日曜の朝、Twitterのトレンドランキングに、必ず登場する謎の言葉がある。「パティ丸」「パイ丸」「わが丸」「ポイ丸」……。全て最後に「丸」が付くこれらのワードは、ファンならおわかりのはず。そう、KAT‐TUN・中丸雄一が、『シューイチ』(日本テレビ系)内の1コーナー「まじっすか」の中で名付けられてきたニックネームだ。
「去年9月から、同コーナーでは『芸能界1のパティシエになる!』という長期企画がスタートしました。これは中丸が人気の洋菓子店で修業を積んで、最終的にお菓子の家を作るという壮大なプロジェクトなのですが、そこで彼が毎回“パティ丸”と呼ばれているんです。さらにその発展形として、アップルパイを作ったときには“パイ丸”、和菓子職人に弟子入りした回では『和菓子の中丸』ということで“わが丸”と呼ばれたことも。またこの『まじっすか』では華麗なパフォーマンスアートに挑戦する企画も行われているのですが、ジャグリング道具の1つ『ビジュアルポイ』を披露した回では“ポイ丸”と命名されていました」(芸能ライター)
そんな『シューイチ』は放送6年目を迎える人気番組。司会の中山秀征と片瀬那奈による楽しい掛け合いとともに、政治や最新のエンターテイメント、話題のグルメと、さまざまな情報を生放送で紹介している。
「開始当初は視聴率7%台を叩くことも多く低空飛行だったこの番組も、現在は2ケタが当たり前。お茶の間に視聴習慣がつき、『日曜の日テレ』と呼ばれる高視聴率リレーの一翼を担っています。しかもメインターゲットがF1(20~34歳女性)、F2(35~49歳女性)層と、スポンサーのニーズと完全に合致しており、日本テレビでも優良番組の1つに挙げられています。4月10日のオンエア回は12.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録したのに対し、裏番組『サンデーモーニング』(TBS系)は13.2%。長年人気を誇ってきた後者との差は、わずか1%まで肉薄しています」(業界関係者)
その関係者によると『シューイチ』のプログラムの中でも、中丸のコーナー「まじっすか」は重要な位置を占めるという。「『まじっすか』は通常、朝9時過ぎから放送されていますが、裏の『サンデーモーニング』ではこの時間、“喝(かつ)!”“あっぱれ!”の一言でおなじみ、野球解説者の張本勲氏がその週のスポーツ界の出来事を総括する『週刊御意見番』が放送されています。2時間の『サンデーモーニング』の中でも、瞬間最高視聴率を頻繁に取ることが多いこの人気コーナーに中丸をぶつけてくるということは、『シューイチ』の中でもかなり期待されている証拠と言ってもいい」
日テレに思いを託された中丸だが、ではどんなところが魅力だろうか?「KAT‐TUNという、どちらかというとギラギラしているグループの中にあって、折り目正しい好青年という立ち位置が存在感を放っています。『シューイチ』でも、淡々と任務を遂行するまさに『サラリーマン』といった印象で、年配層にも好感を持たれています。かつてドラマ『スシ王子!』(テレビ朝日系)の宣伝で、主演のKinKi Kids・堂本光一と一緒に人気バラエティ『「ぷっ」すま』(同)に出たときも、2人の関係は『上司と、それについて周る部下』といった雰囲気を醸し出していましたが、まさに中丸は『永遠の新入社員』なのかもしれません」(放送作家)
そんな素朴で、いつまでも初々しいキャラクターが、ついにこの『シューイチ』で多くの人々に注目されているといえよう。 また、中丸が新たな顔を見せたのは4月23日『池上彰のニュースそうだったのか』(同)。ニュースの伝道師・池上彰にもたじろぐことなく次々と質問をぶつけ、早稲田大学卒(人間科学部人間環境科学科)という意外な高学歴ぶりを見せつけて、キャスターなど、今後の仕事の広がりを予感させた。「ちなみに、この日の同番組の視聴率は15.4%。裏番組の『世界一受けたい授業』(日本テレビ系)、『ジョブチューン~アノ職業のヒミツぶっちゃけます!』(TBS系)を上回り、同時間帯1位に躍り出ました」(芸能ライター)
情報源: 『シューイチ』好調のワケは中丸雄一!? テレビ関係者が明かす、“まじっすか”な高評価|サイゾーウーマン