インターネットテレビ局・AbemaTVで放送され、たびたびネット上で番組内容が話題となっていた『マジガチランキング』が、9月20日の第23回放送で最終回を迎えた。これまで、「男が見てもかっこいいジャニーズ」「すっぴんがブサイクだと思う女性芸能人」など、過激なランキング結果を発表してきた同番組だが、MCのカンニング竹山は最終回で「打ち切り」「いろいろ怒られた」と、裏事情を告白。ネットユーザーの間で、番組終了は大手事務所からの「圧力ではないか?」と物議を醸している。
10代の男女が答えたアンケート結果を、地上波では放送できない視点で取り上げる『マジガチランキング』。若者の“生の声”が反映され、時には刺激的なコメントも飛び出すため、毎回のようにネットニュースに取り上げられていた。
「今年4月の放送では『10代の男女がマジで歌が上手いと思うミュージシャンランキング』で、嵐の大野智が1位を獲得しました。しかし、この順位に疑問を抱いた竹山が『全然、納得いかないっすよ』『リーダーは好きですよ、人間もいいしね。でも、(大野の歌声を)聞いたことないから……』などと、不満げにつぶやいたんです。放送後、竹山のTwitterには嵐ファンからの批判が殺到し、大炎上しました」(ジャニーズに詳しい記者)
一部の層からは支持されながらも、賛否両論を巻き起こしていた同番組。最終回で竹山は「正しく言うと、打ち切りです」とキッパリ言い切り、「いろんなところで、この番組怒られてたんですよ」と明かした。ゲストの土田晃之が「知ってますよ。ネットニュースでよく見かけまして。某Jの事務所のOくんの話とか……」と、暗に大野の例を引き合いに出すと、竹山は「あれもありましたし、でも違うところからも、いろいろ怒られたりとか」と、バツが悪そうにポロリ。
さらに、竹山は「テレビのランキングって、言ってもちょっと“忖度”があるじゃないですか。テレビ局の事情とかプロダクションの事情とかいろいろあって、考えてやってたのが多いから。『そういうのやめようぜ』って言って、これでやったらですね、スゲー怒られまして」と、何度も“怒られた”ことを強調。最終的には、投げやりな口調で「今日のランキングは、めちゃくちゃ全部、忖度入れてます。この番組はプロダクションの事情とかテレビ局の事情を全部省いてやってたんですけど、今日のランキング、事情をバリバリ入れてます」などと説明した。
そして、番組は「この夏おもしろかったと思うドラマ」「この秋見たいと思うドラマ」「ちょっと早いけど今年一番のワイドショー的なビックニュース」と、いずれも“無難”なテーマで終了。エンディングでは、竹山が各方面に迷惑をかけたと謝罪した上で、「おそらく永遠に復活することはないと思います」と、挨拶したのだった。
この最終回を受けて、ネット上では「どこからの圧力なのか」という点に話題が集中。ネガティブなランキングの常連だったAKB48グループや、「ジャニーズも散々な言われようだった」「地上波じゃ絶対叩けない聖域だもんな」と、ジャニーズサイドの圧力を疑う声が続出している。
「大野と竹山の騒動以外に、4月のオンエアーでは『10代女子がちょっと前までは好きだったけど最近そんなに好きじゃなくなった男性芸能人』ランキングで、松本潤(20位)大野(12位)相葉雅紀(10位)二宮和也(4位)と、嵐メンバーがズラリ。熱愛報道で好感度が下がった人もいれば、首位になった櫻井翔については『顔が太ってきたから』といった容姿に関するダメ出しもありました。また、7月5日の放送回で発表された『よーく見るとルックスがイマイチだと思うジャニーズメンバー』ランキングは、1位がKis‐My‐Ft2・藤ヶ谷太輔で、北山宏光(2位)、宮田俊哉(3位)も上位に。ジャニーズ事務所がネット番組まで目配せしているとは信じがたいですが、少なくともこの番組でジャニタレの悪口や批判が多く出ていたのは事実です」(同)
情報源: 炎上番組打ち切りはジャニーズ圧力?|サイゾーウーマン