KinKi Kids堂本光一が、「日経エンタテインメント!」2017年4月号(日経BP社)のインタビューで、エンターテインメントとインターネットの関わり方について、ジャニーズ事務所の方針と異なる持論を展開している。
ネット上での写真や動画配信に厳しいルールを設けているジャニーズ。事務所の公式サイトやタレントがPRキャラクターを務める企業のホームページ、一部の出演番組のサイトなどではタレントの写真が使用されているものの、会見やイベントに出席した際のネットニュースでは“掲載NG”。また、音楽業界ではネットを通じた楽曲の購入が主流になって久しいが、ジャニーズサイドはiTunes Storeなどでの配信は行っていない。昨年6月に中山優馬の配信限定シングル「Feeling Me Softly」がmusic.jp、ドワンゴ、レコチョクで配信されるなどの例もあるが、全アーティストの曲が網羅されているワケではなく、ごく一部といった状況。Twitterなどでは「ジャニーズの曲をダウンロードしたいと思ってもiTunesで配信してないから気軽に買えない」といった声がたびたび見受けられる。
そんな中、光一は「日経エンタテインメント!」のインタビュー内で、「個人的な本音としてはもう、配信は絶対積極的にやるべきだと思ってるんです。ただ、うちの事務所はネットに対して非常にお堅いので、ここは僕と意見が分かれるところなんですけど(笑)」と、ジャニーズの手法に異論を唱えている。この発言の真意について、「僕はもともとコレクター気質がないので、CDやレコードのジャケットなど物体としての製品に特別愛着を覚えない。昔からそうなんだけど、構えて音楽を聴く人じゃない」と主張。
有線やストリーミングサービスを利用してランダムに音楽を聴くスタイルを好んでいるそうで、「便利なものはどんどん利用すればいいじゃん、って考えるタイプなんで(笑)」「作り手として、例えば『アルバムは曲順通りに聴いて欲しい』とかいう気持ちも僕は薄いんですよ。1曲250円とかで、気に入った曲だけ持っていってくれればいい。そこに抵抗は全くないです」と本音を明かした。
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情報源: KinKi Kids堂本光一、「ジャニーズは音楽配信をやるべき」「ランキングも公正になる」と提言|ジャニーズ研究会