「十三人の刺客」「ミレニアム」映画評 レビュー 感想

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2作続けて非常に「S」なキャラが出る映画を見ました。
まずは「十三人の刺客」なんですけど、ネタバレ含みますので、ご注意下さい。
山田孝之くんのファンとしてはめっちゃ楽しみだったんですよ。
だって、時代劇には何作か出ているものの、ほんの少しの出番だったし、殺陣があったわけではないので、殺陣フェチな私としては、山Dの殺陣がめっちゃ楽しみだったんです。
しかも、フライヤーとかの画像では弓まで背負っていたから、この弓フェチな私としては、弓を射るシーンまであるんかいとそりゃあもう楽しみでございました。
映画はリメイク作品だし、監督は三池さんなので、映像や内容も間違いない事は言うまでもないのですが、それに加え、山D以外のキャスティングも超豪華だったので、てぐすね引いておりました。
まず見終わっての感想ですが、
まぁ、2回見なくてもいいかなって感じではありました。
ちょっとヘヴィー過ぎて。
1回は見れるけど、2回目だと
あんなシーンやこんなシーンをまた見るかと思うと
ちょっと辛い。
若い時なら全然大丈夫だったのですが、
年を経るごとに、自分だったらとか、家族だったらとか、友人だったら
とかって、つい置き換えて、フィクション、或いは芸術として愉しむというより、具体性と結びつける想像力が逞しくなって、あまり残酷なシーンが受け付けられなくなってきたんですよね。
それでも、孝之くんが出ているので、
彼の顔が時々(ほんと、時々なの~)映ると、目的を思い出して現実とセパレートできて大丈夫にはなるんですけどね。
決戦の冒頭は弓での攻撃でして、これがまたカッコイイのですよ。
あの弓を射る時のポーズがね。
狙っている目がステキなのと、射った後に手がぱーになるのが萌えるんでごわす。
「フジTV対抗ドラマ合戦」の時も、よくやってたじゃないですか?
主要なイケメンたちの弓射るポーズは全部録画してるくらいですからね。
その後は地上戦になって、刀対刀になるんですが、驚いたことに、中々孝ちゃんの殺陣のシーンがやってこないの。
その代わり、芹沢多摩雄みたいに素手でぶん殴るみたいな戦い方が多くて・・・
「クローズZEROIII」かよ、みたいな。
まぁ、カッコよかったすけど。
そうそう、クローズのキャストもいて、高岡曹輔くんとか、浪岡一喜くんとか。
鷲尾(浪岡くんね)がいつ寝返るのか?なんて思っちゃったり。
あと、「薄桜鬼」が決まった時に、沖田総司役に決まって、私が「だ~れ~?」って言ってた窪田正孝くんも出てて
いや~、この窪田くんは後に知る事となったのですが、めっちゃ木村了くんと共演してて、しかも一緒にCDまで出してたんですよね。
知らないってすごいね。
しかも、孝くんの後輩くんでした。
そんでもって殺陣のシーンというと、うららさんも語ってましたが、こうSHOCKとかで楽しめるような類じゃないんですよ。
唯一期待していた類の殺陣が楽しめたのは伊原剛志さんとか松方弘樹さんのシーンで、山ちゃんはあまり殺陣って感じじゃなかったですね。
他の人もほとんどそうなんですが・・・
刀持って、力で戦っているというか、本当に見た事がないスタイルの殺陣のシーンばかりでした。
それにしても、伊原さんと松方さんのご両人の殺陣シーンは素晴らしかったです。
特に松方さんなんて、さすがの域ですよ。私が言うのもなんですが。
もう身震いしましたもん。
それでも、十三人がいつどういう経緯で、またどういう順番で死んでいくのか?
山さんは死ぬのか?生き残るのか?
コウイチみたいに血だらけになっちゃうのか?
でも、頭が吹っ飛ぶのだけはやめて欲しいとか
ついファン目線で見ちゃうじゃないですか??
やっぱ最悪の事態を考えて、心構えをしなくちゃならないので。
それを思うと、吾郎ちゃんのファンの方々の心情はいくばくかと思いますよ・・・・・
ひとり足りないけど、先日の舞台「12人の優しい殺し屋」では、木村了くんなんか目の前で人体発火して何度も殺されましたからね。
まぁ、舞台だから実際に火は燃えてないけどさ。
やっぱファンなら死ぬシーンはそれなりに衝撃を受けるじゃないですか。
「十三人の刺客」のクライマックスの決戦の最後なんですが、生き残ったたーさんが、死体だらけの戦場をうろそろのんびり通るんですけどね、
あたしゃぁ、その辺の死んだ振りしている奴がすくっと起き上がって、山孝に斬りかかるんじゃないかと気が気じゃなくて生きてる心地がしなかったでやんすよ。
まぁ案の定、そんなシーンはあるんですけど、結局大事には至らず。
その後、山田さんの後方で橋が崩れ落ちるんですけど、あたしは唯一そのシーンでイスから飛び上がるくらい驚いてしまったでやんすよ。
ほら、キターーーーーー!!!ってね。
恥ずかしいったらないんですけど、多分そのシーンでびびってる人は山Dファンだと思って間違いないかと・・・・。
映画を見終わって思ったんですが、キャストなんて別に誰でも良かったんじゃねって。
まぁ、役所さんとか、そういうセリフの多い方は重要だったと思いますが、その他山田くんも含め、皆さん一様にセリフもシーンも少なくて、しかも終始決戦のシーンは誰が誰だかわかんないので、誰でも良かったんじゃないの?ってくらいの勢いでした。
もうね、血だらけ泥だらけだから、誰だかわかんないの。
山ちゃんは常に一番ちっさいから分かり易かったですけどね。
なんか、この映画を見る前に「ミレニアム」って映画を見ていて、その映画のインパクトが強烈過ぎてなんか、同じ様なサディスティックなサイコキャラが出てくるんで、なんかちょっと辟易してしまって・・・。
あー「十三人の刺客」の前になんか見なきゃよかった「ミレニアム」って感じでした。
それにしても吾郎ちゃんは良くあの役を受け入れましたね。
なんか彼って生まれながらなんかこう気品があるじゃないですか?
それがすごく活かされてた気がしました。
また、決戦の時なんかは、ただ立っているシーンとか多いんですが、
その立ち方が、なんか演技してない感じに、吾郎ちゃんの素のまま立ってるんですが、それがなんか殿っぽく浮いてて良かったです。
なんか全般的に期待していたレベルじゃなかったですが、とにかく三池ワールド全開なのでファンの方は是非。
ところで、
本日山っぺがブログを更新してくれたのですが、
なんか剛さんの分かり易いヴァージョンみたいな人生論が添えてあって勉強になったっす。
あと、変な怪しいスパム業者から届いたメールの電話番号に、わざわざ挑んで電話したらしいです。
変わった子や。
やめときゃいいのにん。
では。
また。

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