年間視聴率GP帯 60周年のTBS民放3位躍進 フジ4位転落

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2015年の年間平均視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)が4日、判明。日本テレビが全日(午前6時~翌日午前0時)ゴールデン(午後7~10時)プライム(同7~11時)の各時間帯で首位になり、2年連続の「3冠」を達成した。一方、TBSがゴールデン・プライム(GP)で民放3位に躍進。フジテレビはGP帯で4位に転落したことが分かった。

対象は14年12月29日~16年1月3日。ゴールデンは(1)日本テレビ=12・6%(2)テレビ朝日=11・0%(3)TBS=9・8%(4)フジテレビ=9・2%。プライムは(1)日本テレビ=12・5%(2)テレビ朝日=11・2%(3)TBS=9・8%(4)フジテレビ=9・3%。

15年4月1日から60周年イヤーにTBSには、飛躍の年になった。10月期の「下町ロケット」が最終回22・3%と、15年の民放連続ドラマ最高の数字を記録。4月期の「天皇の料理番」も最終回17・7%とヒット。内容も高く評価され、日曜劇場(日曜後9・00)枠で「ドラマのTBS」の底力を示した。

バラエティーは、もともと堅調だった金曜の「爆報!THEフライデー」(後7・00)「ぴったんこカン・カン」(後7・56)「中居正広の金曜日のスマたちへ」(後9・00)に加え、「マツコの知らない世界」(火曜後9・00)、10月期から2時間枠に拡大した「ニンゲン観察バラエティ モニタリング」(木曜後7・56)が根付いてきた。 スポーツは8月に行われた「世界陸上」の中継が好調。女子マラソンが大会最高の平均19・9%、サニブラウン・ハキーム(16=東京・城西高2年)の男子200メートル決勝進出を懸けた準決勝が瞬間最高25・5%を記録するなどした。11月に行われた「世界野球プレミア12」も盛り上がり、準決勝・韓国戦は大会最高の平均25・2%をマークした。

2004~10年に7年間連続3冠に輝いたフジテレビは、まさかの民放4位(全日は民放3位)。4月改編でスタートした「直撃LIVEグッディ!」(月~金曜後1・55)「みんなのニュース」(月~金曜後3・50)が不調。連続ドラマで全話2桁を記録したのは1月期「デート~恋とはどんなものかしら~」「銭の戦争」、4月期「ようこそ、わが家へ」、10月期「5→9~私に恋したお坊さん~」だけ。新旧バラエティー番組も視聴習慣を獲得したとは言い難かった。

情報源: 年間視聴率GP帯 60周年のTBS民放3位躍進 フジ4位転落 |ニュース&エンタメ情報『Yomerumo』