日付は変わってしまいましたが、玉木宏くん主演の「真夏のオリオン」の完成披露試写会@東京国際フォーラムA、に行って参りました~!
ナマ玉子じゃなかった、ナマ玉木って初めてかも(きゃっ)。
やっぱりね~、前にも書いたかもしれませんが、役者さんて2パターンの方がおりまして、ハンパないオーラを感じる方と、ぶつかって「あっ、すんませんでした」って言って初めて気づくぐらいオーラが消えてる方っていう分類なんですけどね。
どちらのパターンも、皆さん役に入ればスゴイ演技されるんですよ。
それを普段消しているからこそスゴミが増す方と、普段からスゴさが漏れちゃってる人といるワケで・・・。
玉木くんは間違いなくオーラびんびん派の方でした。
美しいし・・・。
今日の登壇者は10名ぐらいいたんですが、その誰よりも、北川景子ちゃんよりも顔がちっさかった!
色が白くて、指がキレイで、エクボがセクシーで・・・。
松ケンと同じだ(笑)
でも、なぜ松ケンにはオーラがないのだろう??(彼は普段”消えてる”派です。笑)。
やっぱ、ギター弾いてギグやる人は違うね!
反面、平岡祐太くんのオーラのなさにはビックリしましたけど。もうちょっと、期待してたのにな
そして、これまでに見たどんな完成披露よりも、「完成披露らしい」セレモニー然とした舞台挨拶で、なんかものすごく「招待されてる感」があり恐縮しちゃいました(さすが、東宝!!でもメディアの数より関係者の数のが多いぞ!)。
映画の内容はと言うと・・・、うーん、コメントしがたいですね~。
なんかね、ちょっと薄っぺらかったかな。
もう少し豪華に戦闘シーンがあるとか、お涙ちょうだい的にするとか、極限状態にするとか、話がダブル進行するとかって”ヤマ”があると面白かったのかもしれないですけど、戦争映画としては人物像が上手く描き切れていなかったかも。
なんかね、「男たちの大和」と描き方が似ているだけに、比べると全てにおいて稚拙なんですよね。セリフも軽いし、なんか戦争版「ROOKIES」みたいなの。あと、敵と味方の無言の友情みたいな描き方も、余りにも突飛な気がするし、当時ルーキーだった元乗組員が語り部として回想していくとか、「そーいうの、もう見尽くしたからやめねぇ?」みたいな気になっちゃいました。人間魚雷の「回天」の話も、私は新聞のコラムで出撃できないまま終戦を迎えたクルーの手記を読んでいたので、なんかここだけは、もう少し重く描いて欲しかったです(日の丸特攻隊並に)。
ただ、それは逆に言えば、キャスト目当てで鑑賞される若い世代の方に太平洋戦争の歴史をアピールするには”ライト感覚”で良かったのかもしれません。流血も少ないし、余り人も死なないし。
やっぱり、若い女子は進んで戦争映画は見ないでしょうからね。
若い役者を使ったからこそ、若い層を取り込めるわけで・・・。
玉木ファン目線ということで比較してみても、先般、図らずも試写を見た「MW-ムウ-」の方が100倍良かったな~。
彼は、「真夏のオリオン」、「MW-ムウ-」、「のだめカンタービレ」と公開が続きますが、すべてメジャー作品なんですよね~。スゴイねー。
大抵は1本ぐらいが100館以下で興行するインディペンデント系だったりするのに、全てが300スクリーンクラスですからね。
玉木宏という役者のリーチは広いです。
その一方で、作品によって興行成績に大きく差が出るのも彼が歩んで来た道なんですよね~。トップとボトムの差が激しい。
それは、玉木宏が主演してるうんぬんじゃんくて、やっぱ「作品」そのものの評価なんだと思うんですよね。
この作品はと言うと・・・ちょっと残念です。