「官兵衛」最終回、総選挙で放送時間変更も…視聴率的には追い風?

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「官兵衛」最終回、総選挙で放送時間変更も…視聴率的には追い風? ― スポニチ Sponichi Annex 芸能.

安倍晋三首相が12月に衆院選を実施する意向を固め、自民、公明両党幹部に伝え、衆院を今月19日に解散する方針と「12月2日公示―14日投開票」を軸にした選挙日程案も提示していたことが12日、分かった。列島に突如吹いた“解散風”に、関係各所は大わらわ。来月14日はNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の最終回にも当たり、放送時間が変更となる可能性も。しかし、関係者は「むしろ注目度がアップするかも」と期待も寄せている。

 岡田准一主演の大河ドラマ「軍師官兵衛」は、春先に12%台まで下がった視聴率が夏以降V字回復中。今月9日放送回は平均視聴率が16・8%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)で、12月14日の最終回に向けて物語も盛り上がっている。

 そこに突如浮上してきた衆院解散、総選挙。過去に国政選挙の投開票が行われた場合、大河ドラマは1時間放送を早めて午後7時台に放送されるなどしてきた。2012年12月に行われた衆院選では、「平清盛」が同7時10分からの放送だった。

 同局関係者は「今回も時間を繰り上げて放送する可能性が高い。最終回ですし、定時ではないので視聴率に影響するか心配はある」としている。

 しかし、別の関係者は「むしろ選挙特番を見ようとテレビに注目が集まり、官兵衛の最終回もより多くの人に見てもらえるのではないか」と期待。選挙特番といえば、NHKを見る視聴者も多く、実際に12年は平均視聴率17・3%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録している。

 くしくもドラマの最終回で描かれるのは、戦国時代の天下分け目の決戦「関ケ原の戦い」。勝利した徳川家康が江戸時代という“長期安定政権”をつかみ取る展開は、今回の総選挙で安倍首相が描いているであろう今後に似通うものもある。「内容的にも選挙に重なる部分があるのでは」(同関係者)ということで、総選挙を追い風に変えたい構えだ。

 一方、投開票と日にちがぶつかることで、中止の可能性もあるイベントも出てきた。奈良市と天理市などでは12月14日に「奈良マラソン」を開催予定。両市や奈良県などが共催するが、実行委員事務局では「現状では、開催も含めて全て検討中としかお答えできない」とした。大会には市職員らも多く手伝いなどに出る予定だが、衆院選の投開票もあるとなると、会場や人繰りが用意できなくなる恐れがある。事務局関係者は「とにかく1週間、日程がずれてくれ…と祈りながら、各所対応に追われています」と焦ったように語っていた。

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