それは、木村くんが主演ということも多分にありますが
原作
とにかく、木村くんがここまでやれるとはハッキリ言って全く期待していなかったので驚嘆しています
太刀裁きも重厚だったし、訛りも予告で見た時には「ありゃりゃ
見えないはずなのに、心の底を見透かすように新之丞がカッと目を見張るシーンは
脇を締める配役も適材適所で、脇に徹していると言うか「あー、すんごい人が出てきちゃったな~」って突拍子のなさとか違和感を感じさせなくて、完全に作品に溶け込んでいましたねぇ。この作品に登場する男たちのそれぞれの「武士の一分」が、どんなジェネレーションの方が見ても真っ直ぐに伝わってきて、しかも爽快感もある
いわゆるベタベタの侍映画ではなく、山田洋次の描くヒューマンドラマですから、時代劇が好きじゃないとか、時代背景(「ご新造」に代表されるような言い回しとか)が良くわからない人でも楽しめるようになってはいます。それでも、キリエさん同様に20代後半以降ぐらいの精神的に円熟した大人の方でないと、この良さはやっぱり伝わらないかなー