カンボジアで見たもの・・・

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実は、今月のアタマにカンボジアのアンコール・ワット遺跡を見に行っておりまして・・・、まぁ、遺跡以上にも様々インパクトのある国でございました。
カンボジアの北西部、タイとの国境に近いシュムリ・アップという都市に遺跡がたんまりあるわけですが、首都プノンペン辺りならば、まだ都会やもしれませんが、シュムリ・アップは地方都市なので本気(ポンゲ)のカンボジアがそこにあり、地雷原もございまして・・・いやはやスゴイところでした。
夜はすることがないので、ホテルでひたすら飲んでばっかいたので、こんな写真ばかりですが、ちょいと披露させて頂きます。
▽その名も「アンコール・ビール」。
アンコールビール
もう、この都市は(と言うか、国全体もそうだと思う)遺跡しか収入源がないと行っても過言ではないんですね。なので、ホテルの名前やら商品の名前は、みーんな”アンコール”が付きます(笑)。
このビールは軽めのラガーですが、それでもアルコールが5%あるので日本人向けですね。
▽右が「バイヨン・ビール」、左が「ABCビール」
カンボジアのビール
右のバイヨンは”アンコール・トム”という昔の都の中心部だった遺跡の名前。こちらも軽めのラガーですが、左のABCビールは(ここで何故遺跡から離れたネーミングになるのかは不明・笑)スタウトなのですが、アルコール分が8%もあって(思わず”アルコール”を”アンコール”と書きそうになった)、ギネスとか比べ物にならないぐらい重くて飲みきるのが大変でした。
あと、一応アサヒスーパードライとか、ハイネケン、バドワイザー、ギネスなどもあり、全て飲んでみましたが、どれも「あれっ?」という味わいでして・・・多分カンボジア仕様だからだと思いますが”なんちゃって”な感じ。
でも、日本で250円~300円ぐらいするこれらのビールが、カンボジアでは、わずかUS$1.5(¥140)ですからね、材料は違うに決まってるよね~。
ちなみに、4つ星ホテルに泊まったんですが、ミニバーのビールですらUS$3.00ですから!(ここでやっと日本の小売レベル)。
ちなみにアンコール・ビールは飲食店で$2.00~2.50、市価で$0.66です(¥60ぐらい)!
▽思わず買ったポテトチップ
権利問題がこわいお菓子
ホテル近くのコンビニで購入。
だって、トーレスとバラックとロナウドが一緒くたにされて商品のパッケージになるなんてあり得な~い!!。
くまなくパッケージを見回してもFIFAのロゴも、版権表記も一切なし!
でも、この商品はマレーシア製(なのに英語がない・・・すごい逃げ道!)でした。多分この国で、この3選手を知ってる人はいないと思うので、確実に外人観光客向けだと思います。
▽限定でなきゃ出せないと思う
そりゃ限定でしょ!?
一応、「Limited Edition」なんて書いてあるけど、そりゃそーだわな。
バカスカ作ったら足がつく。
ちなみに、HOT&SPICYフレーバーでしたが、ピリっとも何ともしない、ただのイモ味でした。
▽一番気に入った遺跡「バンテ・アイ・スレイ」
バンテアイスレイ
アンコール・ワットも勿論すばらしいのですが、私は時代がワットよりもう少し古い、こちらのバンテ・アイ・スレイの静かな雰囲気がすごく好きでした。石が赤砂岩だからレリーフも優美に見えますし。
大切な収入源である遺跡ですけど、国では保存する経済的な体力がない為、海外の研究チームに補修や保存を委ねているんですが、ほどんどが重厚な砂岩でできているんで、今にも落っこちそうで、実際ガラガラと崩れて原型をとどめていない遺跡もあるんです。ありゃ、もう何年も持たないと思いますね。
ミュージアムグッズみたいなものは皆無で、売り場もありません。
もちろん観光パスは見せないと入れませんが、遺跡はただ野ざらしでそこにあるだけ。現地に着いた途端に物売りの子供たちがたかってくるんですが、この子たちが売ってるお土産物しか買うものなんて何もないんです。
その代わり、ヘンなものは一切売ってなくて、市内のマーケットで売ってるみやげ物と同じ商品を割安で売ってます。ただ、余りにもひつこいので(教育も受けていない子たちなのに、5ヶ国語ぐらい操る!すごい!!)、私は絶対に笑顔を見せないようにして断っていました。日本人観光客はニコニコしながら断るので、脈があると思われていつまでもついてくる(笑)。
帰国してからつくづく後悔したのですが、彼らはいわゆる「貧民」ですよ。
別に物乞いをしているわけでもなく、ちゃんとビジネスとして物売りをしているんだから、高い物じゃあるまいし、たくさん買ってあげれば良かったな~って。子供の時でなきゃできないビジネス・モデルだし。
そーいや、バンテ・アイ・スレイには、岡田准一くんにソックリなちょっと大きなお兄ちゃんもいましたっけ。「どーしちゃったの?日焼けしてぇ~?」なんて声掛けそうになるくらい似てた(笑)。
なので、帰ってからですが、カンボジアの子供の教育支援団体と地雷撤去を推進しているNPOに、いくばくかチャリティーしました。自己満足の域を出ないイヤらしい行為だとは思いましたが、どんな金でもないより役に立つはずと信じ・・・。
あ~ぁ、現地の子に直接してあげれば良かったな~、ホント後悔。
でも、空港にもホテルにも寄付を募る箱とか一切ないのも何だか不思議。
せめて、地雷撲滅チャリティーBOXぐらい置こうよ~。
なんか、もっと書こうと思いましたが、長くなるのでこの辺で・・・。