それはフジテレビ関係者にとって衝撃的な結果だった。先月末に放送された「FNSうたの夏まつり」の平均視聴率が過去最低を記録したのだ。 同番組は「27時間テレビ」と同じく、毎年夏に放送される特別番組。今年は二部構成で、平均視聴率は第一部が10.7%、第二部が13.3%(ビデオリサーチ調べ)。過去もっとも低かった第一回を大きく下回る結果に終わってしまった。
レコード会社関係者が解説する。「音楽関係者の間では、同番組と同じ制作チームの担当で今春スタートした『水曜歌謡祭』の低迷が悪影響を及ぼすのではと見られていましたが、的中してしまいましたね」
フジが全社をあげてスタートさせた「水曜歌謡祭」だが、6月3日放送回では平均視聴率3.5%を記録。7月中も5%台の低空飛行を続けるなど、局のお荷物的番組になりつつある。「番組のコンセプトも歌をじっくり聞かせたいのか、トークを交えたバラエティ路線でいくのかはっきりしない。その結果、出演を渋るアーティストやレコード会社もチラホラ出始めている。司会の森高千里の降板説もささやかれています」(テレビ誌ライター)
情報源: 有吉弘行でも救えない、フジテレビの制作力とブランド力の深刻低下 – エキサイトニュース