ジャニーズが生きるのは「借り物の場所、借り物の時間」か

147

借り物の場所、借り物の時間。

これは1997年までイギリス領だった香港を、作家ハン・イースンが表した言葉です。かの地とそこで起こることは、ひとときの幻のようなものだと。

アイドル、ジャニーズが生きるのも、「借り物の場所、借り物の時間」なのでしょうか。

2016年12月31日、東京ドームでHey!Say!JUMPのコンサートが行われました。

メンバーの山田涼介さんは、「僕たちHey!Say!JUMPは来年10歳になります! 10周年、20周年……30周年も、ずっと僕たちと一緒に歩いて行きましょう!」と挨拶し、末永くファンと共にあることを誓いました。

数年で引退した、昭和のアイドル

なるほど昭和のアイドルたちは、ほんの数年まばゆい輝きを放ったのち、静かに退いてくれました。

でも時代は平成の世。

2017年で言えば、前出のHey!Say!JUMPは9月にデビュー10周年、A.B.C-Zは2月に5周年、彼らの先輩たるKinKi Kidsは、7月に20周年を迎えます。

しかし彼らの誰も、「そこそこ長いことやらしてもらったし、そろそろ……」みたいなことは言い出さない。

むしろ彼らが言ってくれるのは、「これからもずっと愛し合おう!」といった穏やかなエンゲージ。

ジャニーズが、借り物の場所、借り物の時間に生きる“うたかたの王子”だった時代は死にました。今彼らは、まごうことなきうつし世の王子として、私たちに寄り添っていてくれます。

Hey!Say!JUMPが“30周年”を迎えるころ、メンバーは40代になっています。ちょうど今のSMAPと同じ年頃くらいでしょうか。

“大人になっても現役”の道を拓いたのはSMAP

大人になっても当たり前のようにそこにいて、同じ時を刻む存在であること。その礎を築いてくれたのは間違いなくSMAPです。

年が明けても、胸を占めるその存在感はいや増すばかり。今しばらく“凪”のときがあっても、また彼らに始動の機が来ることを願ってやみません。

SMAPが道を拓いたから、後輩たちが後に続ける。

ジャニーズのみなさんには、日本女性を支える生涯現役王子として、いつまでもその笑顔を見せてほしいものです。永遠に、永遠に。

全文は以下にて。

情報源: ジャニーズが生きるのは「借り物の場所、借り物の時間」か (女子SPA!) – Yahoo!ニュース