ネタバレにご用心
今となっては随分前って感じですが、「のだめカンタービレ 最終楽章 後編」見ました!
なんか正直言うと、期待ハズレでした。
もっと、こう、のだめらしく、ドラマチックで、のだめの王道っぽく、イー感じにまとまるのかなぁと思いきや、やや拍子はずれな感じ。
だいたい、のだめちゃんがいきなり大舞台を踏むって時点で、ちょっと、なしかなって。
私は彼女がコンクールに出るのを楽しみにしてたんですよ。
いきなり”晴れの舞台”じゃなくてね。
オクレール先生の教えを覚って、コンクールでそこそこ評価を得てぇ、みたいな展開を期待してたんですよね。
そしたら、いきなり一足飛びで千秋と立場逆転みたいな・・・・・・
ちょっち納得いかなかったな。
だって、あたし的には、のだめちゃんが千秋に追いつこうと頑張って空回りしたり、近づいたかと思ったら、更に差が開いて・・・の展開が好きだったのよ。
そんで千秋のコンサートを見て、その才能に感動しつつも、どんどん置いてきぼりにされるのだめちゃんの涙にシンパシーを感じられるわけですよ。
あとね、全然「Fin」じゃないじゃん。って。
あわよくば、続きを・・・って感じがしましたね。
前編がすごくのだめの王道で、ファンが見たいものを見せてくれたという満腹感がありましたが、後編はなんかせっかく満腹になった腹が消化不良を起こしてしまったという感じ。
あとね、演奏される曲に派手さというか、ダイナミックさがなかった感が残りました。
まぁ、私個人になじみのない曲が多かったせいかもしれませんが、最後に二人が連弾するモーツアルトが聞けた時に、なんかやっと知ってるーって思ったし。
これが、前編・後編じゃなかったら、もっと全てがスッキリするのに、2つに分ける必要性は全くなかった気がしました。
なんかハンカチ用意してたのに、全然必要なくて、ちょっとがっかり。
でも千秋を演じる玉木は素晴らしいので、それだけでも見る価値はあるんですけどね。
あと、音楽は素晴らしいです。
これはもういつもの事ですが。
今思えば、新春SP in Europe 前編・後編の方が、よっぽど映画化に相応しい内容に思えますね。
あの位の感動が欲しかったです。
では、また来ます。
じゃねっばい。