ちょっと残念「シーサイド・モーテル」

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ワールドカップが始まり、連日TV観戦でバタバタしています(汗)。
「シーサイド・モーテル」は先週のレディースデーに行きたかったんですけど、「瞬 またたき」イベント@ラクーアがあって、敢えなく見送り・・・、なので、ようやく昨夜観て参りました~!!
キャストの配列もおもしろそうだったし、予告も良くできていたので、ちょっとだまされた感が・・・(苦笑)。多分、監督の演出テイストがちょっと私好みではなかった気がします。
斗真くんが演じた役も、斗真くんである必要がないように思えたし、他の部屋のキャストがマッチしてただけに惜しいですね~。Candyも場末ながら、そこはかとない色気を持った女優さんでないと、現実味が薄れるっていうか、見ていて引くというか。正直、麻生久美子さんは私にとって、ちょっと食傷気味だったこともあるので尚更でした。例えば伊藤淳史くんと井川遥さんとか(地味すぎるか・笑)だったら一気にリアルな感じがするんですけどね~。だって、亀田雅之って顔してないもーん、斗真くん(笑)。
古田新太さんや池鉄さん、そして赤堀さんは実にいい味を出していて、本領発揮だったと思いますが、強烈に後引くおかしさを期待し過ぎてました。まぁ、それでも、203号室で玉鉄と山Dの”賭け”のクダリは、いい意味で次の展開が分かって文句なく可笑しかったですけど。
玉鉄のチンピラ役といい、温水さんの意外性といい、この辺りは実に楽しい配分ですが、手の内が見えてしまうのが残念。もう一回ひっくり返して欲しかったな~(映画ver.として)。「キサラギ」ぐらいのえーっ!!っていうドンデン返しが欲しかった。
玉鉄が最後のファミレスで隣の客に「てめー、人がメシ食ってんのにタバコ吸ってんじゃねーよ」ってぶん殴るシーンが異様にカッコ良かったです。山田くん演じる陽介を抱き締めて毒薬を打つシーンでも「タバコくせーなぁ」って言ってるから嫌煙家なのかな?でも、敏ちゃん煙草吸ってなかったっけか?
しっかし、山田孝之くん!彼はハマリ過ぎててシャレにならない(笑)。芹沢多摩雄はカッコ良すぎるから、失礼ですけど、このくらいの雑魚の方がピッタリ!それにしても、彼を見てるだけで毛が生えて腕がごん太になりそう(笑)。ってか、わいは既に腕も”ごんぶと”だし、毛もボーボーだった(ガクッ・・・)。

シーサイド・モーテルは、外見も内装も汚い割にアメリカンテイストな備品がヤケに豪華だったりして、登場する車もやたらクラッシックカーばかりで、この辺りは監督のセンスだと思うんですけど(「いつ」の話なのか、ちょっと時代が見えない感じ)、オシャレにしたいのか、リアルにババっちくしたいのかが中途半端な気もします。女はやっぱリ目が現実的だからね~(笑)。
アスミックらしいと言えば、らしい映画だと思いますし、その時点でもう大衆ウケは狙ってないとは言え、内容、映像(美術)、音楽、どれをとってもマニアうけもしなさそうっていうのが残念ポイントです。
あっ、そう言えばBGMでThe Specialsの「Ghost Town」をもろパクリしてる曲がありましたけど、そーいうトコがインチキくさくてダメなんですよ。
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