『黄色い涙』レビュー ※ネタバレ※

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※※※※※※※※映画のネタバレが含まれています※※※※※※※※
特典映像見たさに、1週間前にグローブ座に見に行ったのですが、どう感想を落としたものか悩みつつ、とうとう今日になってしまいました。
まず、特典映像から。
これは、ニノちゃん司会による大喜利なのですが、実はまったく大喜利になっていないという・・・。そして、映画の見所とかメンバーが好きなシーンなどを語ってくれます。いつもの嵐らしい楽しい内容なのですが、ただスクリーンが悪いのか映像が悪いのか良く分かりませんが、走査性が悪くて映像の動きについていけてないのが残念でした。
そして、映画本編。
あの~、これは映像化しないで活字で読んだ方がいいんじゃないかな~って思いました。やっぱりね、嵐や香椎由宇ちゃんだとキレイ過ぎてムリがあるんですよ。あの時代にあの顔つきと体格はあり得ないもの・・・。
私は原作も読んでないし、NHKのドラマも見たことはありませんが、嵐だとこの作品の魅力も薄れてしまうし、その逆にこの作品だと嵐も活かしきれていない気がします。全編が違和感のかたまりのような。
今、これをやって何が得られるんだろうかと思いました。
「ALWAYS」や「東京タワー」の二番煎じと比されて、それを押しのける勢いもないし、見に来るお客さんは圧倒的に女性多数なのに「昭和男の理想や群像」を見せ付けられても、どこにシンパシーを感じればいいのだろう??
そして、マツジュンはどうしてあんなちょびっとしか出ないの?
メンバーも大人になってしまったし「PIKA☆NCHI」の流れで撮れないのは理解できるんですが、もう少し探せばテーマはいくらでもあるはずだろうに。ジェイストーム作品の”狙い過ぎ”感が顕著に出ているような。大体IMJと組むこと自体がタレントにマッチしていない気がするんですよね。芸術性を狙い過ぎてるサマが見え見えで返って陳腐に見えるんです。あくまで、私、一個人の意見に過ぎませんが。
特にエンディングがね、良く分かんないんです。
どうせなら、相葉ちゃんと由宇ちゃんの恋愛かニノと田畑智子ちゃんの恋愛を広げてみたら良かったのに(後者ペアは芸達者だしね)。別に恋愛モノを称賛するわけじゃなんですが、この内容だと見ている女性陣に感情移入させるにはコレしかない・・・。
コミカルな場面も余りなくて、まじめ過ぎるから見ていても息を抜くところがなくて固まっちゃう(笑)。映像も凝ってそうでいて実は中途半端だし。
なのに、あんだけのタイアップが取れて、あの露出がキープできる。
グッズも売るんでしょうね、おそらく。
その理由はただひとつ!嵐だからなんですよね~。
だったら、その素材をベストな状態で使って欲しいです。
これから見に行く方は、グローブ座で見ることをお勧めします。
一番の見所は上映前の特典映像なんで(苦笑)。