先日、『フジテレビはなぜ凋落したのか』(新潮新書)が発売されたように、いまやテレビ業界で「ひとり負け」状態となっているフジテレビ。
社運を賭けた報道新番組『ユアタイム~あなたの時間~』は、ショーンK氏の経歴詐称問題でミソを付け、有村架純&高良健吾主演の“月9”は歴代最低視聴率を更新した。さらに、頼みの綱だった今クールの福山雅治主演『ラヴソング』も大爆死中で、目も当てられない状況だ。「視聴率が悪いと広告収入が落ち込み、当然のことながら業績を直撃します。フジの2015年度上期の営業利益は約10億円の赤字で、開局以来、初の赤字転落となっている。6月に行われる株主総会では、日枝久会長や亀山千広社長の責任が追及されるのは確実。退陣に追い込まれる可能性もあります」(経済記者)
上層部が苦境に立たされていることで、にわかに現実味を帯びてきているのが、長寿番組の『SMAP×SMAP』『とんねるずのみなさんのおかげでした」の打ち切りだ。「『みなさん』は亀山社長の温情で3月打ち切りを免れましたが、とんねるずの、2人で1本1,000万円のギャラは、さすがに高すぎます。『SMAP×SMAP』も1本400~500万円と、ドラマ並みの制作費がかかっている。視聴率は下降の一途で、マネジャーだった飯島女史がいなくなった今、無理に続ける必要もなくなった。むしろ、番組を潰してジャニーズの本流となった嵐や関ジャニ∞といったジュリー副社長派グループの新番組を立ち上げたほうが、局としてもメリットが大きいですよ」(フジテレビ関係者)
『SMAP×SMAP』に関しては、もはやメンバーたちにやる気がないという声も聞こえてくる。「分裂を回避した功労者ということで、キムタクは事務所から“やりたい仕事だけをやる”特権が与えられているとか。キムタクはもともと、バラエティ嫌い。特に最近は、『SMAP×SMAP』の収録で中居正広と顔を合わせるのが嫌で、番組を辞めたいと漏らしているそうです」(同)
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