からなかったので
全く興味が持てなかったんです。

案の定、映画を見てても特に何か新しい事がある訳でもなく

それは、辛い話ですよ
それは、元から分かっているし

内容もまぁそんな展開だろうって、別段驚きもさほどなく、
ごく淡々と見ていたんですが

まぁ、不謹慎にも岡田准一くんのフィンガーサインが
イチイチカッコいいな
あれに萌えるな、
惚れ直すな、
なんて不届きな感想は抱いてしまいましたが

映画を見た友人も皆口を揃えて、
まぁまぁじゃない。って感想でしたし
結構冷めて見てたのですが…

あのラストシーンで、
自分でも驚くほど号泣してしまいました。

あの岡田准一くんが、特攻で敵に突っ込んで行くシーンね。
あの冒頭にも流れていたあのシーンです。

ちなみにあのシーン要りますか???
あれ、ちょっとツライですよね。
想像に任せてよって

もうね、なんか分からないですが、しゃくり上げて泣いちゃって
しばらく現実に戻れなくなりましたよ。

恐るべし、岡田准一。
鬼気迫るものがありましたね。

鬼気迫ると言えば「軍師官兵衛」ですよ。
また、NHKですが
岡田くんが良かったですね。
リチャード3世みたいでした。
キャラクターは全然違うけど。

黒田官兵衛の事は全く知らなかったので
すごく勉強になりました。
後半は欠かさず見ていました。

2014年で一番印象に残ったドラマでしたし
永遠の0の岡田くんも素晴らしかったので、
私が選ぶ 「2014年のベストアクター」も間違いなく岡田准一くんです。

来年のV6の20周年記念ライヴに俄然行きたくなっちゃった。
ファンクラブ入ろうか、現在悩み中です。

てへ。

では、良いクリスマスを!

Happy Christmas!

Feliz Navidad!

Animo Tsubasa!