※※※※ ネタバレ注意 ※※※※
松ケンが友情出演していると聞いて観て参りました・・・ゲッソリ。
いや~、例によって例のごとく、原作はアニメもコミックも見ておりません。ただ、映画作品として楽しめればいいなーと、ほのかな希望を持って観たわけですが。
んもー、藤原竜也がダメ。
セリフだけじゃなくて、表情も含めて演技がいちいちうるさい。
それは「DEATH NOTE」シリーズでも常々感じていたのですが、彼の演技がシアトリカル過ぎて疲れるんです。
小栗くんのように、どうしてドラマはドラマ、映画は映画、舞台は舞台って演じ分けることができないんだろう??
もう、ウンザリでゲス・・・。
原作ファンの方はあれ(彼)でイイんですかねぇ?
ジャニびいきだからってこともありますが、大野智くんあたりがやったらハマったのではないか?とも。
内容もテンポ感にやや欠ける場面もありますが、まぁまぁ、ストーリー自体はおもしろいとは思うんです。でも、肝心のクライマックスのシーンがダレるってのはいかがなものか?そして、このシーンが一番展開がショボイんだよなぁ。
私の中では、藤原竜也くんって山田孝之くんと同じぐらい演技が”重くて”余り好きになれなかったんですけど、山田くんの方がずっと芝居に幅があるんだなーってことを、「カイジ」を観て改めて気づきました。
演技が大げさなのは香川照之さんもそうなので、コミック原作の実写化ということもあり、きっと演出なんだとは思うんです。でも、香川さんは”怪演”という表現が使えるパフォーマンスなので、ある意味、原作とのビジュアルのギャップがあったとしても度外視可能できるし、期待を裏切ってはいないのでは?と思うんです。
でも、藤原くんは私にとってみれば(テンションの差は多少あるとしても)いつでも、どこでも夜神月と同じ。
もっと「ライアー・ゲ-ム」のような掛け引きとか頭脳戦が繰り広げられるのかな?と期待していたら、なんか稚拙なトリックで結末を迎えるし、あんなのちっともドキドキもハラハラもしない。
そう言えば「ライアー・ゲーム」にも、やたらオーバーアクションなフクナガというキャラがいましたが、あの人はあの人で存在価値もあり、私にとっては藤原くんの方がよっぽどクドイ(フクナガは何気にオシャレさんだったし・笑)。
なのに、あぁ、それなのに・・・、松ケンがカッコ良すぎて(デスノ同様に)DVD買ってしまいそう(泣)。
まんまとホリプロの術中にコロリとやられてしまいそうだ!!
チラリとしか出ないのかと覚悟していたので、思いのほか出演時間が長くて「お得」でした。2時間9分の上映時間中、たぶん20分間くらいは出てると思いますよ。
そんな短い中でも・・・
①病人(ちょっとセクシー)
②怒鳴る、泣く(感情むき出し)
③雨に濡れる(もれなく好き)
④死ぬ(またかい?)
そして・・・
⑤ヒゲヅラ(キャー!!)
と、意外と見所がたくさんでして(笑)。
ただの、オタ萌えに過ぎませんが、わいにとってこの映画の成果はマジでこれだけでした。
藤原くんってば「新撰組!」の沖田総司はとても良かったんだけどな~・・・。
あっ、松尾スズキさんはイイですよ~(って、鑑賞動機にならんか)。