たった2人なのに“特別な”グループ、KinKi Kidsの奇跡のバランスを考える

132

「絶対的エースがいる」とか「しゃべりのうまいメンバーがいる」とか、ジャニーズ内にはさまざまな「羨ましいポイント」のあるグループがある。だが、そんな中でも羨ましさしかないのが、KinKi Kidsだ。それをあらためて痛感したのは、10月30日に放送された『SONGSスペシャル  時を超える青春の歌 ~作詞家・松本隆の45年~』(NHK総合)。

80年代の歌謡界、ポップス界を席巻した松本隆が、90年代に入って発表作品が減っていた中、1996年、「17歳の2人の少年」が現れたことにより、青春の儚さと輝きをあらためて描いてみようと決意したという。それがKinKi Kidsであり、2人から「繊細な感性と同時に芯の強さを感じ取った」ことが松本作品最大のヒット曲「硝子の少年」を生んだという紹介がなされた。

この紹介だけで十分ゾクゾクするが、番組内では10代の彼ら、そして現在の彼らのパフォーマンスが披露され、おまけに、松本隆から2人に向けた、ラブレターとしか思えない「初めて書いたという手紙」が公表されたのだ。あまりに素晴らしいので、そのまま原文を引用させていただく。「人間は独立した点であって、点と点を線で結ぶと友達になる。だが点でも線でもない、点線のような人間関係があって、ぼくが昔やってた、『はっぴいえんど』なんかがそうだ。例えばぼくと大瀧(詠一)さんは、相手が生きてようと死んでようと、何も変わらない点線が引かれていて、それはもう永久に続く。おそらくKinKiの2人もそんな感じになるのではないか。ぼくはKinKiに、青春の壊れやすさと、その破片のキラキラ輝く感じと、何度壊されてもそこから立ち上がる魂の強さを書いてきた。その相反する複雑な美しさを忘れずに歌い継いでください」

ほかのどのアイドルグループにもないKinKi Kidsの「特別感」を再確認させられる手紙だ。では、なぜKinKiが特別なのか。以下にその一部を挙げてみたい。

◎「2人」で完成していること。 なにしろ2人しかいないのに、足りないところがなければ、余分なところもない。もともとジャニーさんは、まず中心になる子を決め、そこに異なるタイプやサポート役、「コネ or サプライズ枠」などを加え、グループを作っていくことがよく知られており、「最年少〇〇」「最多◯◯」「日本初の~」などにこだわるあまり、どんどん大人数になっていったり、デビュー後にもいじりまわしたりということになりがちだ。これについては、『ザ少年倶楽部プレミアム』(BSプレミアム、14年12月20日放送分)で「最初は4人とか6人とかになる予定だったの」「“KinKi Kids”だから、京都大阪三重とか(の出身者を)いろいろ集めて“KinKi Kids”にしたかったらしいんだけど、結局2人のまま増えなかったんだよね」などと堂本光一が語っていた経緯を考えても、「2人だけ」ということが、いかに特別であるかがよくわかる。

全文は以下にて。

情報源: たった2人なのに“特別な”グループ、KinKi Kidsの奇跡のバランスを考える|サイゾーウーマン