「新堂本兄弟」の謎に迫る!

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たまたま最近ハーレムに「新堂本兄弟」を見た方からアコースティックギターについての質問を頂きましたので、僭越ながらバンドマンと多くの交流を持つ、私うららが回答させて頂きまする。
キリエさんに映像素材をご提供頂き(笑)番組内容を確認した上での私なりの見解ですが、多少の思い違いもあることをご承知くださいませ。
また、これ以上に高度な質問が増えたら”正直しんどい”ので、どうかお手柔らかにお願いしまっせ。
Q. アリスが出演した際に、谷村さんが12本弦のあるギターを弾いていました。普通のギターとどう違うんですか?
A. 12弦ギターですね・・・。アコギのストロークに、よりインパクトを与えたい場合や、トリッキーで流麗なアルペジオを奏でる時に使われているようですが、6弦ギターの1本1本の弦を2本に割っているようなものなので、演奏方法は6弦とそれほど変わらないそうですよ。ただ、弦のテンションも高く、一度に2弦を抑えなければならないので、結構”指力”が必要らしいです(12弦を弾くときにはカポを使ってるギタリストが多いように思います)。音もちょっとクラッシックミュージックのようなドレープ感と哀愁があって、高音にも低音にも深みが出るんですよね~。
あとはもう、見た目のインパクト(笑)だと思います。
ハードロック、フォークロック、ギターポップ系のギタリストなら誰でも一本は持っているんじゃないでしょうかねぇ?
良く知られているのは、ボブ・ディラン、ジョージ・ハリスン(ビートルズ)、ジミー・ペイジ(レッド・ツェッペリン)、私のロックの師であるポール・ウェラーも「Wild Wood」という楽曲では必ず12弦を使っていますし、ウェラーのサポートをしているスティーブ・クラドックも使用してますな。
国内では谷村新司さんはじめ、フォーク出の方ならみんな使うんじゃないでしょうか?
野村のヨっちゃんさんも使っているのを見たことがあります。
なんか、例に挙げるのがオッサンギタリストばっかで申し訳ない(笑)。
リッチ-・ブラックモアなんて12弦のエレキ使ってた気がする(ここまで来ると全く目的が見えねぇ!)
予断ですが、ホールのないアコギとして有名なOvation(オベーション)は、12弦のサウンドを6弦で表現できるギターとして、ライブミュージシャンに好まれているんだそうですよ。
でも、やっぱりOvationも見た目重視じゃないかな~と(笑)。
腕も重要だけど、やっぱギタリストとて形から入るものですからねー。
こんなんでよろしいでしょうか??