7月の視聴率競争では、『HERO』効果で最近にない健闘を見せている。13~19日の週間視聴率は、全日2位、ゴールデン帯2位、プライム帯3位。映画『HERO』の公開日となった18日(土)には、21時からの『土曜プレミアム HERO THE TV 緊急生放送』をオンエアし、12.2%を獲得。この日は14時5分から17時30分までの時間帯も『HERO』を再放送し、10.6%に。土曜の昼帯では驚異的な数字となった。1日の約4分の1を『HERO』に費やし、一気に視聴率を上げたのだ。
「短期的な目で見れば、SMAPさまさまでフジは助かった。だが、これでまたしてもフジのSMAP依存体質は進む。言い換えれば、フジはジャニーズ事務所内でもSMAPを担当する、同事務所マネージメント室長の飯島三智さんとこれまで以上にベッタリの関係にならざるを得ません。
テレビの視聴者層が高くなってきたこととSMAPの延命は、密接に関係しています。いわゆるF2層(35~49歳の女性)、F3層(50代以上の女性)が主な視聴者層なので、メンバーが40歳前後で、これらの層に根強いファンを多く抱えるSMAPが、テレビ界で今も重宝されるわけです。逆にいえば、SMAP以外で飯島さんが担当するKis-My-Ft2、Sexy Zone、ABC-Zは、テレビをあまり見ない20代以下をメインのファン層としており、起用しても視聴率を期待できません。
情報源: フジテレビを悩ます、ジャニーズ“飯島マネ問題”が深刻化?SMAP頼みの代償… | ビジネスジャーナル