「シュアリー・サムデイ」レビュー

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初日舞台挨拶に行けなくて残念でしたが、7/24~25に追加で舞台挨拶が決まったので、いそいそと出かけて参りました。
本当に久しぶりの”ナマ栗”だったので、やっぱ「年に1度は小栗旬」だよな~と思ってしまいました。「クローズ」シリーズは全てのイベントの抽選が玉砕だったし(クスン)。
私が参加したのは、7/24のユナイテッドシネマズ豊洲でして、この日行われた最後の登壇の回でした。綾野剛くんと2人きりでしたが、上映終わりということで軽く挨拶した後は全て質疑応答。さすがに、もう見どころをPRしても、って感じだったので、気が利いてるな~って思いました。小栗くんだって、実際に映画を見た方がどんな所に着目しているのか気になるでしょうしね。
小栗監督はadidas x starwarsのプリントTシャツに、クロップ丈のジーンズをロールアップし黒い鼻緒の草履にブラック(チャーコールだったかも)のハットというファッション。シンプルながら彼が斬るとオシャレに見えてしまう・・・。一報の綾野くんボヘミアンな黒装束。黒ブチメガネに黒いハットで個性的。彼は本当に見たままの印象そのものですね。話し方とか立ち居振る舞いや声のトーンなど全てが期待を裏切らない独特の雰囲気を持ったお方でした。
質問は10個ぐらいあったのかなぁ~。答えが短くなってしまっても、ちゃんと話を広げて周辺情報も語ってくれる辺り、小栗くんの背中には重さはわからないまでも十字架がクッキリと見える感じ(笑)。ただね、会場にマイクがなかったので、質問がなんだか聞こえないこともあって、おぐりんの回答で空気読む感じでしたね~、そこは松竹宣伝部の方が質問を繰り返してあげても良かったんじゃないかな~。
山本Pがいらしてたので、後半におぐりんに促されて登壇。なんでも、舞台挨拶が終わるたびに「あれ言え、これ言わなきゃ」とダメ出しされていたそうで、だったら本人に喋って頂こうと、ということで舞台へ。さすがに社長さん(山本Pはおぐりんと綾野くんが所属するトライストーン・エンタの社長様です)だけあって、イイお話をされておりましたね~。具体的に憶えてないところが、あたくしらしいところでございますが・・・。
映画の感想はネタバレになるので、たたんでおきます。
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ざっくり言うと、気配り映画だったかな~。随所でね。
まず、映画の冒頭に出資各社のクレジット映像が流れるじゃないですか?!あそこで「いよ!松竹」とか小栗くんが掛け声かけるんですよ。お金出してくれてありがとうって感じ(笑)。
エンドクレジットも、役者の名前が出ている間は脇でNG映像が流れ続けているんですが、スタッフクレジットに入ると映像は消えるんです。スタッフひとりひとりの名前を見て欲しかったんじゃないでしょうかねぇ・・・、協力各所のクレジットもかなり大きかったし、監督の配慮が感じられました。
そして、本編でも、非常に丁寧にメインキャストの背景をキッチリ描くんです。誰か一人の映像が多くなるというようなことがなくて、カメラ割にしてもセリフの量にしても常に平均値が保たれている気がしました。考え過ぎかもしれませんけどね。だから、どのキャストのファンの方が見ても、おそらく満足の行く演技や表情や展開が用意されていると思います。
脚本は良くできているというか、一見チャラい内容にも一片の深みがあって、それは彼らがバクダン騒ぎを起こした事の罪深さにつながってるんですけど・・・。私がワンシーンだけ、すっごいジーンときたシーンがありまして、それがその一連のバクダン騒ぎを発端とした悲劇の顛末が語られるクダリでして、浮浪者役のナイナイの岡村さんが”携帯貸せ、携帯貸せ”というシーン。これがね、ものすごい悲しいシーンなんですよ。都会の闇を描いていると言っても過言ではないほどに。
バンドとか音楽って接点は、多分このストーリーには重要だったんだと思うんですけど、逆に薄っぺらくしてしまった気もして、諸刃の刃だったかな~とも。でも、男子目線で見たらシンパシーがあるのかもしれないんですけど、余りにもな常套手段なので、やっぱ役者としては百戦錬磨のおぐりんも、監督1本目ってのは直球で勝負してみたかったのかな~(笑)。
表現としては、セリフも含めやることなすことがいかにも素の男子っぽいんですけど、セットや小道具なども含め余りにも真っ直ぐ過ぎるので軽い驚きがありました。光の捉え方や色の出し方にはこだわりを感じましたけど。でも、変にイジったり、媚を売らなかったのは賢明だったと思うんです。反面、厳しい言い方をすると、あれだけの監督の熱意が100%映像に反映はされてなかったかも。ただ、2度目、3度目のチャンスは与えてあげたいなーって思うので、何とか目標興収には達して欲しいな。
少し説明がましいシーンが多いので、役者ひとりひとりをバランス良く描くことよりも、端折るところは思い切って端折って、例えばインパクトのある1カットの映像でそこまでのストーリーを見ている人に想像させる・・・って画だけで片づけても良い展開はあったかもって思いました。ちゃんと伝えたい気持ちは理解できるんですけど、このテの群像劇はテンポ命なところもあると思うので、もう少し疾走感が欲しかったかな。
あと、結局オトコってヤクザを描きたいものなのかしらん?って、つくづく思っちゃいました。小栗よ、オマエもか・・・みたいな(笑)。