早乙女太一 明治座特別公演「GOEMON」

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こんちには。

いやね、木村了くんのご友人でトライストーン所属・矢崎広くんがtwitterで「おはうよ」と書いていたのに感化されて、ご挨拶の文字を1文字ひっくり返してみました。不思議と味わい深くなりません??

そんなこたぁ、どうでもいいか・・・(既に早乙女口調)。

で、今年も行って参りましたよ、明治座公演に。
昨年は震災直後だったので、省エネ公演だったのですが、今年はフルで3時間半。といっても、お年寄り相手ということもあり、30分の幕間が2回入るので正味2時間半です。お芝居に1時間半、舞踏に1時間ってトコでしょうか。

今年はこの明治座公演で、早乙女名物の「影絵」をやるってんで、YouTubeで見て以来ナマ「影絵」が見たいと言っていたキリエさんもご同行。

ちなみに影絵はこんな感じ。

すごいっしょ?!

私は劇団朱雀の公演は一度も見たことがないんです。やっぱ、大衆演劇ってスケールが小さいような気がして、なかなか同じ太一っちゃんでもお金を払う気になれなくて・・・。しかも地方公演が多いし。なので、客演というか外部興行を中心に見ているのですが、彼の演目はこれで5タイトル目になるのかな?たった2年間でも、なんだかんだ見てますよねぇ~。

明治座は今年で創業140周年だそうで、会場入口にはお祝いの提灯がぐるーっと飾ってありました。

早乙女エリアだけパチリ(渋いメンツがた~くさん・笑)。

今回、とにかく「できる限り前で見る」を目標にしておりましたが、チケットは2列目の正面というラッキーなお席でして、前過ぎて影絵見づらくなるのでは?との懸念もございましたが、別に気にならなかったですね。

お芝居の原案が紀里谷和明さんだったので、タイトルも英字だし、映画版「GOEMON」と内容が同じだったんでしょうかね?映画の方は見ていないので判断がつきませんが・・・。戦国時代のお話なので、ちょっと複雑と言えば複雑な部分もあるんですが、有名どころの登場人物がバシバシ出てくるのでスペクタクル活劇としては見どころもありました。昨年の演目は思い出すのも難しいくらい大したことなかったので(笑)、今回の方が印象に残りました。とにかく、コミカルな場面もことごとく私どもとは「ノリが違う」し(笑)、2列目なのにこんなに近くでキャストのおじさまたちを見るのがつらいと思う舞台も少ないであろうな(爆)。中には堤大二郎さんや松村雄基さんといった”往年のアイドル”さんたちもいて懐かしい感じ。

しかし、2列目で見る太一っちゃんの殺陣は、いつもながらに美しく、力強く、そして柔軟。彼は汗も余りかかないし、常に凛としていて気持ちの良い御仁です。多少、セリフ回しが早いとこもあるんですが、これは彼ならではのアレンジの付け方だと思います。エンディング近くでは、切られたGOEMONが、のたうち回りながらこの舞台の鍵になる重要なセリフを吐くのですが、その苦しげな姿と言葉の重みに会場はすすり泣きの嵐でございました。ちなみに、私は泣きませんでしたけど(笑)。

現代社会の縮図を表していると言っても過言ではない、この最後のセリフたちは、権力によって生き方を翻弄された人々の心情を代弁していて、格差社会にも一石を投じる言葉が綴られていました。・・・詳しく憶えてないけど(なんつって)。

2部が「影絵」と女形の舞踏なんですけど、その前の幕間にトイレに入ったキリエさんが、こんなの貼ってあった・・・と見せてくれた写真がこれ。

なんだかなー・・・。
ついでに言うとですね、とにかく、明治座内の表示という表示のすべてが文字がでっかくて、劇中写真も販売してるんですが、その申し込み用紙も惜しげもなくA4サイズ。記入するのはもちろんサインペン!写真は10枚ぐらいしかないんで、A4上に作成された表はひとマスがでっけぇかな、でっけぇかな~、です。

余談が過ぎましたね。

「影絵」は、より進化していて立体的でしたね~。自分との殺陣なんて、まさに早乙女太一本人でもやってみたかったろうし、見ている方も同じ気持ちなので、すごいアイデアだなーと。すべてにおいて計算され尽くしている緻密な彼の動きは、実際に見ると決してそうは見えず、なんか簡単そうで楽そうに見えるんですよね~。動物的なカンと言ってもいいぐらいの身体能力の持ち主です。

私は男性である早乙女太一が余りにも魅力的なので、女形は余り好きではないんですが、2列目で見る女形はさすがに美しかった。背中の筋肉がオトコらしかったけど(笑)。1曲ごとに衣装を替えて、しかも、その衣装が豪華絢爛!舞台の方もキャストの誰が来てるお衣装も、みな、とても高そうなシロモノばかりだったので、いやはやこれは衣装だけでもかなり見る価値がございますですよ。これね、大河ドラマよりもお金かかってますよ、きっと。しかも、太一っちゃんの女形は「孤高の女形」なんで、媚びるところが一切ない。ニコリともしないし、本当にいろんな意味で他を寄せ付けない所が、彼のツンデレ性格そのままで萌えるんだよな~。

さて、舞台にはお父様、お母様、弟の友貴くんや、妹のあゆちゃんといった早乙女一家総出演だったのですが、見るたびに弟や妹が大きくなってて驚きます(笑)。

今年から”送り出し”がなくなったそうで、早乙女ファンには賛否あるようですが、まぁ、ファンを大事にしてるのか、してないのか今ひとつ分からん人なので(芸は立派なんだけどね)、もう少し時間が経つのを待ちましょうか。プライベートも充実しているようなので、空気みたいなファンなんて目に入らんのでしょうよ、どーせ。

次の舞台はちょっと金銭的なハードルが高いので、行こうかどうしようか思案中。初秋に日本橋公会堂で劇団朱雀の公演があるようなので、初朱雀してみよっかな?