「アルゴ」を見たよ #eiga

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この頃、見たいな~と思える映画が余りなかったので、すっかり映画館から足が遠のいておりましたが、久方ぶりに洋画を見ましたですよ! ← もう、2~3週間前の話だけんども(汗)

      ※※ ネタバレ注意 ※※

試写を見た方たちの評価がめっちゃ高かったし、ワーナーさんが得意とするCM集中投下も気になっていたので、見てきました~。

おもろかった!

実話に基づくストーリーだけに、説得力はもちろんあるんですけど、「こんなことホントに上手く行くの?」と思えるほど”人質奪還作戦”が緻密さに欠けてて・・・。いや、ホントはもっとすったもんだ準備があったんだと思うんですが、そういうとこ端折ってあるので、そんな大雑把でええんかいな?と感じてしまいましたが、とにかく映画の作り方が巧いです!

ベン・アフレックが脚本・演出も手がけたそうですが、なかなかなエンターテインメント性とドキュメンタリーの重みとがバランス良くて、特にラスト40分ぐらいはもうわかってててもハラハラドキドキ。冒頭の大使館前の暴動も、あの人口はCGなんだかほんまもんのエキストらなんだか分からないほど迫力あって、スクリーンで見ているだけで一触即発の空気に恐怖感を覚えました。なんでも、たくさん”いる”のって怖いよね。このいかにもハリウッド的な手法にまんまとのまれてしまって、そっからは妙な緊張感と焦燥感に包まれっぱなしでした。

衣装や小道具、音楽に至るまで当時を忠実に再現していて、なまじっか知ってる時代だけに、彼の国のお話なのに、ちょっと懐かしかったりもして(汗)。
とことんキャストと映像をリアルに近づけていることがエンドロールで判ると、改めて現実にあった出来事なんだな~と実感。しかし、アメリカってすげぇな・・・と感心する反面、この映画そのものがプロパガンダにも思えてきて複雑な心境っす。

あくまで政治のお話なので万人ウケはしないと思いますけど、CG満載のファンタジーやドンパチ映画にうんざりしている洋画ファンには良い口直しになるかと。

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