現公演でミュージカル「ミス・サイゴン」からの卒業を発表していた市村正親(67)が23日、帝国劇場で東京公演千秋楽を迎えた。カーテンコールに、KinKi Kids堂本光一(37)が祝福に駆けつけ、100本のバラを贈った。
市村は92年の初演から24年間エンジニア役を務めている“ミスターサイゴン”。2年前に胃がんで1度離れたものの、演目の通算上演回数は1426回にのぼる。堂本の主演ミュージカル「SHOCK」は、それに続く1422回。1400回達成時には市村が祝福に駆けつけたことから、堂本は「何かお返しがしたかった」と登壇した。
「ミス・サイゴンは何度も拝見していて、毎回エネルギーをもらっている」という堂本が「個人的な意見としては、また見たい」と語ると、客席から大きな拍手。市村は「卒業という形をとらせてもらったが、夢ができちゃった。次、帝劇でミス・サイゴンをやることがあったら、それに立つ夢。この花をもらった瞬間に思いました」と続投の意志を表明した。
「いいかな?」と聞かれた堂本は「もちろん。ステージに立っている本人がいちばん分かっていることだと思う」と喜んだ。市村は「また新たな目標ができた。健康と体力に気をつけていきたい。入学式でまた皆さんにお目にかかれるといいなと思っております」とあいさつした。
情報源: 堂本光一の花束に市村正親「ミスサイゴン」卒業撤回 – 芸能 : 日刊スポーツ