氣志團のシングル&アルバムジャケットは、懐かしの「ハイティーンブギ」ですね
これを見たら、語らないわけにはいかないでしょう・・・たのきんで映画化した時の話を。
公開は1982年。当時大人気だったコミックの映画化ということで、主役の藤丸翔のイメージとマッチが合わない、という原作のコアファンからの大ブーイングの中での公開でした。マッチが少しでも翔のイメージに近づくためにハードな減量をしたというのは有名な話です。桃子役はこれが芸能界デビューとなった武田久美子さん。まさか、将来あんなお色気ネェちゃんに成長するなんて全然思ってもいませんでした。音楽は小杉プロデューサーの下で山下達郎さんが担当でした。
ツッパリブーム全盛期。しかも、テーマの中にはかなりヘヴィーな内容も盛り込まれていて「積木くずし」同様のセンセーショナルなコミックだったんです。はっきり言ってたのきんの三人が演じたどのキャラクターも、コミックと原作とではほど遠いものでしたね。
ロケには随分行きました
とにかく、ソフトリーゼントのトシちゃん(シゲ役)のルックスがすごくかっこ良くて、それが見たいが為に山下公園や元町、横浜界隈に連日通いました。主人公の藤丸翔はライダーズというバンドを組んでいたので、バンドシーンの撮影にもエキストラとして参加しました。確か中野公会堂だったかな・・・労音会館だったかな、ちょっと覚えてないですけど、たぶん学校サボって行ったと思います(笑)。ライダースのメンバーはサミー役のヨッちゃんに、ヤッちんという後のザ・グッバイの双頭に加え、のおちん(ジャPAニーズ)と当時売り出し中の宇治政高くん(後のイーグルス)などでした。
当時、映画って3ヶ月ぐらいかけて撮ってたんですよ。
やっぱり、人気者だったし、歌番組とかレギュラー番組に加え連ドラもワンクール半年でしたから、集中してスケジュールを明けられなかったんでしょうね。
もちろん、映画は舞台挨拶を含め3回ぐらいは見に行った記憶がありますが(と言うか一日中映画館にいて何度も見た)、今のようにビデオになっても1万円ぐらいしたので(しかもビデオデッキなんて各家庭にない時代でしたから)、手元にソフトが残っていないのが残念です。そうそうハイブギは確か、たのきん映画で初の単独上映だったと思います。それまでは2本立てだったんですよ。
今、またこうして氣志團がかつての記憶をよみがえらせてくれて(氣志團を知った時から「ハイブギ」の翔から名前取ったのかな~とは思っていましたが)うれしいですね。でも、バイクにリーゼントにスカル柄のスタジャンなんて、今と余りファッションも変わらないですよね
・・・面白いもんです。
あっ、そうだ
マッチの初キスシーンと言うことで、スゴかったんですよ。
映画館でカメラのフラッシュがバチバチバチッとはためいたり、イヤーンという泣き声がしたりして・・・そんな時代でした。