オリコンが17日、上半期のシングル売り上げランキングを発表。トップ10のうち、6商品がAKB48関連グループのシングルだったことがわかった。 首位は、AKB48「僕たちは戦わない」(キングレコード)で、推定売り上げ数は177万1,608枚。2位以降は、AKB48「Green Flash」(同/104万1,084枚)、SKE48「コケティッシュ渋滞中」(avex trax/68万7,284枚)、乃木坂46「命は美しい」(SMR/61万5,449枚)、嵐「青空の下、キミのとなり」(ジェイ・ストーム/55万2,360枚)と続く。
「今年の上半期も、まさに『特典商法ランキング』といった印象。AKB48は言わずもがなですが、SKE48の『コケティッシュ渋滞中』は、個別握手券付きの劇場盤CDにミュージックカード1枚を同梱することで、オリコン集計上はCD2枚分にカウントさせる力技に打って出た。さらに、8位にランクインしたKis-My-Ft2の『Thank youじゃん!』(avex trax/47万5,048枚)は、イベントに応募するためのシリアルコードを封入。イベントが1日ではなく4日間開催され、1つのシリアルコードで1公演にしか応募できなかったことが、さらに複数買いを促したといわれている。ちなみに、SKE48、Kis-My-Ft2共に、レコード会社はエイベックス。あそこは、ファン心理を巧みについた新戦法を生み出すことに、情熱を注いでいますからね」(音楽ライター)