「銀幕版 スシ王子!」完成披露試写会レポ I

70

3月17日ミラノ座1で行われた完成披露試写会の模様を取り急ぎばっくりとレポ致します!
ミラノ座で映画を見ること自体うん十年ぶりかと思えるのですが、いやはやこんなに大きな伝統的な映画館がまだあったんですね。
席に座れない方も沢山いて、通路で参加している方もいらっしゃいました。こんな光景はキャッツ以来です。でもメディアやカメラの数が少なめだったので、客入れ前に別途取材等があったのかもしれません。
MCはテレ朝のアナウンサーの方で、堤監督、北大路欣也さん、伊原剛志さん、石原さとみさん、釈由美子さん、そして光一さんが最後に呼ばれて登壇。
主役の光一さんから挨拶が始まりましたが、最初はスシ王子というよりも、ややハニカミ王子といったご様子で、照れ笑い(?)混じりに
「やっと皆さんに見て頂ける日が来て、嬉しく思います。撮影は去年の夏に終わっていたんですが、自分もつい最近見ました」と切り出し、映画の見所を話そうとすると、客席のテンションがそわそわしだすと、お得意のSの光一節が出て、「なんやねん」と噛み付き、「かわいい~!」の声が上がるのに対しては、
「いつもの調子で、”うるさいんじゃ”と言いたくなりますが、今日はフォーマルにいきたいと思います」とクールなご様子。
そして「色んな反則技が詰まった仕上がりになっています」というと、堤監督も光一さんの方を向いて、ニヤニヤ。「豪華なキャストが集まっていて、これ自体が反則技だと。是非楽しんでください。」
釈さんは、「アクション担当だったのですが、光一さんをケガさせないように緊張しました」
石原さんは、「撮影は2日間だけでしたが、大好きな堤監督とまた仕事ができ、堂本光一さん主演の作品に参加出来た事を幸せに感じています」
伊原さんは「すごくおもしろい作品に仕上がっていると思うので、大きな声で笑っていただければ幸いです」
次に北大路欣也さんのご紹介のところで、MCの方は北大路さんのお名前を度忘れしたのか詰まってしまい(Gyo!)、でも、北大路さんはおどけてMCの方に近づきプレッシャーをかける素振りをしていたのがコミカルでした。すごく気さくで良い方みたいで、好感度大アップしちゃいました!!
北大路さんはあの渋いお顔と声で
「どうも、源五郎です」と切り出したので、笑いが起きました。
「すごい方々と一緒に仕事ができて、オジサンは大変でした!でもね、今とてもいい思い出になっています。どうぞ思いっきり楽しんで頂きたいと思います」と模範のようなご挨拶。
最後に堤監督から
「え~、監督”役”をやらせて頂きました堤幸彦でございます。やくみつるではございません」と冒頭のひと言で会場を大爆笑の渦に。
続けて「・・・本当にだいぶ長きに渡ってこの作品には関わって参りましたが、もともとニューヨークにおける銀幕版が最初のスタートでした。やりたいことを詰め込んで突き進んで参りましたので最後まで楽しんで頂きたいと思います」。
ここからは質問コーナー。
まずは光一さんへ
Q.「ニューヨークでのロケと言うことだったんですがいかがでしたか?」
A.「え~そうですね、遠かったですね(笑)飛行機で13時間ぐらいあったと思うんですけど、自分自身としては本当にどういう場所で仕事をする時も余りテンション変わらない人間なんですけど、ただやはりこのスシ王子がまずニューヨークに行くってことが、まず第一歩めのおバカですからね、一歩目の反則技ですよね。どうやってスシ王子がニューヨークにたどり着いたのかってとこを見て頂ければわかると思いますけど。あと、印象的だったのは、独立記念日と撮影がちょうど一緒になりまして、独立記念日って花火が上がるんですね。で、その日の夜は撮影がなかったんですけども、せっかく花火も上がるし撮りたい、撮ろうということになり、休みを返上し撮影しに行きまして、それがすっごい印象的なシーンになってまして・・・」
堤監督「ねっ!結果オーライですよね!プラマイゼロ、むしろプラと言った感じで」
光一さん「ホントに!すごく印象的なシーンに・・・河太郎とこう・・・いいシーンになってると思います。あとは、ドラマ版を見てくださった方も多くいると思いますが、映画ならではのスケール感がニューヨークに行ったことによって出て、皆さんにもそれを感じて頂けたらボクとしても嬉しいなと思っております」。
釈さんへはアクションシーンで苦労した点についてのご質問が。
「インの時から殺陣のシーンで。自分がまだ動けない状態で、(光一さんの)キレイな美しいお顔に傷をつけてはいけない、ファンの方に刺されてしまうんじゃないかと、そればっかりで、ネコパンチになってしまいました」と謙遜して答える釈さんに
「それよりも、ボク釈さんのドコ見て話したらいいのか分かりませんよ・・・ありがとうございます」と光一パンチ炸裂!
釈さんはセクシーなチューブトップでミニというギリギリの黒いドレスでした~。
石原さとみさんの苦労した点は「平良とみさんの琉球弁が難しいなって思いました。真剣に演じていたんですが編集ですごい遊んで頂いたので・・・」とのこと。
伊原さんは「胡散臭い役なんですよ。でも、今回ボクはちょっと常連客で出てるだけなんで・・・」と謙虚なコメント。
北大路さんには堤監督と光一さんの印象についてのご質問。その質問を受けている時、北大路さんはMCの方におふざけでにじりよっていました。
「すごく厳しいスケジュールで・・・」というと、監督が深々と頭を下げ謝罪。
「静から動、動から静に移る間合いが・・・、スタッフも、堂本さんも、釈さんも、石原さんも、全員が」と、伊原さんをわざと抜かしたので、そこで伊原さんから軽い突っ込みがあり・・・
「間合いが本当に素晴らしい。それにつられて、不安を忘れて、思い出深いワンカット、ワンカットになっています。」
「監督と堂本さんの集中力とスタミナにはビックリしました。腹に持っているパワーは、先日舞台をみせて貰って・・・、”SHOCK”!」と、タイトルを言うと大拍手が起こり、「あ~、ここに原点があるんだと思い切り納得しました。本当に感謝しています。」
こんなにも大御所の方なのに、若い光一さんや堤さんをあれだけ敬う姿勢には本当に恐れ入りました。
最後に監督に映画完成の完成を訊ねると、
「嬉しいですねぇ。伊原さんがオヤジギャグを言いますが、それが分かる人は年齢が高いです!もともとは、非常に真面目な企画で・・・、言い訳してどうすんだ!って感じですけど、日本人のスピリットを感じて貰えば嬉しいです」
現場の雰囲気は?
「キャストの皆さんからは、スケジュールきつかったねで・・・。申し訳ありませんでした。でも皆さん本当に活躍をしているので、お楽しみ頂きたいです」
その後、「少倶楽」の収録で参加できなかった中丸くんからのメッセージがVTRで紹介されていました。バストアップの映像で、襟の赤い衣装っぽいいでたちでした。
Part IIへ