実際の舞台裏では、どんな話し合いが行われていたのだろうか。
「大前提として『24時間テレビ』は、日テレの看板番組を手がける人気ディレクター数人が毎年ローテーションで総合演出を担当するのが通例となっています。ですからランナー候補もおのずと、そのディレクターが担当している番組の出演者からピックアップされることが多いんです」(テレビ局関係者)例えば、日曜夜8時の人気番組『世界の果てまでイッテQ!』の演出を手がける古立善之氏は2009年、そして13年と『24時間テレビ』を担当しているが、それぞれの年のランナーは、イモトアヤコ(09年)、森三中・大島美幸(13年)と、どちらも『イッテQ』の出演者だ。また『行列のできる法律相談所』を手がける高橋利之氏が担当した05年のランナーは、当時『行列』に出演していた丸山和也弁護士だった。
「そして今年は、『幸せ!ボンビーガール』『天才!志村どうぶつ園』、さらには『ザ!鉄腕!DASH!!』という超人気番組を数多く手がけ、いま社内でも高い評価を受けている清水星人氏が総合演出を担当します。それら3番組のうち、DAIGOは『志村どうぶつ園』と『ボンビーガール』という2つの番組に出ています。5月19日に番組内でランナーに指名されたとき、『それに対し、断ることもできる』という話でしたが、もし仮に断れば清水氏をはじめとするスタッフともギクシャクするばかりか、今後の番組出演はおろか、タレント生命にも響きかねない。ですからスタッフは、『DAIGOは絶対にオファーを受ける』という確信があった上で指名したとみていいでしょう」
さらに同関係者によれば、ランナーの選考には視聴者が感情移入できるような、走るための“大義名分”も必要とされるという。その意味では、“愛する人のために走る”という背景があるDAIGOは適任、とのことだった。
情報源: 『24時間テレビ』チャリティランナー、DAIGOを選んだスタッフの打算と舞台裏|サイゾーウーマン