タモリ(70)が、今年のNHK紅白歌合戦総合司会に起用されることが5日、濃厚になった。1983年(昭58)にも務めており、実現すれば32年ぶり2度目となる。白組司会をV6の井ノ原快彦(39)、紅組司会を有働由美子アナウンサー(46)が務めることも有力になった。
昨年ゲスト審査員を務めたタモリが、今年は目玉の1人になりそうだ。 紅白の司会は例年、10月中旬に発表されるが、局内からは最近になり、「司会がタモリさんならいいよね」と期待する声が多数聞こえる。関係者によると、NHKが総合司会の候補を考えるにあたり、当然のように名前が浮上した。08年12月放送のパイロット番組からスタートし、現在、第4シリーズが放送されている同局「ブラタモリ」(土曜午後7時30分)も好調だ。若年層から中高年まで、幅広い世代の支持があり、今年の紅白歌合戦の顔としてはぴったりと考えられているようだ。
同関係者は、タモリについて「紅白という大舞台の司会を安心して頼める安定感と実力、存在感もありながら、いるだけで周囲が和らぐ雰囲気もある。話題性も十分」とも話している。現実にタモリが、86年から司会を務めているテレビ朝日系「MUSIC STATION」には、タモリをリスペクトし、出演する大物アーティストが多数いる。その状況下、白組の司会ではなく、「総合司会で」とされているのも、「紅白に偏らない立場がいい」と考えられているからのようだ。
同関係者は、紅白それぞれの司会は、「井ノ原と有働アナが濃厚」と説明した。10年からともに「あさイチ」の司会を務め、そのコンビネーションは、紅白の舞台でも存分に期待できるという。昨年11月の紅白出場者発表会見でも、紅白初出場のV6メンバー井ノ原に、有働アナが「すごくやりにくいです。パンストをはいてないで出てるみたい」と大胆発言すると、井ノ原は「僕もです…何ですかそれ!?」と突っ込む軽妙なやりとりを披露した。将来の司会コンビ候補を感じさせていたが、今年、現実になりそうだ。
全文は以下にて。
情報源: タモリ32年ぶり2度目のNHK紅白総合司会の濃厚 – 音楽 : 日刊スポーツ