ハーレムのウエストサイドストーリー特設ページです。
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最新情報
12/6(月) 初日公演に関する記事。サンスポGO!スポニチGO!ニッカンGO!報知GO!トーチュウGO!デイリーGO!
ワイドショー・オンエアログ: NTV「ズームイン朝」7:25頃、フジTV「めざましTV」7:40頃、TBS「ウォッチ」、フジテレビ「F2」、TV朝「やじうまプラス」、MXTV、ABC芸能ニュース
12/4(土) ピチレモン1月号に翔くんの記事が掲載
11/24(水) ジュニアの出演者が期間限定でjohnnys webの日記で近況をレポしてくれるそうです。
11/17(水) 大阪公演のチケット配達指定日は、11/29(月)となります。
11/15(月) 当選チケット発送日がjohnnys netにて更新。
東京公演12/04(土)〜12/16(木)は、11/20(土)配達指定日、12/17(金)〜12/30(木)は、11/24(水)配達指定日、大阪公演1/4(火)〜1/9(日)は、準備が出来次第順次発送となります。落選分の返金は、払出証書で発送済みとなっています。
11/2(火) 抽選結果は、全公演11/3(水)午前10:00よりサービス開始予定に変更になりました。
11/3(水) 映画「ウエストサイド物語」が放送されます。衛生第二 13:00-15:35
10月末 Top Stage」と「Look at Star!Ovation」の表紙と特集記事が掲載。「Look at Star!」はお勧めです。
10/30(土) 「あら技!」のエンディングで、プレイガイド情報の告知がありました。
10/29(金) FCチケットの当落確認は、全公演11/4(木)18:00〜開始予定
10/15(金) フジテレビサイトにWSS制作発表のコメントが掲載
9/29(水) 恵比寿ウエスティンホテルにて、記者会見。配役が発表になりました。

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舞台を見る前に予習〜ウエストサイドストーリーの時代背景

「ウエストサイドストーリー」は、1950年代のニューヨークのアッパーウエストサイド(大陸に面している側)が舞台のブロードウェーミュージカルで、1961年に映画化され世界的に大ヒットした作品です。ストーリーは、シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』がベースとなっているのですが、WSSではこの年代のニューヨークが直面していた“人種差別”という根深い社会問題をもテーマに取り入れていて、対立する2つのギャングキッズ達の抗争を通して、当時の若者達のライフスタイルがスピーディーかつロマンティックに描かれています。ロミオとジュリエットは対立する二つの名家の間に生まれた純愛が描かれていましたが、WSSは2つの対立する人種の間に生まれた純愛です。

ウエストサイドストーリーのロミオ的配役はトニー(櫻井翔くん)で、ジュリエットはマリア。キャプレット家がプエルトリコからの移民で構成されているシャーク団とすると、モンタギュー家がヨーロッパからの移民で構成されている白人系アメリカンのジェット団となるでしょう。ロミオとジュリエットでもWSSでも、ストーリーの核となっているは、2つの連鎖する殺傷事件です。ジェット団のリフ(大野智くん)を勢いあまって殺してしまったシャーク団のベルナルド(松本潤くん)は、ロミオの親友マキューシオがジュリエットのいとこであるティボルトに殺される場面の焼き直しであり、トニーがリフの報復としてベルナルドを殺してしまうくだりは、ロミオがティボルトを殺す場面と重なっています。両者のエンディングこそ違えど、人種差別によって争いが生じ、若い命が次々と無意味に失われ愛が引き裂かれるといった、人類にとっての永遠のカルマを描いているので、いつ見ても考えさせられるし、テーマに古さを感じないのです。
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オリビア・ハッセー主演
ロミオとジュリエット
ディカプリオ主演のネオストーリー
ロミオ&ジュリエット


そもそも何故このような人種差別問題が50年代のニューヨークに存在したのか?それは19世紀後期に終焉した米西(アメリカ・スペイン戦争)戦争が原因だと言えます。この戦争に勝利したアメリカ軍は、スペインの植民地だったプエルトリコを領有し、同時にプエルトリカンにアメリカ市民権が賦与されたのです。20世紀に入るとプエルトリコからの移民が増え続け、WSSの舞台にもなった1950年代には、プエルトリコ人の移民人口はピークに達したそうです。それに伴い、サルサやラテン・ポップという新しい音楽がニューヨークを中心に開花し、ラテン文化が台頭した反面、アングロアメリカンのラテンに対する人種差別行為や蔑視等が社会問題となっていったのです。当時のアッパーウエストサイドはスラム街であり、治安も良くなかったようですが、当時の雰囲気は現在のイーストヴィレッジに似ていると思います。

映画のWSSでは、トニー役をリチャード・ベイマーが演じたのですが、リチャード・ベイマーというと、「アンネの日記」のピーターというイメージが私の中では強いのですが、最近知った事になんとこの人は「ツイン・ピークス」のベンジャミン・ホーンだったんですね〜。もうビックリでした!!という事は、リフ役のラス・タンブリンも同じく「ツインピークス」に出演していた訳ですから(ドクター・ジャコービー役)、「ツインピークス」でのこの二人のキャスティングは意図的だったんでしょうねぇ。
ベルナルドを演じるジョージ・チャキリスはその名からも想像がつくようにギリシャ系アメリカンで、日本では一番人気が高かったそうです。彼はこの映画でアカデミー助演賞を受賞しています。マリア役のナタリー・ウッドは、ジェームズ・ディーンの代表作「理由なき反抗」のヒロイン役を演じた女優さんとしても有名です。81年に映画「ブレインストーム」の撮影中に、ヨットでの不慮の事故により43才で亡くなりました。

 嵐バージョンのウエストサイドストーリーの舞台を観劇される前に、少なくとも「ロミオとジュリエット」と、映画版「ウエストサイドストーリー」をご覧になってバックグラウンドを予習してから観劇されると、より一層舞台に引き込まれることと思います。




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グッズ情報 東京&大阪
パンフレット(A4変形サイズ) \3,000
ポスター(嵐集合、個人全7種) @\800
ポストカード(嵐集合、個人7種・全8枚組) \800
ショッピングバック \300
以下、timmyさんより。WSSなんでもBBSの方に詳細頂いております。


チケット情報 東京&大阪
SS \12,000 コンサート事務局からの申込みは、SSのみ
\10,000 申込締切は、10/8(金)
\8,000

※プレイガイド発売は、11月6日(東京公演)・11月7日(大阪公演) です。

東京公演テレドーム:0180-993-327
大阪公演テレドーム:0180-996-991


キャスト 配役 オリジナル映画での配役
大野智 Riff リフ(ニシキが演じた役) Russ Tamblyn(ツイン・ピークスでドクター・ジャコービー役)
櫻井翔 Tony トニー(ヒガシが演じた役) Richard Beymer(ツイン・ピークスでベンジャミン・ホーン役)
松本潤 Bernardo ベルナルド(克ちゃんが演じた役) George Chakiris
生田斗真 Action アクション Tony Mordente
風間俊介 Chino チノ Jose De Vega
山下翔央 A-Rab Aラブ David Winters
東新良和 Baby John ベイビー・ジョン Eliot Feld
マリア Maria 和音美桜(かずねみおう:宝塚宙組) Natalie Wood
アニータ Anita 天勢いづる(あませいづる:宝塚雪組) Rita Moreno


公演日程
2004年 @東京
12月 4日 17:30 プレビュー公演
5日 12:30 二宮くん、相葉くん 17:30
6日 18:30
7日 18:30
9日 13:30 18:30
10日 12:30
11日 12:30 17:30
12日 12:30
13日 18:30
14日 13:30 18:30
16日 13:30 18:30
17日 12:30
18日 12:30 17:30
19日 12:30
20日 12:30
21日 12:30 18:30
23日 12:30 17:30
24日 12:30
25日 12:30 17:30
26日 12:30
27日 18:30
28日 13:30 18:30
29日 18:30
30日 12:30
2005年 @大阪
1月 4日 18:30 プレビュー公演
5日 18:30
6日 13:30 18:30
7日 18:30
8日 12:30 17:30
9日 12:30 17:30







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ウエストサイドストーリー レビュー 2004年12月6日 at 青山劇場   by うらら

むかーし、昔、郷ひろみさんがジョージ・チャキリスに憧れて、コンサートで「Cool」を歌っていた時代がありました。それから、たのきんの俊ちゃんや少年隊へと引き継がれ、その度ごとに映画を見返して復習していた「ウエストサイド・ストーリー」。春に公演をした少年隊よりも、更に作品の実年齢に近いキャストで表現される今回の舞台は、世間一般的にも勿論注目されたことと思いますが、私の様な古参のジャニーズファンも否応なしに注目せざるを得ませんでした。とにかく、昔から綿々と見せられてきたスタンダードナンバーが、どのように嵐という体を借りて表現されるのか。生オーケストラにバレエダンスという、クラッシックな演出には一切手を加えることを許さず引き継がれてきた演目だけに、現代っ子の嵐がどのように時代と向き合うのか、正直言って演目にパワーがあり過ぎるだけに、彼らのライブアクションを想像しただけで内心ハラハラドキドキでした。

内容は、勿論これまでの演出をすべて踏襲しているので、セリフからダンスの振りつけなどは、かなり細部に至るまで映画で見ていた通りでした。ただ、ひとつ違うのは、リフとベルナルドが殺されてからジェッツのメンバーで演じる「Cool」を、決闘の前の話し合いの場面でリフを交えて演じられたところぐらいかな。あくまでも映画との比較対照なので、少年隊の時と比べてどうだったのかは分かりませんが・・・。日本では「Cool」が最も人気のあったナンバーだし、これをサブメンだけで演じるのは勿体ないですもんね。せっかくの見せ場なのでリフを入れたのでしょう。大野くんの♪Boy, boy, Crazy boy〜という歌い出しはゾクっとするほど素敵でした。大野くんは小柄なので、他の演者に囲まれるとどうしても埋もれてしまうのですが、不思議な器の大きさがあって、金髪だらけのキャストの中でもキラリと光彩を放っていました。ただ、ジェッツだシャークだと若者がたくさん入り乱れて、誰がどっちのグループなのか分かりにくくなるので、リフには冒頭からJETSと背中にプリントされたスタジャンを着せていましたね。そして、ダンスパーティのシーンでは、ジェッツメンバーが全員スタジャンを着用するので、リフを更に際立たせる為に黄色いジャケットを羽織らせていました。彼らの金髪、黄色いスタジャン、そして黄色いジャケットは白人を象徴するカラーだったのでしょうか。これと呼応するように、プエルトリコ人を演じるマツジュンを始めとしたシャークスは、みな衣装もブラック&ダークでアウトローな空気を創り出していました。ドーランもやや浅黒く、パンクロッカーのようなファッションを纏ったマツジュンは、舞台にいるだけで匂い立つような色艶を拡散しておりました。ダンスパーティのシーンで、ラメの入った黒い細みのスーツに赤いシャツといったファッションがとても良く似合っていて、女性なら例え彼の母親であっても悩殺されてしまうでしょうね。衣装について触れたので、トニーの衣装についても書いておこうかな。トニーは一貫して白い衣装に身を包んでいます。彼の真っ直ぐで無垢な純真さを現しているようで、それはそのまま翔くんのイメージに重なります。でも、ちょっと服のパターンが微妙なんだよねぇ。前半の衣装は袖を断ち切った白いシャツに水色のルーズタイ、後半は白いタンクトップに水色の半袖シャツや白いジャケットを合わせたりするのですが、どれもこれも朴訥過ぎて野暮ったいんですよ。2幕目のパンツいっちょのシーンはボーナスですけど(笑)。まぁ、これもオリジナル演出に忠実なだけなのですがね。斗真くんや東新くんの衣装にも言えるのですが、全体的にファションが古いのか新しいのか中途半端で、例えばマツジュンもヘアースタイルとか、スカルプリントのタンクトップとか、腕全体に明らかに現代風なモチーフのタトゥーを入れていたりと、全体的にパンクっぽいんですよ。これは確実にクラッシックではないので、モダンならもっとスタイリッシュに、そしてクラッシックに徹するなら50’Sをとことん追求して欲しかったな。タイトルのロゴは現代風のグラフィティなんですよね、だから余計に混乱しちゃう。

セットは箱庭のような3階建てのセットが対になっていて、時にはその2つのセットがピッタリとくっついて並び、ひとつの大きなセットになったりと多様に変化します。暗転しているうちにセットがすべて消えて広々としたダンスパーティ会場になったり、決闘のシーンとエンディングでは全面バスケットコートの金網だけになったり、2幕目には何一つセットも大道具もない空間だけで四次元的な広がりを演出したりして実に変化に富んだステージセットでした。照明などは特に凝った印象は受けませんでしたね。ここがクラッシックたるところなのでしょうか。現代劇であれば照明をもっと多用したのではないかと思います。

中でも感動したのは、やはり音楽です。
会場に入ると生オーケストラがチューニングをしている音が漂っていて、客席より一段下がったピットに沈んだオーケストラは豪華にさえ映ります。指揮者のタクトによって幕が開く演目を見たのは本当に久しぶりです。もちろん、ミュージカルですから、歌や踊りがセリフに代わってストーリーを進行させていくわけで、セリフを言っていたかと思うと、それが段々歌声に変わっていくという場面も多いんです。そんな場面ではオーケストラとの呼吸はどうやって取っているんだろう?なんて、素人くさい疑問もつい湧き上がってしまいます。オーケストラの音量に負けないように、演者は極小のワイヤレスマイクを耳にかけていますが、時折音楽に歌声がかき消されそうになる瞬間もありました。マツジュンはグループでしか歌わなかったかな。大ちゃんは何曲か中心となって歌いますが、彼のボーカルは非常に安定しているので(演技も同様)見ていて引き込まれます。何と言ってもボーカルが多いのはトニー役の翔くん。彼は声量があるので、もう少しトレーニングすれば(あるいは後半戦になれば)もっと声が出てくると思うんですよ。ボイストレーニングは勿論したからこそ、あれだけの発声が出来たのだと思いますが、低いトーンと高音に入る時に少し音を探してしまうところがあるので、両方のトーンにかかる時の声量を安定させれば更に良くなるでしょう。贔屓目かもしれないけど、意外に歌えていたので正直ホッとしました(笑)。首の血管を浮かせて手を広げて歌っている翔くんなんて、今度またいつ見られるかわからないですからねぇ、これはファンにとっても貴重な体験になったと思います。「マリア」にはまだ課題はあるとしても、「Tonight」や翔くんの登場シーンで歌う「Something’s Coming」や「The Rumble」はすごく良かったと思います。

マリア役の和音美桜さんは正統派ヅカボーカルと言った感じで、素晴らしく美しい声の持ち主。不思議なことに彼女と一緒に歌っていると、翔くんはひとりで歌っている時よりもずっといいボーカルができるんです。きっと、彼女の声に引っ張られるんでしょうね。そういう場面は歌だけでなく、ダンスのシーンでも多かったです。大ちゃんやマツジュンも、グループになればなるほど個々の動きが良くなるというか、キレが良くなるんですね。これは、やはり自分を際立たせようと意識するのか、周りの熱気に引っ張られているのか、いずれにしても見えない底力が顕在していると感じました。特にダンスパーティの「マンボ」は圧巻です!ここを見るだけでも、もう1回見る価値あるかも。ジュニアも含め、みんなまだまだ動きが硬くて、懸命にパキパキ踊っていて必死って感じなんですが、これは回を重ねて行けば自然に力が抜けてくるでしょうね。特にダンパシーンは楽しさを表現した方が、もっとムードが出ると思うので、余裕の笑顔で踊る姿が後半では見れるかもしれません。
全体的にこのミュージカルのダンスはクラッシックバレエがベースになっているので、指の先から足の先までキッチリ力を入れて表現しなければならないせいか、そこで硬さが出てしまうのかもしれません。でも、3人とも優雅で、跳躍も見事でしたし、着地も軽く、フォローも美しかったですよ。見始めは少しあの動きに慣れるまで大変でしたけど(笑)。できれば、歌よりもダンス中心に見て欲しいですね(苦笑)。でも、それがジャニーズ事務所所属の彼らの最大の魅力でもあると思いますから、その点は裏切られることはないと思います。それに、とにかく一生懸命丁寧に演じてくれるわけですよ。魂が籠もっているというか、誠実さが伝わるし、汗ダラダラで熱演している姿には感動します。

ただ、リフとベルナルドが刺されて死んでしまう場面や、最後にトニーがチノに撃たれて死んでしまう場面などがとても急ぎ足であっと言う間なんですね。まさに、この事件そのものがあっと言う間の出来事だった・・・と言えばそれまでなんですが、リフとベルナルドについては、もう少し二人の緊張感が高まっていく過程があった方がドラマチックだったかも。ドラマや映画だと間違いなくスローモーションというテンションを高めるエフェクトを使うのでしょうが。逆にあっと言う間に流れていくのがライブアクションの魅力なのかもしれないんですけどね、ちょっとあっけなかったかなぁ。しっかし、客席に背中を向けて倒れているマツジュンの体のラインの美しいことったら(笑)。実は密かな寝姿フェチなもんで、トニーが倒れた時は思わず双眼鏡で見ちゃった(恥)。プルルンと死んでいるトニーをジロジロ見ていたら、後方の座席から鼻をすする音が・・・「えっ、泣いてるの?」。ハッキリ言って“あり得な〜い”と思いましたけど(笑)、きっとその方はストーリーを知らなかったのかもしれませんね。だとしたら泣けるかも、だってこの結末は初心者には余りにも衝撃的ですもん。そう思うと、お客さんが感情移入できる間合いがキチンと取れていたのかもしれません。リフとベルナルドが死んだところで最初の幕が下りたので、同行したマツジュンファンのハーレムスタッフは「あー、終っちゃった」と思わず本音がポーロリッ。そんなこと言わないで!こっからがトニーの見せ場よーん、とノリノリなのは私だけでした。

2幕目で、自首する前にマリアにベルナルドを刺したことを謝罪に訪れたトニーが、マリアの「どこにも行かないで」という言葉に動かされて、どこか知らない所に行きたいという思いを込めて「Somewhere」をデュエットしますが、ここでセットがすべて取っ払われ、真っ白な幕だけの裸のステージになります。これまた白い衣装に身をつつんだダンサーたちがわらわらと出てきて見事なアンサンブルを見せます。その輪の中心にトニーとマリアがいて、それはあたかも時空を超えた空間のようでもあり、はたまた天国のようでもあり、まるで終末のトニーの死を暗示するかのようなスピリチュアル、かつ前衛的なシーンでした。リフとベルナルドも登場して、二人が死ぬ場面を時間軸を戻して空中で演じるので「天国」のように感じるのかもしれません。空中と言ってもワイヤーではなく、ダンサーに抱きかかえられてのいかにもバレエ的な演技なのですが。このくだりは、それまでの進行をガラっと変えてしまうようなメリハリを付けていると思います。しかし、このトニーという男、自首するつもりでマリアに会いに来たまでは良かったが、彼女に止められてあっさり自首を思い留まったばかりかベッドイン。いっくら愛してるから、ったってさー、今殺してきた相手の妹だよー、お天道さまが許しちゃくんねぇぜ〜。しかも、親友のリフが刺されたからって、すぐカッとなってベルナルド刺しちゃうし・・・トニーってダメダメじゃん!(別に翔くんのことではないので、翔くんファンの方は気にしないでね)。でも、舞台って意外にNGワード連発なんですね。アニータがドクの店にマリアの伝言を伝える場面では放送コードに引っかかるフレーズがたくさんあって、ちょっとハラハラしちゃった。

トニーが銃弾に倒れて、マリアが「なぜ殺し合うのか」と絶叫して舞台は幕を閉じます。それまでの軽やかなダンスシーンや華々しいミュージカルには似つかわしくない、非常に重い空気のまま幕を引くんです。これが、この戯曲のテーマであり、永遠に変わらない闘争を象徴しています。やりきれない思いを残して、舞台は観客に問いかけたまま終っていくのですが、その答えは果たして初演から50年近く経た現代でも、一体どこにあるのか知る術もありません。

最後に、少しジュニアくんたちのこともレポしておきましょう。
斗真くんは舞台慣れしているので、それほど心配はないのですが、まだ少しセリフをがなっているので“張って”いる感じがします。ただ、アクションという役柄自体が血の気の多い役なので、余り力が抜けてしまってもダメだとは思いますが。トニーを撃つシャークスのチノ役の風間俊介くんは、地味ながらもしっかり演技をしていて場に溶け込んでいました。マリアを見つめる時の嬉しそうな、そして愛おしそうな眼差しや、トニーを血眼になって探している時の表情などは役に入り込んでいるのが伝わります。この2名はカーテンコールの際にも準主役としてひとりひとり頭を下げてコールに応えてくれます。東新くんは、体力のいる動きが多かったように思いますね。小さい体ではありますが、ダンスもしっかりしているし、歌も上手だし、Baby Johnの使いっぱの雰囲気を良く出していたと思います。斗真くんはそれほど明るく染めてはいないのですが、東新くんと翔央くんは完璧な金髪なのでお人形さんみたいなの。劇中、後半にジュニアくんたちがフィーチャリングされた曲があって、風間くんだけはシャークスなので加わっていませんが、皆堂々としていて、これまでの舞台経験が着実に活かされていると思いました。そして、ビックリしたのは山下翔央くんの鍛えられた体!あのカワイイお顔に、あのマッチョな二の腕はギャップがあり過ぎる!意外にガタイがいいんで驚きました。こないだ金八先生見ていて、太陽くんの成長ぶりにも驚きましたが、翔央くんもおっきくなったねぇ〜。

最後に、この舞台が世間一般の(特に舞台好きの)方のシンパシーをそそることができるかと問われれば、決してそうではないと思います。限られた客層という大前提の中での興行であることは否めません。ただ、常に新しいことに挑戦していこうという姿勢や、この舞台を経験した上で今後の嵐がどう変わって行くのかなど、単に興行成績や批評だけでは推し量れないこともあると思います。今回の舞台はアーチストにも観客にも、エンターテインメントを学べるいい機会が提供されていたのではないかなぁと、オールドファンは思いましたよ。


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