日経MJ(日経流通新聞)を読んでいたら、興味深い統計が載っていました。「Yahoo!リサーチ」による映画鑑賞に関する調査です。
映画を映画館で半年間に見る回数
・1回 32.9% 以外と見てないよねぇ~。
・2~3回 21.5%
しかも、1回も見ないと回答した率が31.5%
ヨウスルニ「見ない」+「1回」で、ヨウスルニ6割強なんですね
驚きませんか?
あんなにシネコン含む複合施設が乱立していても、映画業界って実は厳しいんですね。
で、その1回でも見る人たちが幾ら支払って見てるかと言えば
・1000円 31.1%
・1800円 19%
みんな1日やレディースデー、レイトショーなどを利用しているってわけです。
こうなったら映画館収入はパンフや飲食で稼がなければなりません。
キャッツもコンボセットがあったし、V6の「ホールドアップダウン」て゜もタンブラー販売がありましたよね。
それでは、グッズや飲食で観客が落としていく平均金額は?と言うと
・500~1000円 34.2%
・500円未満 38.1%
これで、既に7割超です。
コーラ買うか、パンフ買うかぐらいで皆さん意外とシブチン。
いやぁ~、これが50歳以上の統計ってんなら納得も行きますが、まだまだ映画に行くって身近なレジャーではないのかなぁ。私も職業柄狭い試写室や環境の悪いホールで映画を見る機会が多いので映画館に行って見る作品はそんなに多くはない方ですが、さすがにお金払って見に行くのが半年に1回ってことはないもんね。
だから、今だにテレビの放映権が高かったりスポンサーがついたりするんでしょうな(確かにゆうべの「デイ・アフター・トゥモロー」みたいなヘボっちょ映画はテレビで十分だ)。でも、大きいスクリーンで見たいって思わないのかしらね映画ってスクリーンで見ることに価値があると思うんだけどなぁ。
ちなみに11/17の同紙では「木更津キャッツアイ ワールドシリーズ」についての反響として、「好き」と答えた人が98%、その逆がわずか2%という驚異的な数字。コメントしている方の年齢も、この媒体にマッチした20代後半~40代前半の方が多いんですが、みんなポイントを良く押さえてご覧になってらっしゃること・・・。
中には今までのシリーズは知らなかったけど、映画を見てドラマが見たくなったという方も(これはまんまと製作委員会の術中にハマったな)。日本シリーズの時はファンの間でも本当に賛否両論あって激論交わしているサイトさんなんかも多かったんですけど、今回はやっぱり最後だから、プロセスがどうであれ細かいことは気にせず、肝心要のところがきっちり締まっていれば”良し”としようという寛容さが伺えますよね。