キスマイ『KIS-MY-WORLD』が傑作である理由 サウンドの方向性から読み解く

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Kis-My-Ft2の新作『KIS-MY-WORLD』は、傑作である。キスマイは、これまで多様な楽曲を歌いこなし、さまざまな音楽的可能性を探っていた印象がある。もちろんダンス・ミュージックの印象が強かったが、そのなかでもユーロビートに近いもの、ミクスチャー成分の強いものなど、細かい方向性はさまざまであった。

本作『KIS-MY-WORLD』は、先行シングル「Thank youじゃん!」「Kiss魂」の流れを受けてか、音楽的な方向性が、ディスコ/ファンク~EDMのあいだでだいたい統一されている。その意味で、シンフォニックで速い4つ打ちの「Another Future」は、アルバム中ではむしろ、アクセントとして機能している。アルバム全体はもう少しディスコ/ファンク寄りと言える。「Thank youじゃん!」は、うねるベースラインと跳ねるピアノが印象的な、少しニューオリンズ風のファンキーなダンス・ミュージックである。重要なことは、鈴木おさむによる歌詞の俗っぽさとシンプルなメロディが歌謡曲感を担保していることで、この歌詞とメロディによってお茶の間サイズに整えられている。いまから振り返れば、来るべきアルバムの方向性を決定づけていくという点で、重要なシングル曲だった。

情報源: キスマイ『KIS-MY-WORLD』が傑作である理由 サウンドの方向性から読み解く – Real Sound|リアルサウンド