「カムイ外伝」大ヒット?!御礼舞台挨拶

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あーあ、これでナマ松ケンともしばしお別れだな~。
しかし、今年はたくさん松体験ができて幸せでした!
その分、ジャニーズ体験がめっきり少なくなってしまいましたが・・・。
今夜の舞台挨拶は、通称”中押し”を呼ばれるプロモーションの一環ではありますが、そのタイトルが”大ヒット御礼舞台挨拶”ってのは哀愁が漂いすぎるよね。
だって、興収10億(しかも見込みだし)で大ヒットって、あり得ない・・・。
まぁ、固いことはさておいて、今夜の松ケンは小洒落たグレーの玉虫スーツに、襟にスタッズの付いた可愛いシャツを併せて登場。髪はノーマルな、やや右ワケのヒゲなし・・・クリーンなルックスに、ちょいとガックシ。
まず、監督から登壇者の紹介がありまして、この日はこれまでで発登壇となる、坂口征夫さん(なんか、彼女の元彼の兄さん、みたいな複雑な気分・・・) と、ダンサーの森山カイジじゃなくて、開次さんという、豪傑なサメ退治の渡衆(わたりしゅう)を演じたお二人が一緒。
森山さんはダンサーらしい風貌で、坂口さんはこれまた格闘家らしい風貌のお方でした。
坂口さんは映画初出演とのことで、いろいろと業界用語に戸惑われたそうで、夜の船上のシーンで監督に「動線に気をつけろ」と言われて、近くにあったワイヤーをどかしてしまったとか(笑)。
この話、よっぽど現場ではウケたらしく、松ケンは監督がエピソードを話している間中、後ろでクッククック涙浮かべてホッペ真っ赤にして笑ってました。
可愛いけど、人の失敗をそんなにまでして笑わんでも・・・。
で、森山さんが劇中披露した舞踏は急遽撮影現場で決定したことだそうで、我々ファンは雑誌なんかで監督がそう話していたのを読んでいたので周知のことだったんですが、肝心のカムイ本人は知らなかったそうで、「へぇ~、それ知らなかった」と純粋に驚いてましたね~。YOU、純粋すぎるやろーがい。
その舞踏というのが、森山さんがBGMに併せて1日で考えたそうで、「忍」という文字を描いているんだとか。
それを聞いて、またもや「へぇ~」の松ケン&お客さん。
せっかくだから踊ってもらおうと監督の鶴の一声で、華麗な舞を見せてくださいました。
「じゃ、ボクも・・・」と、なぜかヤル気マンマンな松山くん、坂口さんも加わって「忍びの舞」を披露することに。
これが、カックンカックンして、あのアクションをやりきった男とは思えない固い動きでござんした。
小栗くんのオタダンスぐらい動けてなかったな~(笑)。
でも、本人はいたって満足そうでした。
松山ケンイチという男は意外とサービス精神が旺盛というか、人生楽しまなきゃ損!ってタイプの人間ですね。
あの吸収力があるからこそ、何ごとも抵抗なくこなしてしまうんだろうな~。
監督は「まだまだ皆さんの応援が必要です」とおっしゃっていましたが、予想を遥かに超えて”時代劇”っていうのは興行的には非常に難しいんだなーってことを私も痛感しました。
ましてや、彼の怪我さえなければコストはもっと抑えられていたはずなので、その重責を最も感じているであろう松山ケンイチの心中を察すると、こちたの胸も苦しくなるワケですが、これはこれで一つの結果として受け止めるしかないですね~。結果的にはマツジュンの「隠し砦の三悪人」並となりそうで・・・。
ただ、海外番販は順調なようなので、この日もロッテルダムとドバイの両国際映画祭で上映が決定した旨の報告がありましたが、むしろ海外ウケするタイプの映画かもしれないので、少しでもカムイの魅力が伝わるといいな~って思いました。
今日、映画を見てつくづく感じたのがイイところはとことんイイんだけど、ダメな所もまた、これが、とことんダメなんですよね~。なので、プラスマイナスゼロっていうか、松ケンファンならば若干プラスに針は触れるにしても、やっぱり一般大衆にはアピールしにくかったのかな~と思いました。
いろいろ、ホントに深い所は深く描かれているんですけどね、いかんせん判りづらいの。
でも、私はカムイがやっぱり好きだし、それはこれまで松ケンが演じてきたキャラもの中では一番好きです。
なので、DVDのリリースを楽しみにしてるよん!